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後場に注目すべき3つのポイント~全面高の展開で昨年来高値を更新

2024/1/15 12:31 FISCO
*12:31JST 後場に注目すべき3つのポイント~全面高の展開で昨年来高値を更新 15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は6日続伸、全面高の展開で昨年来高値を更新 ・ドル・円下げ渋り、一時145円23銭まで戻す ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は信越化学工業<4063> ■日経平均は6日続伸、全面高の展開で昨年来高値を更新 日経平均は6日続伸。先週末比293.62円高(+0.83%)の35870.73円(出来高概算7億8000万株)で前場の取引を終えている。 12日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は118.04ドル安(-0.31%)の37592.98ドル、ナスダックは2.58ポイント高(+0.02%)の14972.76ポイント、S&P500は3.59ポイント高(+0.07%)の4783.83ポイントで取引を終了した。12月生産者物価指数(PPI)が予想を下回り早期の利下げ期待に買われ、寄り付き後は上昇。その後、決算を受けた銀行株の下落が重しとなり下落に転じた。ただ、金利先安観にハイテクは底堅く推移し、相場全体の下値を支えた。ダウは終日軟調に推移したが、ナスダックは終盤にかけプラス圏を回復しまちまちで終了。 米国株が高安まちまちだったことから、東京市場は小動きで取引を開始した。日経平均は先週末終値水準でのもみ合いが続いていたが、10時頃からじりじりと上げ幅を拡大。今晩の米国市場が休場のため様子見ムードが強かったものの、大型株を中心とした東証プライム市場の勢いは変わらず。日経平均、TOPIXはともに昨年来高値を更新し、ほぼ高値引けで前場の取引を終えた。 日経平均採用銘柄では、12日に中国コンテナ船運賃指数が大幅に上昇したことから、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>が上場来高値を更新したほか、商船三井<9104>も買われた。また、強い日本株の上昇などが影響し、JPX<8697>、大和証G<8601>、野村<8604>も大幅高となった。また、先週末に決算を発表した安川電機<6506>は、寄付き後に下げ幅を広げる場面も見られたが、売り一巡後は切り返した。 一方、資生堂<4911>、サイバー<4751>が売られたほか、先週買われたソニーグループ<6758>が反落。なお、自動車関連は、トヨタ自<7203>が買われた一方、日産自<7201>、ホンダ<7267>が下落とまちまちだった。 セクターでは、海運業、証券・商品先物、その他金融業、鉱業、銀行業などが上昇した一方、空運業のみ下落した。 先週末はファーストリテ<9983>が日経平均をけん引し前日比500円超の大幅高となったが、東証プライム市場の6割は下落するいびつな地合いとなった。一方、本日は前場時点で東証プライム市場の7割超が上昇する全面高の展開となっている。今晩の米国市場が休場のため海外投資家の買いは鈍るとの観測のなか、足元の日本株の上昇を受けて、出遅れた投資家が買っている可能性はある。後場もこの勢いが継続となれば、36000円台乗せも視野に入ろう。前場マイナスで終えた東エレク<8035>が切り返してくると、日経平均36000円の現実味は増すこととなる。 ■ドル・円下げ渋り、一時145円23銭まで戻す 15日午前の東京市場でドル・円は144円88銭から145円23銭まで戻した。米国市場は休場となるため、ドル・円を含めた主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いた。144円台後半にはドル買い興味が残されており、ドルは下げ渋っている。 ユーロ・ドルはもみ合い。1.0941ドルから1.0967ドルで推移。ユーロ・円は伸び悩み。158円62銭から159円03銭で推移。 ■後場のチェック銘柄 ・ギグワークス<2375>、フィル・カンパニー<3267>など、13銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は信越化学工業<4063> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・12月マネーストックM3:前年比+1.7%(11月:+1.7%) 【要人発言】 ・林官房長官 「台湾とは非政府間の実務関係を維持し、交流の深化図る <国内> 特になし <海外> ・米国休場(キング牧師誕生日) 《CS》
関連銘柄 18件
2375 東証スタンダード
253
1/10 15:30
±0(%)
時価総額 5,593百万円
コールセンター等のBPO業務を人材確保、業務構築、品質管理まで一括で提供するオンデマンドエコノミー事業が主力。デジタルマーケティング事業等も。シェアリングエコノミー事業では既存店の稼働率向上を優先。 記:2024/10/11
3267 東証スタンダード
899
1/10 15:30
-28(%)
時価総額 5,194百万円
駐車場の上部空きスペースの活用を提案する空中店舗フィル・パーク、ガレージ付賃貸住宅「プレミアムガレージハウス」等を手掛ける。企画力などが強み。26.11期売上150億円目標。事業プロセス、組織改革を推進。 記:2024/10/29
4063 東証プライム
5,195
1/10 15:30
+7(%)
時価総額 10,398,790百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4751 東証プライム
1,065
1/10 15:30
-24.5(%)
時価総額 539,256百万円
インターネット広告事業が主力。運用型広告で国内首位。検索連動型広告に強み。ABEMA等のメディア事業、ゲーム事業、投資育成事業等も手掛ける。ABEMAはスポーツコンテンツの拡充、マネタイズを強化。 記:2024/08/26
4911 東証プライム
2,585
1/10 15:30
-46.5(%)
時価総額 1,034,000百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。26.12期コア営業利益率7%目標。グローバルでコスト構造改革図る。 記:2024/12/15
6506 東証プライム
4,271
1/10 15:30
+21(%)
時価総額 1,139,033百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6758 東証プライム
3,235
1/10 15:30
-10(%)
時価総額 20,196,422百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。ゲーム&ネットワークサービス分野は売上堅調。自社制作以外のゲームソフトウェア販売の増加などが寄与。 記:2024/12/08
7201 東証プライム
453.4
1/10 15:30
+3(%)
時価総額 1,913,672百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,932
1/10 15:30
-73(%)
時価総額 46,310,902百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,528.5
1/10 15:30
-25(%)
時価総額 8,070,480百万円
二輪・四輪車メーカー大手。1948年設立。二輪車は世界シェアトップ。除雪機や耕うん機、発電機などのパワープロダクツも手掛ける。エンジンなどに強み。EVラインナップ及び充電サービスの拡大などに取り組む。 記:2024/12/14
8035 東証プライム
27,025
1/10 15:30
-10(%)
時価総額 12,745,882百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
8601 東証プライム
1,010
1/10 15:30
-5(%)
時価総額 1,585,073百万円
業界2位の大和証券を中核とする持株会社。大和アセットマネジメント、大和総研、大和ネクスト銀行等も傘下に持つ。オンライントレード契約口座数は368万口座超。中計では27.3期経常利益2400億円以上目標。 記:2024/10/28
8604 東証プライム
899.1
1/10 15:30
-10.5(%)
時価総額 2,844,359百万円
国内最大級の総合証券「野村證券」を中核とする持株会社。野村アセットマネジメント、野村信託銀行なども傘下に持つ。預り資産は業界トップ。インベストメント・マネジメント部門では運用資産残高の拡大などに注力。 記:2024/11/27
8697 東証プライム
1,701.5
1/10 15:30
-20(%)
時価総額 1,777,349百万円
東京証券取引所グループ、大阪証券取引所の経営統合で2013年に誕生。東京商品取引所、日本証券クリアリング機構なども傘下に持つ。配当性向60%程度目標。金利関連デリバティブの利便性向上、流動性の強化図る。 記:2024/08/01
9101 東証プライム
4,973
1/10 15:30
-89(%)
時価総額 2,292,553百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。航空運送事業は貨物取扱量が増加、運賃単価は高水準。 記:2024/12/15
9104 東証プライム
5,309
1/10 15:30
-112(%)
時価総額 1,924,799百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。自動車船などは好調。運行費用増が重し。 記:2024/12/23
9107 東証プライム
2,074.5
1/10 15:30
-46.5(%)
時価総額 1,400,644百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。ドライバルクセグメントでは運航コスト削減、配船効率の向上図る。 記:2024/11/27
9983 東証プライム
48,700
1/10 15:30
-3,400(%)
時価総額 15,497,363百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25