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日経平均は7日ぶりの反落、利益確定売りも円安を材料に下げ幅縮小

2024/1/16 12:12 FISCO
*12:12JST 日経平均は7日ぶりの反落、利益確定売りも円安を材料に下げ幅縮小  日経平均は7日ぶりの反落。前日比109.73円安(-0.31%)の35792.06円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。  15日の米国株式市場は、キング牧師生誕記念日に伴い休場。欧州市場は軟調に推移、欧州中央銀行(ECB)が市場の想定ほど早期には利下げに動かない可能性が意識されたことや、銀行株などが売られて主要株価指数は下落した。  米国株式市場の休場を受けて、日経平均は前日終値水準で取引を開始。寄り付き直後は、方向感に乏しい展開となったが、ソニーグループ<6758>、キーエンス<6861>などTOPIXコア30銘柄がやや売られたこともあり、35500円台まで下落する場面が見られた。ただ、売り一巡後は、為替市場で1ドル146円台と円安ドル高が進んだこともあり、35700円台まで下げ幅を縮小し前場の取引を終えた。  日経平均採用銘柄では、英国での大冤罪事件のドラマ化で批判が再燃している富士通<6702>が引き続きさえないほか、大日本印刷<7912>、TOPPAN<7911>も弱い、また、任天堂<7974>、東エレク<8035>も売られた。その他の銘柄では、テラスカイ<3915>、日本国土開発<1887>、FPパートナー<7388>が決算に絡んで売り優勢となった。  一方、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>など海運株が引き続き強い動きを見せたほか、新しい少額投資非課税制度(NISA)への期待感などから、野村<8604>も上昇。また、鹿島建設<1812>、京セラ<6971>もしっかり。  セクターでは、水産・農林業、繊維製品、その他製品、非鉄金属、倉庫・運輸関連などが下落した一方、海運業、証券・商品先物、鉱業、その他金融業の4セクターのみ上昇した。  後場の日経平均は為替の円安ドル高を材料に切り返す可能性もあるが、足元の急騰を受けて、利益確定が入るのは想定線と言えよう。前場は、米国株式市場が休場で売買材料に欠ける地合いとなったが、東証プライム市場の売買代金は既に2兆円を超えている。本日も4兆円を超えれば6営業日連続となることから、商い活況はポジティブな材料となる。また、本日は東証グロース市場が小幅ながら上昇していることから循環物色も確認できる。日経平均、TOPIX反落ではあるが、日本株のモメンタムは良好と言えよう。 《AK》
関連銘柄 16件
1812 東証プライム
2,881
12/30 15:30
-10.5(%)
時価総額 1,523,058百万円
1840年創業のゼネコン大手。国内初の超高層ビル「霞が関ビル」を手掛けるなど超高層ビルに強み。六本木ヒルズ森タワーなどで実績。スエズ運河橋など海外でも実績。不動産開発事業など成長領域の拡大に注力。 記:2024/10/10
1887 東証プライム
519
12/30 15:30
-5(%)
時価総額 48,399百万円
東日本地盤のゼネコン中堅。大規模造成工事に強み。東京国際空港などで施工実績。シンガポールなど海外でも実績。再生可能エネルギー事業等も。工程・原価進捗のモニタリング強化により、土木・建築事業の業績改善図る。 記:2024/11/10
3915 東証プライム
2,304
12/30 15:30
+43(%)
時価総額 29,763百万円
セールスフォースやAWSなどのクラウドサービス導入支援等を手掛ける。Salesforceの導入支援では国内トップクラスの実績。Salesforce開発等は順調。NTTデータとの協業進化などを図る。 記:2024/10/21
6702 東証プライム
2,799.5
12/30 15:30
-15.5(%)
時価総額 5,798,067百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6758 東証プライム
3,369
12/30 15:30
-48(%)
時価総額 21,032,997百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。ゲーム&ネットワークサービス分野は売上堅調。自社制作以外のゲームソフトウェア販売の増加などが寄与。 記:2024/12/08
6861 東証プライム
64,630
12/30 15:30
+70(%)
時価総額 15,718,533百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6971 東証プライム
1,575.5
12/30 15:30
-9(%)
時価総額 2,379,752百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
7388 東証プライム
2,058
12/30 15:30
+1(%)
時価総額 47,176百万円
無料FP相談サイト「マネードクター」、来店型店舗「マネードクタープレミア」を運営。30~40代の顧客に生命保険や損害保険を販売。保有契約件数は伸長も営業費用増が重し。26.11期売上高480億円目標。 記:2024/10/19
7911 東証プライム
4,209
12/30 15:30
+9(%)
時価総額 1,341,434百万円
国内印刷大手のTOPPANを中核とする持株会社。デジタルビジネス、BPO、セキュアメディア関連等の情報コミュニケーション事業が主力。マーケティングDXは順調。建装材関連では家具向け化粧シートの拡販図る。 記:2024/12/22
7912 東証プライム
2,219.5
12/30 15:30
-18.5(%)
時価総額 1,230,671百万円
大手総合印刷企業。1876年創業。出版関連ビジネスのほか、情報セキュア関連製品、ディスプレイ関連製品、電子デバイス等も。有機ELディスプレイ製造用メタルマスクなどで世界トップシェア。事業領域の拡張図る。 記:2024/11/27
7974 東証プライム
9,264
12/30 15:30
-86(%)
時価総額 12,031,064百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。京都府京都市に本社。新作の「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」は滑り出し順調。 記:2024/12/22
8035 東証プライム
24,185
12/30 15:30
-195(%)
時価総額 11,406,444百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
8604 東証プライム
931.3
12/30 15:30
-4.7(%)
時価総額 2,946,226百万円
国内最大級の総合証券「野村證券」を中核とする持株会社。野村アセットマネジメント、野村信託銀行なども傘下に持つ。預り資産は業界トップ。インベストメント・マネジメント部門では運用資産残高の拡大などに注力。 記:2024/11/27
9101 東証プライム
5,273
12/30 15:30
+50(%)
時価総額 2,430,853百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。航空運送事業は貨物取扱量が増加、運賃単価は高水準。 記:2024/12/15
9104 東証プライム
5,508
12/30 15:30
+103(%)
時価総額 1,996,947百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。自動車船などは好調。運行費用増が重し。 記:2024/12/23
9107 東証プライム
2,254.5
12/30 15:30
+50.5(%)
時価総額 1,522,175百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。ドライバルクセグメントでは運航コスト削減、配船効率の向上図る。 記:2024/11/27