マーケット
12/20 15:15
38,701.90
-111.68
42,342.24
+15.37
暗号資産
FISCO BTC Index
12/23 16:10:09
14,927,964
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

需給妙味の大きい銘柄へのリバランスの動きを意識【クロージング】

2019/10/3 16:14 FISCO
*16:14JST 需給妙味の大きい銘柄へのリバランスの動きを意識【クロージング】 日経平均は大幅に下落。436.87円安の21341.74円(出来高概算12億2000万株)で取引を終えた。米国市場ではISM製造業に続いて、9月ADP雇用統計が予想を下振れ、景気後退への懸念から投資家のリスク選好姿勢が後退。この流れを受けた日本株市場は、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り優勢の展開。日経平均は寄り付き直後の21437.74円を高値にさらに下げ幅を広げており、前場半ばには一時21277.36円まで下げ幅を拡大。後場はこれまで同様、こう着感が強まっており、21300円を挟んでの推移だった。日経平均の下落幅は一時500円を超える局面もみられたが、日銀のETF買い入れなどの需給思惑辺りが、下げ渋りにつながったようである。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1900を超えており、全体の9割を占める全面安商状。セクターでは33業種全てが下げており、鉱業、水産農林、倉庫運輸、証券、パルプ紙、輸送用機器が軟調。半面、海運、情報通信が小幅な下げにとどまっている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、京セラ<6971>、テルモ<4543>、ファミリーマート<8028>が重石となった。一方で、東エレク<8035>、第一三共<4568>の底堅さが目立っていた。 日経平均はギャップスタートで25日線を割り込むと、その後も下げ幅を広げており、センチメントは悪化している。ただし、需給面が良好な銘柄などへは買い戻しといった流れにも向かわせており、急落ではあるが、比較的落ち着いた値動きといったところである。また、東証2部やJASDAQ指数などは相対的に底堅さがみられており、インデックスに絡んだ商いに振らされ難い中小型株などはしっかりであろう。 米国ではISM非製造業指数の結果に関心が集まっており、コンセンサスを割り込んでくるようだと、米雇用統計も控えていることあり、オーバーウィークのポジションを避ける動きから、一段の調整が警戒されやすい。一方で本日の下落で日経平均は25日線を割り込んだが、75日線レベルで踏ん張っている。テクニカル面では、このレベルからは反転を見せたいところであろう。 とはいえ、東エレクの底堅い値動きにみられるように、弱気に傾いていたセンチメントの中で、警戒されていた銘柄などへはショートカバーが意識されやすい。先行き不透明ながらも、需給妙味の大きい銘柄へのリバランスの動きを意識しておきたい。 《CN》
関連銘柄 8件
4543 東証プライム
3,027
12/20 15:30
-19(%)
時価総額 4,512,340百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4568 東証プライム
4,382
12/20 15:30
+30(%)
時価総額 8,531,903百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6954 東証プライム
4,017
12/20 15:30
-31(%)
時価総額 3,998,598百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,521
12/20 15:30
+4.5(%)
時価総額 2,297,431百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
23,300
12/20 15:30
-150(%)
時価総額 10,989,049百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
52,770
12/20 15:30
+50(%)
時価総額 16,792,522百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,760
12/20 15:30
-265(%)
時価総額 12,877,156百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27