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前場に注目すべき3つのポイント~こう着相場継続もリバウンド基調に

2019/6/20 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~こう着相場継続もリバウンド基調に 20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:こう着相場継続もリバウンド基調に ■前場の注目材料:岡野バル、2Q下方修正 営業損失5.2億円に拡大 ■三井物、LNG開発に25億ドル 24年からモザンビークで生産 ■こう着相場継続もリバウンド基調に 20日の日本株市場は、米株高の流れを材料視しつつも、こう着感の強い相場展開が続きそうである。19日の米国市場では、FOMC声明文では政策金利の判断において「辛抱強くなる」との文言が削除された。当局者の約半数が利下げを支持していることも示され、利下げ期待から堅調な展開に。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の21285円だった。想定通りではあるが、一先ずFOMCのイベントが波乱なく通過したこともあり、堅調なスタートになりそうだ。 とはいえ、昨日の日経平均は全面高商状の中で360円超の上昇となり、1か月ぶりに21300円を回復したものの、売買代金は辛うじて2兆円を超えている薄商いであり、慎重さが窺える状況である。また、米利下げ期待の流れから円相場は円高に振れて推移していることもあり、これが重石にもなりやすい。 また、トランプ大統領が主要20カ国・地域(G20)首脳会議で米中首脳会談を開催する意向を示したことがインパクトにつながったが、こちらも期待を込めて上値追いをする参加者はいないと考えられ、イベント通過待ちといった流れになりそうだ。日銀の黒田総裁の会見等にも関心が向かいやすく、こう着相場になりやすい。 とはいえ、トランプ大統領が再選を目指して大統領選出馬を正式表明してからの献金額が、合計2480万ドル(約27億円)に達したと報じられている。再選を意識した株価対策への期待感も高まりやすく、下を仕掛けてくる流れにはなり難いだろう。そのため、インデックス売買に振らされやすいものの、基調としてはリバウンドが期待されるところ。 また、IPOのSansan<4443>が好スタートを切ったこともあり、個人投資家のセンチメントは改善傾向にあるだろう。そのため、中小型株などでトレンドが強い銘柄のほか、需給妙味の大きい銘柄などへは資金が集中しやすいと考えられる。 ■岡野バル、2Q下方修正 営業損失5.2億円に拡大 岡野バル<6492>は第2四半期業績予想の修正を発表。営業損失は従来の3000万円の赤字から、5.2億円の赤字に損失額が拡大。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(21333.87、361.16) ・NYダウは上昇(26504.00、+38.46) ・ナスダック総合指数は上昇(7987.32、+33.44) ・シカゴ日経225先物は上昇(21285、大阪比+15) ・SOX指数は上昇(1407.30、+1.14) ・VIX指数は低下(14.33、-0.82) ・米長期金利は低下 ・米中通商協議進展への期待 ・日銀のETF購入 ・日銀追加金融緩和への期待 ・米利下げ期待 ・株安局面での自社株買い ・ソフトバンク<9434>AI戦略でシナジー 投資専門家1000人に倍増 ・三井物<8031>LNG開発に25億ドル 24年からモザンビークで生産 ・日産自<7201>小型トラックの一部 いすゞ<7202>とOEM合意 ・中京医薬<4558>来月 電力小売り参入 配置薬営業体制生かす ・リコー<7752>米社と共同事業 バイオメディカル iPS細胞分化で創薬 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀政策金融政策決定会合(最終日) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 8件
4443 東証プライム
2,016
11/22 15:30
+47(%)
時価総額 254,238百万円
営業DXサービス「Sansan」、インボイス管理サービス「Bill One」等を手掛ける。Sansanは契約件数が9400件超。Bill Oneの有料契約件数は2600件超。Bill Oneは高成長続く。 記:2024/06/07
4558 東証スタンダード
212
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 2,472百万円
一般家庭に救急箱(常備配置薬など)を配置し、使用分を販売する配置販売を行う。愛知県半田市に本社。「AQUAMAGIC」の売水事業等も手掛ける。家庭医薬品等販売事業卸売部門ではOEM企画営業を推進。 記:2024/06/18
6492 東証スタンダード
5,790
11/22 15:30
-120(%)
時価総額 10,381百万円
バルブ専業。高温高圧バルブのトップメーカー。原子力や火力発電所向けが主力。国内外に1000基以上納入実績。原子力発電用の弁・部品は販売堅調。地震等にともなう点検工事も増加。ゼロエミッション発電用も伸びる。 記:2024/10/30
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7202 東証プライム
1,999
11/22 15:30
+17.5(%)
時価総額 1,500,995百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
7752 東証プライム
1,647
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 966,771百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(%)
時価総額 9,235,495百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05