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前場に注目すべき3つのポイント~全般こう着のなか、個人マネーは中小型株へ~

2023/11/30 8:33 FISCO
*08:33JST 前場に注目すべき3つのポイント~全般こう着のなか、個人マネーは中小型株へ~ 30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■全般こう着のなか、個人マネーは中小型株へ ■伊藤園、24/4上方修正 営業利益 232億円←210億円 ■前場の注目材料:ニデック、ロボ向け攻勢、中・大型減速機を増産、国内外で290億円投資 ■全般こう着のなか、個人マネーは中小型株へ 30日の日本株市場は、引き続きこう着の強い相場展開が見込まれる。29日の米国市場はNYダウが13ドル高、ナスダックは23ポイント安だった。7-9月期の国内総生産(GDP)改定値が予想以上に上方修正され、約2年ぶりの高い伸びを記録したことが材料視され買いが先行した。その後リッチモンド連銀のバーキン総裁が追加利上げの選択肢を除外したくないとの見解を示すと、相場は一時失速。ただ、来年の利下げ観測が根強く、さらにソフトランディング期待から買われる場面もみられた。終盤にかけては、地区連銀経済報告(ベージュブック)で経済活動の減速が報告されるとNYダウは上げ幅を縮小し、ナスダックは下落に転じるなど、まちまちの展開だった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比5円高の33275円。円相場は1ドル147円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、こう着感が強まりやすいなか、利益確定の売りが入りやすい需給状況になりそうである。日経平均は15日にマドを空けて上昇し、20日に33853.46円まで買われた後は、調整が継続している。ただし、マドを埋めずに高値圏での保ち合いが続いているためピーク感はない。先高期待は根強く、押し目待ち狙いの買い意欲は低下していないだろう。積極的な上値追いは限られるものの、短期的に売られる局面においては冷静に下値を拾う流れになりそうだ。 米長期金利の低下から為替市場では円高傾向を見せていることから、日米金利差を狙ったポジションのリバランスが意識されやすい。そのためバリュー株への利益確定の動きは入りやすいだろうが、年末は配当志向の物色も入りやすく、方向感をつかみづらくさせよう。ただし、リバランスの流れのなかで、ハイテク株を買い戻す動きが意識されやすく、相対的に日経平均型優位の展開に向かいそうである。 また、昨日はグロース250指数が1.4%近い上昇となり、チャート上でも75日線を支持線としたトレンドを形成した。相場全体がこう着感を強めるなか、明らかに出遅れている中小型株への水準訂正を見込んだ動きが入りやすいだろう。調整トレンドから脱せない銘柄が多く、自律反発の域は脱せない可能性はあるものの、トレンド転換を見せてきた中小型株については、個人主体の資金が集中する流れになりそうだ。 ■伊藤園、24/4上方修正 営業利益 232億円←210億円 伊藤園<2593>は2024年4月期業績予想の修正を発表。売上高は4400億円から4500億円、営業利益を210億円から232億円に上方修正した。第2四半期は、原材料等の高騰の影響はあったものの、国内外における行動制限等の解除に伴う人流の増加やインバウンド回復等による需要の回復が当初の見込みを上回った。また、製品構成の変化による収益性の改善、生産・物流等の効率化が順調に進捗したことにより、売上高、利益ともに、前回発表予想を上回る見込み。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(35430.42、+13.44) ・シカゴ日経先物は上昇(33275、大阪比+5) ・SOX指数は上昇(3753.36、+35.01) ・米原油先物は上昇(77.86、+1.45) ・米長期金利は低下 ・活発な自社株買い ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・ニデック<6594>ロボ向け攻勢、中・大型減速機を増産、国内外で290億円投資 ・トヨタ自<7203>デンソー株を一部売却、2900億円規模 ・ホンダ<7267>電動2輪に5000億円投資、30年までに30機種超投入 ・三菱重<7011>原子力機構、新試験研究炉の設置業務に選定 ・いすゞ自<7202>藤沢工場に電動車開発の実験棟、26年新設、400億円投資 ・豊田合成<7282>海水由来の繊維強化プラ開発、車軽量化に貢献 ・安川電機<6506>ロボ自身が動作計画・実行、5機種を来月投入 ・ヤマハ発<7272>低価格スカラロボにクリーンルーム向け追加 ・横河電機<6841>ベトナム社と協業、製造業のDX支援強化 ・アイロムG<2372>NTTコムとポイント会員に治験参加を募集、新薬の開発迅速化 ・ソニーG<6758>ソニーセミコン、532万画素の短波長赤外画像センサー開発 ・京セラ<6971>イネを屋内栽培、太陽に近い人工光、植物工場に提案 ・ニコン<7731>保証温度105℃のアブソリュートエンコーダー、全固体電池を搭載 ・アイコム<6820>欧拠点移転、独ヘッセンに本社・物流機能 ・クラボウ<3106>ブラジルで軟質ウレタンモールド生産2倍に ・鹿島<1812>建物使いながら超高強度RC造柱を補修、新技術 ・日揮HD<1963>旭化成などと、水素製造プラント設計で覚書締結 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 10月鉱工業生産速報値(前月比予想:+0.8%、9月:+0.5%) ・10:30 中村日銀審議委員あいさつ <海外> ・10:30 中・11月製造業PMI(予想:49.8、10月:49.5) ・10:30 中・11月非製造業PMI(予想:50.9、10月:50.6) 《ST》
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1812 東証プライム
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時価総額 1,409,661百万円
1840年創業のゼネコン大手。国内初の超高層ビル「霞が関ビル」を手掛けるなど超高層ビルに強み。六本木ヒルズ森タワーなどで実績。スエズ運河橋など海外でも実績。不動産開発事業など成長領域の拡大に注力。 記:2024/10/10
1963 東証プライム
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時価総額 339,711百万円
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2372 東証プライム
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時価総額 31,807百万円
治験実施施設を支援するSMO事業、製薬企業等の研究開発業務を支援するCRO事業が柱。先端医療事業、創薬事業、メディカルサポート事業等も手掛ける。SMO事業ではプライマリー領域の試験受託などを推進。 記:2024/10/13
2593 東証プライム
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時価総額 278,609百万円
清涼飲料メーカー。国内緑茶飲料市場でトップシェア。お~いお茶が主力。タリーズコーヒージャパンを傘下に収める。米国など海外展開も。中計では27.4期ROE10%以上目標。お~いお茶のグローバル化等に注力。 記:2024/06/04
3106 東証プライム
5,290
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時価総額 100,510百万円
1888年創業の大手繊維メーカー。衣料素材等の繊維事業、自動車内装材や断熱材等の化成品事業が柱。環境メカトロニクス事業、食品・サービス事業等も展開。半導体製造関連、機能フィルムなどの業容拡大に注力。 記:2024/10/11
6506 東証プライム
4,010
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時価総額 1,069,427百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6594 東証プライム
2,807.5
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時価総額 3,348,137百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6758 東証プライム
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時価総額 18,841,670百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6820 東証プライム
2,682
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時価総額 39,828百万円
無線通信機器メーカー。陸上業務用無線通信機器が主力。アマチュア無線通信機器、海上用無線通信機器、航空用無線通信機器等も。海外売上比率は約7割。海外市場における回線収入、ストックビジネスの拡大などに注力。 記:2024/10/10
6841 東証プライム
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時価総額 908,490百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
6971 東証プライム
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時価総額 2,243,054百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
7011 東証プライム
2,215
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-44(%)
時価総額 7,472,630百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7202 東証プライム
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時価総額 1,510,006百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
7203 東証プライム
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時価総額 40,608,912百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,292.5
11/27 15:30
-40.5(%)
時価総額 6,824,400百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7272 東証プライム
1,303.5
11/27 15:30
-39.5(%)
時価総額 1,369,525百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
7282 東証プライム
2,478.5
11/27 15:30
-94.5(%)
時価総額 316,291百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。エアバッグ等のセーフティシステム製品、ラジエータグリル等の内外装部品が主力。樹脂ターボダクト等も。トヨタグループ向け売上比率は6割超。米国で自動車用内外装部品の生産能力を増強。 記:2024/09/03
7731 東証プライム
1,787.5
11/27 15:30
-65(%)
時価総額 628,265百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28