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前場に注目すべき3つのポイント~市場の関心はNTTドコモなど親子上場銘柄への再編期待に

2020/9/29 8:57 FISCO
*08:57JST 前場に注目すべき3つのポイント~市場の関心はNTTドコモなど親子上場銘柄への再編期待に 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:市場の関心はNTTドコモなど親子上場銘柄への再編期待に ■しまむら、21/2上方修正 営業利益308億円←234億円 ■前場の注目材料:三菱電機、ローカル5G実証急ピッチ、東芝・日立、製造現場を高度化約 ■市場の関心はNTTドコモなど親子上場銘柄への再編期待に 29日の日本株市場は買い一巡後はこう着感が強まるだろうが、引き続き底堅さが意識される相場展開になりそうだ。28日の米国市場はNYダウが410ドル高だった。9月ダラス連銀製造業活動指数が予想を上回り2年ぶり高水準となったほか、民主党ペロシ下院議長が追加経済救済策を巡りムニューシン財務長官と交渉しており、11月選挙前に合意できる可能性も示唆したため期待感から堅調な展開。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の23380円。円相場は1ドル105円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から配当落ち分を埋めてくる展開への期待感が高まりやすいだろう。また、配当落ち分を考慮しても23000円を上回っての推移となるため、テクニカル的にもレンジ推移となることでシグナルは悪化しない。底堅さが意識されることから、もち合いレンジの上限レベルを意識したスタンスが続こう。 もっとも米大統領選候補者によるテレビ討論会を控えていることもあり、これを受けた米国市場の反応を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすい。そのため、これまで強いトレンドが続いている銘柄などへは、いったん利益確定の流れが強まる可能性がありそうだ。一方で、NTT<9432>は子会社のNTTドコモ<9437>を完全子会社にすると報じられている。NTTドコモがTOPIXを押し上げる格好となるほか、親子上場への関心が集まりやすく、再編機運が高まりやすくなりそうだ。 また、米国では全面高商状となっているが、セクターでは銀行や自動車などの上昇が目立っており、NTTドコモによるTOPIXの押し上げも意識されるなか、バリュー株への資金流入などもみられてくる可能性がありそうだ。そのほか、昨日は強い基調が続いていた中小型株の一角に利益確定の流れが強まる場面がみられている。大幅な下げに対する自律反発が意識される一方で、バリュー株への物色対象がシフトしやすい局面でもあるだろう。 ■しまむら、21/2上方修正 営業利益308億円←234億円 しまむら<8227>は2021年2月期業績予想の修正を発表。売上高は従来の5192.60億円から5286.63億円、営業利益は234.05億円から308.89億円に上方修正している。コンセンサス(234億円程度)を上回る。第1四半期は、新型コロナによる外出自粛影響から減収減益となったが、第2四半期は、巣ごもり需要への対応などにより売上高が回復しており、上期の業績を勘案し通期の見通しを修正している。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(23511.62、+307.00) ・NYダウは上昇(27584.06、+410.10) ・ナスダック総合指数は上昇(11117.53、+203.96) ・シカゴ日経225先物は上昇(23380、大阪比+90) ・1ドル105円50-60銭 ・SOX指数は上昇(2237.64、+59.80) ・VIX指数は低下(26.19、-0.19) ・原油先物は上昇(40.60、+0.35) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・米経済対策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・東洋紡<3101>工場火災を陳謝、部品供給網の影響軽微 ・帝人<3401>ビズジーンと提携、診断キット用ウイルス濃縮デバイス商業化 ・豊田通商<8015>中央倉庫などと新会社、ペットボトル再資源化 ・松屋アールアンドディ<7317>宅配ドローン用エアバッグ開発着手、来年発売目指す ・京セラ<6971>ブルーイノベと5Gドローン開発、今秋に実証 ・堀場製作所<6856>車両の路上試験効率化、屋内で高精度再現 ・NTT<9432>東大と遺伝子データ解析、長期視点で収益化に道筋 ・NEC<6701>ドコモに3.7GHz・4.5GHz帯基地局装置、5G効率運用 ・テルモ<4543>頸動脈用ステント発売、死亡リスク低減 ・沢井製薬<4555>サスメドと資本業務提携 ・東レ<3402>軟包装向けVOCフリー技術実証、水なしEBオフセット印刷 ・デクセリアルズ<4980>インクジェット対応の光学弾性樹脂、塗布形状の自由度向上 ・浜松ホトニクス<6965>ウイルス抗原・抗体検査装置、蛍光試薬反応感度10倍 ・第一三共<4568>ベトナムに子会社設立 ・トクヤマ<4043>台湾で高純度IPA製販、合弁設立 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 9月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.3%、8月:-0.3%) ・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(9月16-17日開催分) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 17件
3101 東証プライム
937
11/15 15:30
-1(%)
時価総額 83,439百万円
包装用フィルム等のフィルム部門、エンジニアリングプラスチック等の環境・機能材部門が柱。1882年創立。VOC処理装置、海水淡水化用逆浸透膜に強み。総還元性向30%目安。包装用フィルムは海外への拡販図る。 記:2024/09/03
3401 東証プライム
1,342.5
11/15 15:30
-11(%)
時価総額 265,753百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
3402 東証プライム
901.6
11/15 15:30
-0.7(%)
時価総額 1,470,943百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4043 東証プライム
2,632.5
11/15 15:30
+8.5(%)
時価総額 189,772百万円
1918年創立の総合化学メーカー。苛性ソーダ、ソーダ灰等の製造・販売を行う化成品が主力。セメント、多結晶シリコン、医療診断システム等も手掛ける。電子先端材料等を成長事業に位置付け。化成品等の効率化進める。 記:2024/10/08
4543 東証プライム
3,044
11/15 15:30
-11(%)
時価総額 4,537,682百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4555 東証1部
5,370
3/29 15:00
+30(%)
時価総額 236,769百万円
ジェネリック医薬品メーカー。高血圧症や糖尿病等の生活習慣病、抗がん剤等の医療用医薬品の製造、販売、輸出入を行う。21.3期3Q累計は堅調な国内により増収も、米国での医薬品価格の下落が利益に影響した。 記:2021/03/05
4568 東証プライム
4,615
11/15 15:30
+64(%)
時価総額 8,985,562百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
4980 東証プライム
2,477.5
11/15 15:30
-20(%)
時価総額 447,617百万円
機能性材料メーカー。前身はソニーケミカル。ディスプレイ向け中心に、接合材料、光学材料、電子材料など製造、販売。ディスプレイ向け異方性誘導膜、光学弾性樹脂で世界トップシェア。異方性導電膜等が伸長。円安追い風。 記:2024/06/12
6701 東証プライム
12,730
11/15 15:30
-160(%)
時価総額 3,473,381百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6856 東証プライム
8,069
11/15 15:30
+109(%)
時価総額 340,778百万円
分析計測機器の総合メーカー。エンジン排ガス測定装置で世界トップシェア。大気汚染監視用分析装置、血球計数装置等も手掛ける。京都府京都市に本社。エネルギー・環境等が注力分野。28.12期売上4500億円目標。 記:2024/08/10
6965 東証プライム
1,691.5
11/15 15:30
+53.5(%)
時価総額 558,479百万円
光電子増倍管などの電子管事業、光半導体素子などの光半導体事業が柱。光電子増倍管は世界トップシェア。小惑星探査機「はやぶさ」などで納入実績。海外売上高比率は70%超。学術向け光電子増倍管は売上順調。 記:2024/07/07
6971 東証プライム
1,478.5
11/15 15:30
-40.5(%)
時価総額 2,233,236百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
7317 東証グロース
722
11/15 15:30
+1(%)
時価総額 15,262百万円
血圧計腕帯や医療用綿棒自動機等のメディカルヘルスケア事業、縫製自動機やエアバッグ等のセイフティシステム事業を展開。血圧計センサー用腕帯で世界トップシェア。メディカルヘルスケア事業では工程自動化を推進。 記:2024/08/20
8015 東証プライム
2,735
11/15 15:30
-9(%)
時価総額 2,905,035百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8227 東証プライム
8,020
11/15 15:30
-6(%)
時価総額 592,093百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」、ベビー業態「バースデイ」等も展開。アベイルはアウター衣料の品揃えを拡充。27.2期営業利益660億円目標。 記:2024/10/24
9432 東証プライム
154.6
11/15 15:30
+3(%)
時価総額 13,999,079百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03