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前場に注目すべき3つのポイント~こう着の中ではいったんは利益確定の流れにも

2020/6/9 9:01 FISCO
*09:01JST 前場に注目すべき3つのポイント~こう着の中ではいったんは利益確定の流れにも 8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:こう着の中ではいったんは利益確定の流れにも ■前場の注目材料:ユニプレス、20/3期営業利益83.6%減、下方修正済でサプライズなし ■SBI<8473>SBIと3社、地方創生で新会社、コロナ禍「一刻争う」 ■こう着の中ではいったんは利益確定の流れにも 9日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。8日の米国市場は、NYダウが461ドル高だった。5月雇用統計の予想外の改善に加えて、全米経済への貢献度が高く、ウイルス感染被害の大きかったニューヨーク市が8日から第1段階の活動を再開したため、景気回復期待が強まり買い先行の展開。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の23215円。円相場は1ドル108円30銭台とやや円高に振れて推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行の展開になりそうだ。ただし、足元で過熱感が警戒されているほか、週末のメジャーSQを控えていることもあり、次第にこう着感が強まりそうである。昨日の日経平均は300円を超える上昇となったが、日中値幅は150円程度であり、こう着の中ではいったんは利益確定の流れにも向かいやすいところであろう。 また、新型コロナ感染による大きな影響を受けていた銘柄への見直しがみられているが、米国においてもハイテク株がまちまちの動きをみせており、一方でエネルギー株の上昇が目立っている。物色対象に変化が見られる中、これまでの相場のけん引役だったセクターや銘柄等へは利益確定の流れが強まりやすく、反対に出遅れ感のあるセクターや銘柄への物色に向かわせよう。 とはいえ、基本的には先高期待が強まるというよりも、リバランスの流れであり、買い戻しによる動きが中心だろう。全米経済研究所(NBER)は8日、歴史上最も長かった米国の景気拡大期は2月に終了したと宣言。リセッション入りは想定されていたが、アク抜けにはつながりづらいところである。 また、北朝鮮は韓国との通信連絡線を、9日正午をもって完全に遮断し廃棄することになると、国営朝鮮中央通信が伝えている。北朝鮮の動きが物色意欲を後退させる可能性もあるため、大きなトレンドは出難いと見ておきたい。ただし、需給状況は良好であり、ショートポジションは避けておきたいところであろう。 ■ユニプレス、20/3期営業利益83.6%減、下方修正済でサプライズなし ユニプレス<5949>が発表した2020年3月期決算は、売上高が前期比9.8%減の2956.92億円、営業利益が同83.6%減の33.09億円だった。5月20日に下方修正を発表しており、これに沿った着地となる。新型コロナウイルス感染拡大を主因とする得意先及び同社の操業度の低下、及び新車部品立上げ準備費用等の負担の増加等が影響した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(23178.10、+314.37) ・NYダウは上昇(27572.44、+461.46) ・ナスダック総合指数は上昇(9924.75、+110.66) ・シカゴ日経225先物は上昇(23215、大阪比+25) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・世界的な経済活動再開 ・日米欧の大型経済対策 ・コロナ収束後の業績回復期待 ・SBI<8473>SBIと3社、地方創生で新会社、コロナ禍「一刻争う」 ・カシオ<6952>新作腕時計の発売延期 ・コニカミノルタ<4902>最上位印刷機の出力速度4割増、AIで用紙特徴判定 ・ローム<6963>青緑チップLED量産、赤・緑を見分けにくい人に ・タカラバイオ<4974>中国依存度引き下げ、日米欧中心に拠点分散 ・アステラス薬<4503>アステラスなど3者、運動プログラム開発、2型糖尿病患者向け ・小野薬<4528>膵炎治療薬「フオイパン」を臨床試験 ・ダイセル<4202>新中期戦略、営業益最高更新目指す ・キッセイ薬<4547>AIが医薬品情報提供、サイト開設 ・花王<4452>要望に応じCNF配合、高機能樹脂シリーズ提供 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 4月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:-1.0%、3月:+0.1%) ・08:50 5月マネーストックM3(前年比予想:+3.1%、4月:+3.0%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 11件
4202 東証プライム
1,323
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-47(%)
時価総額 366,396百万円
1919年創業の化学メーカー。酢酸等のマテリアル事業が主力。自動車エアバッグ用インフレータ、化粧品原料、医薬品用添加剤、ディスプレイ材料等も手掛ける。総還元性向40%以上目標。酢酸は国内外で拡販図る。 記:2024/08/29
4452 東証プライム
6,494
11/27 15:30
-68(%)
時価総額 3,025,555百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4503 東証プライム
1,567
11/27 15:30
-5(%)
時価総額 2,835,742百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4528 東証プライム
1,714
11/27 15:30
-18(%)
時価総額 854,760百万円
1717年創業の医薬品メーカー。抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」、慢性腎臓病治療剤「フォシーガ錠」などが主要製品。新薬開発に特化。配当性向40%目途。がん・免疫疾患、中枢神経疾患などが重点研究領域。 記:2024/08/26
4547 東証プライム
3,630
11/27 15:30
-55(%)
時価総額 178,999百万円
製薬メーカー中堅。1946年設立。長野県松本市に本社。過活動膀胱治療薬等の泌尿器科用薬剤、高リン血症治療薬等の腎・透析科用薬剤が柱。情報サービス事業等も。子宮筋腫治療薬「イセルティ」を欧州で新発売。 記:2024/10/21
4902 東証プライム
677.7
11/27 15:30
-15.5(%)
時価総額 340,655百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も展開。オフィスユニットではコスト低減等で収益力の強化を図る。 記:2024/07/05
4974 東証プライム
1,043
11/27 15:30
-14(%)
時価総額 125,594百万円
研究用試薬などの試薬事業が主力。宝HD傘下。滋賀県草津市に本社。再生医療等製品関連受託などのCDMO事業、遺伝子医療事業も手掛ける。25.3期は大幅増益計画。再生医療等製品関連受託の増収などを見込む。 記:2024/07/05
5949 東証プライム
971
11/27 15:30
-27(%)
時価総額 46,600百万円
自動車用プレス部品メーカー。日産自動車が主要取引先。ハイテン成形技術などが強み。トランスミッション部品、樹脂部品も手掛ける。27.3期営業利益210億円目標。新興EVメーカーなど新規取引先への拡販図る。 記:2024/07/26
6952 東証プライム
1,069.5
11/27 15:30
-6.5(%)
時価総額 266,328百万円
「G-SHOCK」シリーズなどの時計事業、関数電卓や電子辞書などのEdTech事業が柱。電子ピアノなどの電子楽器、電子文具等も。関数電卓は世界で高シェア。時計事業では直営店、直販ECビジネスの拡大図る。 記:2024/06/29
6963 東証プライム
1,423
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-7(%)
時価総額 574,550百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
8473 東証プライム
3,623
11/27 15:30
-56(%)
時価総額 1,096,816百万円
ネット証券で国内トップ。SBI新生銀行、住信SBIネット銀行、SBI生命保険、SBI損害保険など証券関連、銀行、保険をコアに多様な事業展開。フィンテック、バイオ等に投資も。証券は口座数増。銀行テコ入れへ。 記:2024/08/19