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前場に注目すべき3つのポイント~割安な銘柄への物色が意識されやすく、押し目狙いのスタンスに~

2023/6/20 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~割安な銘柄への物色が意識されやすく、押し目狙いのスタンスに~ 20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■割安な銘柄への物色が意識されやすく、押し目狙いのスタンスに ■コーセル、23/5営業利益 75.2%増 49.26億円、24/5予想 9.4%増 53.92億円 ■前場の注目材料:アマダ、板金加工機向け自動化装置増産、フィンランドの生産能力2倍に ■割安な銘柄への物色が意識されやすく、押し目狙いのスタンスに 20日の日本株市場は、祝日明けの米国市場の動向を見極めたいとする模様眺めムードのなか、利益確定の売りが入りやすい相場展開になりそうだ。19日の米国市場は奴隷解放記念日の祝日で休場。欧州市場については、中国の景気刺激策が発表されなかったことが嫌気された。日経225先物のナイトセッションは、一時33550円まで買われる場面も見られたが、買い一巡後は売り優勢の展開となり、薄商いのなかで日中大阪比90円安の33320円で終えた。円相場は1ドル141円90銭台で推移している。 中国で景気刺激策が発表されなかった影響については、昨日の調整で織り込まれているとみられ、嫌気売りが強まる展開にはならないだろうが、日経225先物は徐々に節目の33000円に接近してきた。米国の祝日の影響から海外勢のフローは限られるとみられ、売り方にとっては短期的には仕掛けやすいタイミングになりそうだ。海外投資家による日本株選好の流れは継続しており、押し目待ち狙いの買いが意識されやすいと考えられるが、33000円辺りまでは慎重にさせそうだ。 そのため、33000円辺りまでは積極的な買いは期待しづらいだろう。一方で、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイは、三菱商事<8058>など5大商社株の保有比率を引き上げたと報じられており、平均8.5%以上となるようだ。最終的には5社それぞれ9.9%の株式を保有したいとの考えであり、株主総会に向けて思惑が高まりやすいと考えられる。割安な銘柄への物色が意識されやすく、押し目狙いのスタンスになるだろう。 日経平均はボリンジャーバンドの切り上がる+1σと+2σに沿ったトレンドを継続するなか、昨日の下落で+2σから下放れてきた。+1σは32766円辺りに上昇してきており、同水準までの調整は意識されやすいものの、この水準が押し目狙いのタイミングになりそうである。もっとも、売り方にとっても祝日明けの米国市場の動向は気掛かりであり、早めにカバーしておきたいところでもある。日経平均が底堅い値動きをみせてくるようだと、前日の調整に対する買い戻しの動きが強まる可能性もあるだろう。 ■コーセル、23/5営業利益 75.2%増 49.26億円、24/5予想 9.4%増 53.92億円 コーセル<6905>が発表した2023年5月期業績は、売上高が前期比25.6%増の352.66億円、営業利益は同75.2%増の49.26億円だった。昨年12月に上昇修正した計画値を大幅に超過しての着地だった。24年5月期業績は、売上高が前期比7.7%増の380億円、営業利益は同9.4%増の53.92億円を計画。コンセンサス(49億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・1ドル=141.80-90円 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・アマダ<6113>板金加工機向け自動化装置増産、フィンランドの生産能力2倍に ・ゼンリン<9474>グループ会社が三井E&Sとインフラ点検アプリ開発 ・出光興産<5019>全固体電池電解質の生産能力増強、来年度めど数倍 ・ヤマトHD<9064>日本郵政とメール便などで協業、クロネコDM便は終了 ・ローム<6963>SiC半導体長期供給、独ヴィテスコと契約 ・アズビル<6845>関西電力と、設備異常検知AIシステム開発で提携 ・三井物産<8031>香港Web3企業と提携、炭素取引など新事業 ・スカパーJSATHD<9412>伊藤忠とカタールで海上オイル漏れ検知サービス、衛星画像活用 ・古河電工<5801>メキシコで車向けアルミ組み電線生産、北米需要に対応 ・日本製紙<3863>CNF強化樹脂で3D造形専用材開発、車部品など向け供給 ・石油資源開発<1662>JFEなど3社とCO2回収・貯留で協業 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:15 中・1年物ローンプライムレート(現行3.65%) ・10:30 豪準備銀行6月理事会議事要旨 《ST》
関連銘柄 13件
1662 東証プライム
1,090
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時価総額 280,130百万円
石油開発最大手。日本政府が筆頭株主。北海道、秋田県、山形県、新潟県に油ガス田を保有。海外はイラク・ガラフ油田など。E&P事業は売上伸長。北米、中東における原油販売量の増加が寄与。人件費増が重し。 記:2024/09/04
3863 東証プライム
848
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 98,584百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷・情報用紙、家庭紙等を手掛ける。「クリネックス」、「スコッティ」ブランド等を展開。エネルギー事業等も。生活関連事業の収益力強化、グラフィック用紙事業の競争力強化等に注力。 記:2024/06/15
5019 東証プライム
1,030.5
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 1,435,118百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5801 東証プライム
6,351
11/22 15:30
+126(%)
時価総額 448,806百万円
国内電線大手。1884年創業。ワイヤハーネス、電線等の電装エレクトロニクス部門が柱。光ファイバ・ケーブル、通信用波長可変光源などで世界トップクラス。情報通信ソリューション部門では製販体制の強化図る。 記:2024/08/26
6113 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+23.5(%)
時価総額 504,168百万円
金属加工機械メーカー。板金加工機械で国内トップシェア。溶接機や研削盤、プレスマシン等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。配当性向50%目安。受注残高は高水準。中計では26.3期売上高4000億円目標。 記:2024/06/13
6845 東証プライム
1,232.5
11/22 15:30
+16.5(%)
時価総額 697,636百万円
1906年創業の総合オートメーションメーカー。建物向けシステム製品、工場・プラント向け製品・サービス等を手掛ける。川崎市役所本庁舎などで納入実績。ビルディングオートメーション事業では他社協業などを推進。 記:2024/10/14
6905 東証プライム
1,197
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 49,300百万円
電源、ノイズフィルタメーカー。富山県富山市に本社。ユニット電源、オンボード電源、ノイズフィルタ等の製造・販売を行う。標準電源で国内シェアトップクラス。訪問営業による拡販、重点顧客への提案活動等に注力。 記:2024/10/05
6963 東証プライム
1,414
11/22 15:30
-32.5(%)
時価総額 570,917百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8058 東証プライム
2,646.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9064 東証プライム
1,726
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 622,216百万円
宅配便国内最大手。クロネコヤマトの宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。クロネコメンバーズの登録者数は5000万人超。宅急便ネットワークの強靭化図る。27.3期営業利益1200〜1600億円目標。 記:2024/06/07
852
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 253,624百万円
スカパーJSATを中核とする持株会社。衛星通信事業や宇宙関連事業、放送・配信事業、FTTH事業を手掛ける。静止衛星を保有・運用する世界有数の衛星通信事業者。衛星画像販売サービスの強化等で収益拡大図る。 記:2024/07/05
9474 東証プライム
816
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 46,758百万円
住宅地図等のプロダクト事業、高精度空間データ等のオートモーティブ事業、IoTソリューション等を手掛ける。地図データで国内トップクラスのシェア。DOE3%以上目標。今期はストックビジネスの拡大等を見込む。 記:2024/06/18