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前場に注目すべき3つのポイント~長期安定政権による政策期待が改めて高まりやすい~

2021/11/1 8:58 FISCO
*08:58JST 前場に注目すべき3つのポイント~長期安定政権による政策期待が改めて高まりやすい~ 11月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:長期安定政権による政策期待が改めて高まりやすい ■JT、21/12上方修正 営業利益4780億円←4020億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:H2Oリテイル、関西スーパーを傘下に、オーケーとの争奪戦制す ■長期安定政権による政策期待が改めて高まりやすい 1日の日本株市場は、堅調な相場展開が見込まれる。10月29日の米国市場はNYダウが89ドル高だった。9月個人消費支出(PCE)デフレーターや7-9月期の雇用コスト指数の上昇で、インフレ懸念が重しとなり売りが先行した。また、前日引け後に発表されたアップルやアマゾンの決算が予想に満たず失望感から売られ全体指数を一時押し下げた。しかし、押し目買い意欲も強く、引けにかけて回復。主要株式指数は史上最高値を更新した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比210円高の28990円。円相場は1ドル114円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。アップルとアマゾンの決算影響が限られたことは安心感に繋がろう。また、注目されていた衆院選では、自民党は追加公認を含め261議席を獲得し、国会の安定運営に必要な絶対安定多数を単独で確保した。単独過半数は微妙との見方もされていたこともあり、政治リスクの後退のほか長期安定政権による政策期待が改めて高まりやすく、インデックスに絡んだ買いが集中する可能性が高そうだ。 先週の日経平均は75日線が支持線として機能するものの、上値は29000円辺りに抑えられていた。政策期待を背景に29000円水準を上放れてくる可能性から、10月20日につけた29489.11円を捉えてくる展開が期待される。また、一目均衡表では雲下限での攻防を見せているが、雲下限突破から雲上限が位置する29500円水準を捉えてくる可能性もあり、テクニカル面のシグナルが好転する。 インデックスに絡んだ商いが先行する格好となるため、日経平均型優位の展開になりそうだ。NT倍率は小動きながらも9月相場で上値を抑えられていた75日線を突破してきており、NT倍率の上昇も意識されやすいところ。アップルとアマゾンの波乱もなかったことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの強い値動きが見込まれる。また、改めて政策期待が高まりやすく、脱炭素などのテーマ株を物色する流れも強まりそうである。もっとも、今週も決算発表を予定している企業は多く、インデックスに絡んだ買い一巡後は、決算を手掛かりとした個別物色が中心になりそうだ。 ■JT、21/12上方修正 営業利益4780億円←4020億円、コンセンサス上回る JT<2914>は2021年12月期業績予想の修正を発表。売上収益は2兆2000億円から2兆2800億円、営業利益を4020億円から4780億円に上方修正した。コンセンサス(4320億円程度)を上回る。海外たばこ事業の見通しを引き上げたほか、為替影響の緩和が効く。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28892.69、+72.60) ・NYダウは上昇(35819.56、+89.08) ・ナスダック総合指数は上昇(15498.39、+50.27) ・シカゴ日経先物は上昇(28990、大阪比+210) ・1ドル114.10-20円 ・SOX指数は上昇(3451.27、+12.44) ・VIX指数は低下(16.26、-0.27) ・米原油先物は上昇(83.57、+0.76) ・米長期金利は低下 ・衆院選で自民党過半数維持 ・大型経済対策への期待 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・H2Oリテイル<8242>関西スーパーを傘下に、オーケーとの争奪戦制す ・日ペHD<4612>スロベニア社を254億円で買収、中・東欧で基盤構築 ・トヨタ<7203>初のEV専用車「bZ4X」、来年半ば投入 ・ホンダ<7267>インドで電池シェアサービス、電動3輪タクシー向け ・ヤマハ発<7272>インドで合弁、電動自転車用モーターユニット製造 ・コマツ<6301>精密部品新工場が完成、環境対応・生産力アップ ・不二越<6474>DLCコーティング装置、成膜速度最大150倍 ・竹内製作所<6432>長野・青木村に新工場、欧米向け建機増産 ・島津製作所<7701>自治医大と共同研究、質量分析技術を臨床応用 ・東芝<6502>ドライバーICワンチップ化、次世代パワー半導体制御 ・信越化<4063>マイクロLEDディスプレーを一貫供給 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:45 中・10月財新製造業PMI(予想:50.0、9月:50.0) 《ST》
関連銘柄 12件
2914 東証プライム
4,311
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時価総額 8,622,000百万円
世界的な大手たばこメーカー。メビウス、セブンスター等のブランドを展開。製薬会社の鳥居薬品、加工食品メーカーのテーブルマーク等を傘下に持つ。たばこ事業は販売数量増などで、自社たばこ製品売上収益が順調。 記:2024/07/01
4063 東証プライム
6,129
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時価総額 12,405,850百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
1,087
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時価総額 2,576,747百万円
塗料世界大手。日本ペイントを中核とする持株会社。シンガポール塗料大手のウットラムグループ傘下。47の国・地域で事業展開。配当性向は30%目途。日本では高機能・サステナビリティ製品の拡充等に取り組む。 記:2024/05/08
6301 東証プライム
4,031
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時価総額 3,922,752百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6432 東証プライム
4,360
10/9 15:00
-50(%)
時価総額 213,636百万円
小型建設機械メーカー。世界で初めてミニショベル、クローラーローダーを開発。ミニショベルはEUでシェア2位。海外売上高比率が高い。耐久性や操作性に高評価。豊富な製品ラインナップで市場シェアの拡大図る。 記:2024/05/17
6474 東証プライム
3,210
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時価総額 79,990百万円
総合機械メーカー。ベアリングや油圧機器等の部品事業が主力。工具・ロボット等の機械工具事業、特殊鋼事業も手掛ける。1928年設立。富山県富山市に本社。工場再編や内製拡大など事業構造改革の推進等に取り組む。 記:2024/05/17
6502 東証プライム
4,590
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時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
7203 東証プライム
2,563.5
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-4.5(%)
時価総額 41,823,469百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,553
10/9 15:00
-13(%)
時価総額 8,439,445百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7272 東証プライム
1,345
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時価総額 1,413,127百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
7701 東証プライム
4,921
10/9 15:00
+60(%)
時価総額 1,456,960百万円
分析・計測機器大手。物質分離装置のクロマトグラフや分離物資成分の質量分析計で世界的。計測機器事業は堅調。ヘルスケア領域では液体クロマトグラフ、質量分析システムが販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/13
2,117
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+9(%)
時価総額 265,051百万円
阪急阪神百貨店、イズミヤ・阪急オアシス、関西スーパーマーケットなどを傘下に収める持株会社。阪急阪神東宝グループ。27.3期営業利益320億円目標。阪急本店への積極投資や百貨店リモデルへの重点投資図る。 記:2024/06/04