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前場に注目すべき3つのポイント~こう着のなかで、個人主体の中小型株への物色は活発化~

2022/10/6 8:44 FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~こう着のなかで、個人主体の中小型株への物色は活発化~ 6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:こう着のなかで、個人主体の中小型株への物色は活発化 ■イオン、2Q営業利益 23.3%増 958億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:みずほ、みずほ証券経由で楽天証に800億円出資、デジタル経済圏拡大 ■こう着のなかで、個人主体の中小型株への物色は活発化 6日の日本株市場は、日経平均の27000円を挟んでの、こう着感が強まりそうである。5日の米国市場はNYダウが42ドル安だった。9月の米ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことから、前日までの米連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げ観測が緩まるといった期待が後退し、長期金利の上昇を受けて利益確定の売りが優勢となった。また、FRB高官が依然タカ派姿勢を維持し来年の利下げといった市場の憶測を否定したため売りが再燃した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円安の27020円。円相場は1ドル144円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行で始まりそうだ。ISM非製造業景況指数を受けて売りが優勢となるなど、引き続き経済指標の結果に振らされやすい需給状況のなか、7日の米雇用統計の結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいだろう。そのため、短期的な売買が中心になりやすく、直近で強いリバウンドを見せていた銘柄などには、いったん利益を確定する動きに向いやすいと考えられる。 ただし、NYダウは3万ドル割れの局面では押し目買いの動きが見られており、売り方にとってはポジションを圧縮する動きが意識されよう。また、日経225先物は一時26840円まで売られる場面が見られたものの、終値は日中比10円安の27070円と27000円を上回っている。日経平均は27000円水準での底堅さが見込まれ、同水準を下回る局面においては押し目待ち狙いの買いが意識されそうだ。 また、米国では主要な株価指数は下落となったものの、半導体SOX指数は上昇しており、足元で売り込まれていたハイテク株などを見直す動きが入りやすく、日経平均の下支えになりそうだ。そのほか、日経平均は25日、75日線が抵抗線として意識される一方で、マザーズ指数は一昨日のマドを空けての上昇で75日線を突破し、昨日は25日線をクリアしてきており、個人主体の中小型株への物色は活発化してきそうだ。また、直近IPO銘柄の出直りも目立ってきており、高値更新で需給が大きく改善している銘柄などへは、引き続き値幅取り狙いの動きを強めよう。 ■イオン、2Q営業利益 23.3%増 958億円、コンセンサス上回る イオン<8267>が発表した2Q業績は、営業収益が前年同期比3.3%増の4兆4871.84億円、営業利益は同23.3%増の958.77億円だった。コンセンサス(935億円程度)を上回った。価格据え置きの取り組みにより、食品主要カテゴリーでは売上高が約3割増になるなど、新たにトップバリュを試してみようという顧客の拡大につながった。トップバリュプレミアム生ビールは、発売5カ月で販売本数が約7百万本突破を記録した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27120.53、+128.32) ・1ドル=144.60-70円 ・SOX指数は上昇(2523.61、+23.50) ・VIX指数は低下(28.55、-0.52) ・米原油先物は上昇(87.76、+1.24) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・みずほ<8411>みずほ証券経由で楽天証に800億円出資、デジタル経済圏拡大 ・キヤノン<7751>栃木に半導体露光装置の新工場、500億円投資 ・ダイキン<6367>ドイツでヒートポンプ暖房室内機増産、25年めど能力3倍 ・スズキ<7269>米でCVCファンド、140億円出資、新興との協業・事業創出推進 ・京セラ<6971>長寿命旋削チップ投入、CBN母材に独自被膜 ・日本精工<6471>「象限突起」抑制、加工機用ボールネジ開発 ・明電舎<6508>中国法人、来年度のGIS用避雷器出荷2000台、インフラ向け需要堅調 ・BIPROGY<8056>新プロジェクト立ち上げ、事業創出を伴走支援 ・帝人<3401>医療機関業務支援のスリーサニーを完全子会社化、介護向け拡大 ・日本新薬<4516>てんかん発作薬「フィンテプラ」承認、ドラベ症候群向け ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・09:30 豪・8月貿易収支(予想:+100.00億豪ドル、7月:+87.33億豪ドル) 《ST》
関連銘柄 11件
3401 東証プライム
1,324
11/28 15:30
+0.5(%)
時価総額 262,091百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
4516 東証プライム
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時価総額 308,261百万円
中堅製薬メーカー。1919年創立。泌尿器科、血液内科、難病・希少疾患、婦人科が注力領域。サプリメントなど機能食品事業も。デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤などは順調。29.3期売上高2300億円目標。 記:2024/06/18
6367 東証プライム
18,155
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時価総額 5,321,485百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6471 東証プライム
658.1
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時価総額 329,050百万円
独立系ベアリングメーカー。1916年設立。ベアリングで国内トップシェア、世界シェアは3位。産業機械事業、自動車事業が柱。配当性向は30~50%目標。25.3期は産業機械事業における拡販などを見込む。 記:2024/07/26
6508 東証プライム
3,925
11/28 15:30
+100(%)
時価総額 178,697百万円
中堅重電メーカー。1897年創業。変電・配電システムや発電システム、電鉄用システム、上下水道プラント用設備、半導体製造分野向け機器等を手掛ける。変電事業は北米などの需要増、収益性改善策の寄与で順調。 記:2024/06/15
6971 東証プライム
1,479.5
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時価総額 2,234,746百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
7269 東証プライム
1,590
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時価総額 3,123,692百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7751 東証プライム
4,913
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時価総額 6,552,778百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8056 東証プライム
4,562
11/28 15:30
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時価総額 459,229百万円
大手システムインテグレーター。旧社名は日本ユニシス。大日本印刷の持分法適用会社。金融向けに強み。配当性向40%目処。金融分野はフルバンキングシステム等の売上が拡大。27.3期売上高4200億円目標。 記:2024/06/13
8267 東証プライム
3,614
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+81(%)
時価総額 3,151,137百万円
流通大手。総合スーパーを軸に、食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを手掛ける。アセアンなどアジアでも事業展開。GMS事業では食品PB中心に低価格戦略実施。SM事業では地域オリジナル商品を拡充。 記:2024/10/24
3,725
11/28 15:30
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時価総額 9,458,706百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27