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前場に注目すべき3つのポイント~短期的な値幅取り狙いの売買が中心に

2020/10/1 8:49 FISCO
*08:49JST 前場に注目すべき3つのポイント~短期的な値幅取り狙いの売買が中心に 1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:短期的な値幅取り狙いの売買が中心に ■西松屋チェ、2Q営業利益 189.5%増 64.46億円、進捗率75.8% ■前場の注目材料:楽天、楽天モバイル、5G2980円、大手3社の半額以下 ■短期的な値幅取り狙いの売買が中心に 1日の日本株市場は、昨日の下落に対する自律反発からの底堅さを見極める展開になりそうだ。9月30日の米国市場ではNYダウが329ドル高だった。予想を上回った9月ADP雇用統計に加え9月シカゴ購買部協会景気指数が2年ぶりの高水準となったほか、追加パンデミック経済救済策を巡る交渉再開でムニューシン財務長官とペロシ下院議長が何等かの合意に至るとの期待から上昇。しかし、速やかな合意には至らず、交渉継続にとどまったため期待感が後退し引けにかけて上げ幅を縮小した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円高の23265円。円相場は1ドル105円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行となりそうだ。昨日は米大統領選候補者によるテレビ討論会終了後に先物主導で大きく下げる格好となったが、嫌気されたというよりも、売り仕掛け的な売買が影響しているとみられる。そのため、買い一巡後の底堅さをみせてこれるかが注目されやすく、戻りの鈍さが意識されてしまうと、戻り待ちの売り圧力から売り仕掛けの流れに向かいやすいだろう。一方で、底堅さが意識され昨日の急落前の水準まで戻りをみせられれば、短期筋のショートカバーが入りやすいと考えられる。 10月相場入りとなったことでディーラー等の動きも活発化しやすいだろう。ただし、週末に米雇用統計などの重要な指標発表も控えており、オーバーナイトのポジションは取りづらく、短期的な値幅取り狙いの売買が中心といったところ。マザーズなどの中小型株においても、IPO銘柄の活況が続いているが、これまで強い値動きを続けていた銘柄へは利益確定の流れも強まってきており、足元で荒い値動きが目立ってきた。大きくトレンドを崩した銘柄などは次第に需給懸念も高まってくるため、物色対象にも変化がみられる可能性がありそうだ。 また、仕掛け的な売買が中心とはいえ、第1回目の討論会でこれだけ振らされたことから、今後控えている第2回、第3回の討論会においても慎重姿勢が高まりやすく、11月の大統領選まではボラティリティの高い相場展開を余儀なくされそうである。そのため、物色としてもややバリュー株へのシフトが意識されてきやすいほか、菅新政権による政策期待から関連銘柄を探る流れが強まりやすいだろう。 ■西松屋チェ、2Q営業利益 189.5%増 64.46億円、進捗率75.8% 西松屋チェ<7545>は第2四半期決算を発表。売上高は前年同期比12.7%増の804.11億円、営業利益は同189.5%増の64.46億円だった。通期計画に対する進捗率は75.8%となる。気温の上昇に伴い夏物の子供用衣料品の販売が好調だったほか、粉ミルクやベビーフードなどの雑貨部門の売り上げも伸びた。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(27781.70、+329.04) ・ナスダック総合指数は上昇(11167.51、+82.26) ・シカゴ日経225先物は上昇(23265、大阪比+85) ・SOX指数は上昇(2244.12、+1.60) ・原油先物は上昇(40.22、+0.93) ・日銀のETF購入 ・米経済対策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・楽天<4755>楽天モバイル、5G2980円、大手3社の半額以下 ・東芝<6502>深谷工場を閉鎖 ・日本郵政<6178>特損3兆400億円 ・オリンパス<7733>映像事業を譲渡、JIPと正式契約 ・伊藤忠<8001>神奈川・伊勢原市に物流施設、EC急拡大に対応 ・住友商事<8053>収納代行サービスのニアミーに出資 ・豊田通商<8015>イスラエル社に出資、車載ソフト開発拡充 ・ホンダ<7267>電動車積極投入、HV用モーター生産能力3倍 ・極東開発工業<7226>印特装車メーカー買収、ミトラとの合弁解消 ・クボタ<6326>スロベニア社に出資、害虫予測技術活用 ・日立建機<6305>鉱山機械の亀裂予知、AIで可視化 ・ユアサ商事<8074>建機保守進出、丸建サービスを買収、工場・農業向け、販路拡大 ・シャープ<6753>ディスプレー分社化、機動力最大限 ・ニコン<7731>顕微鏡で生体内観察、阪大内に研究拠点 ・NEC<6701>ERP刷新、海外10カ国14拠点に導入 ・NTTデータ<9613>預貯金照会を電子化、国税庁の実証にシステム提供 ・塩野義<4507>抗菌薬、米で感染症治療に、院内肺炎で追加承認 ・ユニチカ<3103>独に販売子会社、12月設立、グローバル化推進 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 9月調査日銀短観・大企業製造業DI(予想:-24、6月:-34) ・08:50 9月調査日銀短観・大企業非製造業DI(予想:-9、6月:-17) ・08:50 9月調査日銀短観・大企業全産業設備投資(前年度比予想:+0.5%、6月:+3.2%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 19件
3103 東証プライム
289
11/1 15:00
-5(%)
時価総額 16,690百万円
ナイロンフィルム等の高分子事業、ガラス繊維等の機能資材事業、繊維事業等を展開。紡績会社として1889年に創業。中期経営計画では26.3期売上高1500億円目標。高機能製品、環境配慮型製品の拡販を図る。 記:2024/06/09
4507 東証プライム
2,182.5
11/1 15:00
-6.5(%)
時価総額 1,941,622百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
4755 東証プライム
903.6
11/1 15:00
-19.1(%)
時価総額 1,862,329百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
6178 東証プライム
1,407.5
11/1 15:00
-10(%)
時価総額 5,303,277百万円
日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険を傘下に収める日本郵政グループの持株会社。約2万4千局の郵便局ネットワークを持つ。郵便・物流事業、不動産事業に資源を積極投入。アジア中心にロジスティクス事業を強化。 記:2024/10/04
6305 東証プライム
3,348
11/1 15:00
-7(%)
時価総額 720,205百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。純国産技術による機械式ショベルを国内で初めて開発。超大型油圧ショベルの拡販など米州事業の拡大図る。 記:2024/04/30
6326 東証プライム
1,950
11/1 15:00
-21.5(%)
時価総額 2,340,482百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6701 東証プライム
12,655
11/1 15:00
-580(%)
時価総額 3,452,917百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6753 東証プライム
936
11/1 15:00
-1.7(%)
時価総額 608,781百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
7226 東証プライム
2,387
11/1 15:00
-50(%)
時価総額 102,016百万円
特装車メーカー。コンクリートポンプ車、トレーラ、タンクローリ・散水車等で国内トップシェア。リサイクル施設の建設、パーキング等事業も。総還元性向100%目安。特装車事業では製品ラインナップの強化を図る。 記:2024/06/24
7267 東証プライム
1,524
11/1 15:00
-33.5(%)
時価総額 8,281,850百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7545 東証プライム
2,222
11/1 15:00
-37(%)
時価総額 154,627百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。低価格PB商品の開発に注力。1120店舗展開。オンラインストアは売上堅調。海外向け卸売も拡大。IT化で効率化。 記:2024/10/04
7731 東証プライム
1,800
11/1 15:00
-108.5(%)
時価総額 681,007百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
7733 東証プライム
2,664.5
11/1 15:00
-46(%)
時価総額 3,426,259百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
8001 東証プライム
7,552
11/1 15:00
-101(%)
時価総額 11,969,089百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8015 東証プライム
2,560.5
11/1 15:00
-82.5(%)
時価総額 2,719,686百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8053 東証プライム
3,189
11/1 15:00
-56(%)
時価総額 3,862,195百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
8074 東証プライム
4,575
11/1 15:00
-90(%)
時価総額 105,939百万円
住設・管材・空調部門が主力の商社。工業機械、産業機器、建築・エクステリア、建設機械なども扱う。1666年創業。主要販売先は約2万社、主要仕入先は6000社。ロボット、自動化設備の拡販など成長戦略を推進。 記:2024/10/08
9613 東証プライム
2,310.5
11/1 15:00
-133.5(%)
時価総額 3,240,476百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10