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日経平均は3日続伸、依然として3万円突破には決定打に欠ける

2021/11/15 12:13 FISCO
*12:13JST 日経平均は3日続伸、依然として3万円突破には決定打に欠ける 日経平均は3日続伸。144.64円高の29754.61円(出来高概算6億1192万株)で前場の取引を終えている。 前週末12日の米株式市場でNYダウは179.08ドル高(+0.49%)と4日ぶりに反発。10月ミシガン大消費者信頼感指数が10年ぶりの低水準に落ち込んだことが一時下押し圧力として働いたものの、根強いハイテク株の買いや年末商戦への期待感が相場を押し上げた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は+0.99%と上昇した。こうした流れを引き継ぎ、東京市場でも半導体関連などハイテク株を中心に買いが先行し、日経平均は197.40円高の29807.37円でスタートすると、直後に29861.88円と本日の高値を記録。ただ、引き続き3万円手前での戻り待ちの売り圧力は根強く、朝高後は失速し、その後はじりじりと前引けまで上げ幅を縮小する展開となった。取引開始前に発表された7~9月期国内総生産(GDP)速報値が、物価変動の影響を除く実質で前期比0.8%減と市場予想の0.2%減を下回ったことも、相場への下押し圧力となったようだ。 個別では、7-9月期の好決算に加え通期計画の上方修正や増配を発表した東エレク<8035>が買い先行で上昇し、上場来高値圏を更新、これを刺激材料にレーザーテック<6920>も5%近くの大幅高となっている。主力株ではソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>、村田製<6981>なども堅調。そのほか、好決算など業績関連のリリースを手掛かりに、ガンホー<3765>、ダブルスタンダード<3925>、恵和<4251>、エムアップHD<3661>、スプリックス<7030>、スノーピーク<7816>、日本トムソン<6480>、アステリア<3853>などが急伸し、東証1部上昇率上位に並んでいる。 一方、決算が売り材料視されたテモナ<3985>、エフオン<9514>、ミルボン<4919>、サニックス<4651>、NCホールディングス<6236>、井関農機<6310>、リンクアンドモチベーション<2170>、タツモ<6266>などが1部下落率上位に並んでいる。そのほか、1部売買代金上位では、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の大手海運株が大幅に下落し、JFEHD<5411>などの鉄鋼株も大きく下落。任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、ベイカレント<6532>なども軟調となっている。 セクターではパルプ・紙、サービス業、金属製品などが上昇率上位となっている一方、海運業、鉄鋼、空運業などが下落率上位となっている。東証1部の値上がり銘柄は全体の47%、対して値下がり銘柄は46%となっている。 週明け前場の日経平均は買い先行でスタートするも、依然として節目の3万円手前では売り圧力が強い様子。前週は25日移動平均線や29000円を一度も割らずに推移し、底堅さを示した。本日は好決算を受けて東エレクが上場来高値を更新するなど、支援要因もあったが、今日の動きを見ていると、3万円突破には決定打に欠ける印象。 週末には、岸田政権の打ち出す経済対策が財政支出ベースで40兆円超と、従来の30兆円を上回る規模になる見込みと伝わっており、これが日本株の上昇になるとの見方もあったようだが、今日の動きをみる限り、ほとんど追い風にはなっていない。現金支給など、ばらまき色が強いとの批判も多く聞かれ、規模ありきの経済対策では、ほとんど評価にはつながらないようだ。 主力企業の7-9月期決算は前週末で一巡し、今後はさらに材料難となる。米株高の上値追いなど外部環境からの支援要因がない限り、独自の株高要因に事欠く日経平均が3万円を突破するのは容易でないだろう。 その上場来高値圏での好調な推移を続ける米国では、明日16日に10月小売売上高が発表予定。年末商戦の前倒しの動きから、市場予想では前月比1.3%増が見込まれているが、前週末に発表された10月ミシガン大消費者信頼感指数は10年ぶりの低水準に落ち込むなど、足元のインフレが消費者マインドを悪化させていることも確認されている。小売売上高が予想外にマイナスの結果になるなどネガティブなサプライズが出れば、高値圏で推移する米国株の調整にもつながりかねないため、注意したい。 他方、午前に発表された中国の10月小売売上高は前年比4.9%増と、市場予想の3.7%増を上回り、10月鉱工業生産も前年比3.5%増と、市場予想の3.0%増を上回った。かねてから、景気減速懸念が高まっている中国において予想を上回る経済指標が確認されたことは安心材料となろう。ただ、結果発表後も、中国の上海総合指数や香港のハンセン指数は小安い展開で、特段好感する動きは見られていない。 今晩は米11月ニューヨーク連銀景気指数、明日は米10月小売売上高・鉱工業生産、週後半の18日には米11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数など、注目度の高い経済指標や景気指標が多く予定されている。手掛かり材料難のなかこれらの指標結果を確認したい思惑も働きやすく、後場の日経平均は引き続きもみ合い展開となりそうだ。 《NH》
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医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
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3853 東証プライム
511
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時価総額 8,938百万円
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3985 東証スタンダード
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11/28 15:30
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4651 東証スタンダード
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時価総額 12,915百万円
基礎補修・家屋補強工事や白蟻防除施工、自家消費型太陽光発電システムの販売施工、埋立処理や廃液処理などの環境資源開発事業等を手掛ける。26.3期売上高515億円目標。HS事業では法人営業体制の強化拡充図る。 記:2024/07/26
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ヘアケア用剤、染毛剤が主力。ヘアケアのプレミアムブランド「オージュア」などを展開。パーマネントウェーブ用剤、化粧品の製造・販売等も手掛ける。オーガニックブランド「ヴィラロドラ」は導入店舗数が拡大。 記:2024/09/02
5411 東証プライム
1,715
11/28 15:30
+14.5(%)
時価総額 1,096,636百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
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時価総額 16,894,382百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6236 東証スタンダード
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10/15 15:00
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時価総額 10,305百万円
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6266 東証プライム
2,700
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時価総額 40,073百万円
塗布装置等の半導体装置、半導体製造装置向け搬送装置などを手掛けるプロセス機器事業が主力。表面処理用機器事業、金型・樹脂成形事業も展開。岡山県岡山市に本社。液晶カラーフィルター用塗布装置で高シェア。 記:2024/10/09
6310 東証プライム
952
11/28 15:30
+1(%)
時価総額 21,882百万円
老舗農業機械メーカー。1926年に愛媛県松山市で創業。トラクタ、耕うん機等の整地用機械が主力。田植機、コンバイン、芝刈機などの製造・販売も。国内では畑作市場などへ経営資源集中。海外は事業拡大の加速図る。 記:2024/08/09
6480 東証プライム
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時価総額 34,766百万円
直動案内機器やニードルベアリング、精密位置決めテーブル等の製造・販売を行う。「IKOブランド」で展開。製品群は2万種超。海外売上比率は5割超。豊富な実績が強み。グローバル体制の再構築などに取り組む。 記:2024/10/21
6532 東証プライム
5,370
11/28 15:30
-26(%)
時価総額 834,557百万円
大手経営コンサルティング会社。全体戦略や事業戦略の立案など経営課題を解決するサービスを提供。24年9月に持株会社に移行、M&A推進。採用活動を積極化。コンサルタントの増加により人件費増も案件拡大で堅調。 記:2024/10/31
6861 東証プライム
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時価総額 15,886,347百万円
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6920 東証プライム
16,585
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時価総額 1,563,733百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
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7030 東証スタンダード
815
11/28 15:30
+2(%)
時価総額 14,489百万円
総合教育会社。個別指導塾「森塾」、オンライン塾「そら塾」、自立学習RED、河合塾マナビス等を展開。湘南ゼミナールを傘下に持つ。森塾の生徒数は4万人超。キュレオプログラミング教室など新規事業は順調に拡大。 記:2024/08/12
7816 東証プライム
1,246
7/8 15:00
±0(%)
時価総額 47,522百万円
アウトドア用品メーカー。オートキャンプ製品を中心に、高級アウトドア製品を製造、販売。全国で専門店を展開。販管費は増加。23.12期通期は業績苦戦。24.12期は大幅増益計画。MBO実施で非公開化図る。 記:2024/02/23
7974 東証プライム
8,785
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+258(%)
時価総額 11,408,992百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
23,740
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時価総額 11,196,567百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9101 東証プライム
4,824
11/28 15:30
+24(%)
時価総額 2,223,864百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9104 東証プライム
5,181
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+11(%)
時価総額 1,878,392百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9107 東証プライム
2,003
11/28 15:30
+13(%)
時価総額 1,352,370百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9514 東証スタンダード
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11/28 15:30
+6(%)
時価総額 8,827百万円
総合エネルギーサービス企業。木質バイオマス発電所の開発・建設・運営等を行うグリーンエナジー事業が主力。省エネルギー支援サービス事業も手掛ける。グリーンエナジー事業ではグループ発電所の安定稼働推進。 記:2024/10/13
9983 東証プライム
51,100
11/28 15:30
-90(%)
時価総額 16,261,093百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,048
11/28 15:30
+67(%)
時価総額 13,300,515百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17