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日経平均は3日ぶりに反落、鉄鋼や銀行など内需株が下支え

2024/2/27 12:13 FISCO
*12:13JST 日経平均は3日ぶりに反落、鉄鋼や銀行など内需株が下支え  日経平均は3日ぶりに反落。前日比59.79円安(-0.15%)の39173.92円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えている。  26日の米国市場は下落。ダウ平均は62.30ドル安(-0.16%)の39069.23ドル、ナスダックは20.57ポイント安(-0.13%)の15976.25、S&P500は19.27ポイント安(-0.38%)の5069.53で取引を終了した。先週の相場の流れを継いで半導体セクターへの期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、過去最高値付近からの利益確定売り意欲も強く、ダウは下落に転じた。ナスダックも長期金利の上昇に連れ失速し、プラス圏を維持できず下落で終了。  米国株が弱かったものの、先高感の強い地合いは継続しており、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き後の日経平均は一時39426.29円と取引時間ベースの史上最高値を連日で更新したが、11時以降、先物を中心にやや売りが膨らみ、日経平均は前日比マイナス圏で前場の取引を終えた。一方、TOPIXは前日比プラス圏を維持していることから、日本株全体の売り圧力はさほど強まっていない様子。  日経平均採用銘柄では、朝方買われたアドバンテスト<6857>がマイナス圏に突入後、下げ幅を拡大。また、足元買われていたレゾナック<4004>も反落となった。このほか、スズキ<7269>、住友不動産<8830>、TDK<6762>が売られた。日経平均採用以外では、三井E&S<7003>、明和産業<8103>が大幅安となった。  一方、半導体装置向けに全固定電池を始めて受注したと報じられたことで日立造船<7004>が大幅続伸。また、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>も続伸したほか、神戸製鋼所<5406>、JFEホールディングス<5411>、日本製鉄<5401>など鉄鋼関連が買われた。日経平均採用以外では、ACCESS<4813>、帝国繊維<3302>が買い優勢となった。  セクターでは、海運業、陸運業、空運業、小売業、食料品などが下落した一方、鉄鋼、銀行業、証券・商品先物、機械、倉庫・運輸関連などが上昇した。  前場の終値のNT倍率は14.60倍まで縮小しており、日経平均の過熱感はやや和らいでいる。本日は、鉄鋼株のほか、三井住友<8316>、みずほ<8411>など銀行株の上昇が目立つなど内需関連に物色が向かっている様子。値がさ半導体関連のみ大幅高していた歪な構図は徐々に是正されている。物色の対象が内需株にも広がったことで安心感もある。後場、内需株の下支えによって日経平均が39000円台を維持できるか注目したい。 《AK》
関連銘柄 16件
3302 東証プライム
2,453
11/28 15:30
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時価総額 67,516百万円
消防用ホースや防災資機材、防災車輛等を手掛ける防災事業が柱。消防用ホースで国内トップシェア。高機能繊維やリネン製品の製造・販売を行う繊維事業等も。高機能繊維は資材分野で新規用途及び市場の開拓を図る。 記:2024/10/24
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時価総額 765,860百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4813 東証プライム
1,244
11/28 15:30
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時価総額 49,303百万円
Whitebox向けネットワークOS等のネットワーク事業、IoT事業、ブラウザコンポーネントの提供等のWebプラットフォーム事業を手掛ける。IoT分野は成長。ネットワーク事業を注力分野に位置付け。 記:2024/10/21
5401 東証プライム
3,069
11/28 15:30
+36(%)
時価総額 2,916,535百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5406 東証プライム
1,550.5
11/28 15:30
+7(%)
時価総額 614,534百万円
1905年創業の鉄鋼大手。鋳鍛鋼製品等の素形材、製鉄プラント等のエンジニアリング、油圧ショベル等の建設機械、電力事業等も手掛ける。等方圧加圧装置で世界トップシェア。鉄鋼部門では引き続き価格転嫁を推進。 記:2024/06/18
5411 東証プライム
1,715
11/28 15:30
+14.5(%)
時価総額 1,096,636百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
6762 東証プライム
1,917.5
11/28 15:30
+45.5(%)
時価総額 3,727,352百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
8,210
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時価総額 6,290,018百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7003 東証プライム
1,593
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時価総額 164,237百万円
舶用エンジン、コンテナクレーン等を手掛ける総合重工メーカー。1917年に旧三井物産造船部として創業。舶用大型エンジン、港湾クレーンで国内トップシェア。舶用推進、港湾物流の中核事業中心に収益力強化進める。 記:2024/10/12
7004 東証プライム
944
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時価総額 160,683百万円
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7269 東証プライム
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時価総額 3,123,692百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
8103 東証プライム
629
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時価総額 26,280百万円
三菱グループの商社。レアアース・レアメタル、断熱材、潤滑油、フィルム製品、合成樹脂製品、電池材料などを取り扱う。配当性向は50%基本。モビリティ、環境等が注力領域。LiB材料事業の推進などに取り組む。 記:2024/07/29
3,646
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+66(%)
時価総額 14,308,844百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
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時価総額 779,270百万円
福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行、福岡中央銀行などを傘下に収める持株会社。国内最大規模の地域金融機関。総資産は32兆円超。スマホ専業のみんなの銀行などを育成。デジタルチャネルの拡充などに取り組む。 記:2024/08/01
3,725
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+25(%)
時価総額 9,458,706百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
8830 東証プライム
4,573
11/28 15:30
+17(%)
時価総額 2,177,141百万円
大手総合不動産会社。住友本社の不動産部門を継承する会社として1949年に設立。東京都心部を中心にオフィスビル230棟超を管理・運営。不動産販売やリフォーム等も。六本木五丁目、飯田橋など進行中の案件は豊富。 記:2024/07/07