マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,863.86
+409.74
暗号資産
FISCO BTC Index
10/12 8:21:38
9,322,700
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:米ハイテク株に懸念残るが底堅さ期待、9月IPOは相次ぎBB

2020/9/5 16:27 FISCO
*16:27JST 新興市場見通し:米ハイテク株に懸念残るが底堅さ期待、9月IPOは相次ぎBB 今週の新興市場では、週半ばにかけてマザーズ指数が大きく上昇した。米国市場でナスダック総合指数が連日で過去最高値を更新し、東京市場でもグロース(成長)株への資金流入が目立った。また、日経平均が23000円台前半で一進一退となったことも個人投資家の新興株物色を誘ったとみられる。9月2日、マザーズ指数は終値ベースで2018年5月以来の高値水準を付け、マザーズ売買代金も2005年12月8日以来の大きさに膨らんだ。ただ、週末にかけて米ハイテク株に売りが広がると、マザーズ指数も値を消した。なお、週間の騰落率は、日経平均が+1.4%であったのに対して、マザーズ指数は+5.4%、日経ジャスダック平均は+1.5%だった。 個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で4.9%高。前回の当欄で取り上げたBASE<4477>は同14.0%高、AI inside<4488>は同10.2%高、Sansan<4443>は同8.5%高と上げが目立った。株式分割実施を発表したラクス<3923>は同7.6%高。売買代金上位はSun Asterisk<4053>やニューラルポケット<4056>といった直近IPO銘柄が占め、軒並み大幅高となった。また、ビープラッツ<4381>は相次ぐリリースを受けて週間のマザーズ上昇率トップとなった。一方、弁護士ドットコム<6027>は同2.7%安、JMDC<4483>は同1.3%安となり、プレシジョン・システム・サイエンス<7707>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力ではワークマン<7564>が同0.5%安、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同3.0%安となったが、東映アニメーション<4816>は同7.2%高、出前館<2484>は同15.8%高と高安まちまちだった。売買代金上位では6月上場のエブレン<6599>などが大きく買われ、日本テレホン<9425>は通信行政を巡る思惑から週間のジャスダック上昇率トップ。一方、ライブ配信アプリのリリース延期を発表したケイブ<3760>などが下落率上位に顔を出した。 来週の新興市場では、米ハイテク株の動向睨みで神経質な展開となる可能性がある。米ハイテク株は高値警戒感が漂っていたうえ、個人の投資マネーの受け皿となってきたネット証券で問題が浮上するなど、先行きに懸念が残る。こうした投資マネーの方向感は東京市場にも波及しやすい。とはいえ、米ハイテク株も日本の新興株もこれまで調整入りが懸念される場面で底堅さを発揮してきた。個人の投資資金は潤沢で、新興株への期待も根強いだろう。 自民党総裁選で菅義偉官房長官の優位が伝わるなか、新興市場ではこれまでの菅氏の通信行政を巡る姿勢から日本テレホンなどが賑わっている。通信インフラシェアのJTOWER<4485>も関連銘柄として挙げられるだろう。また、メディアでのインタビュー内容を見ると、オンライン診療システムのメドレー<4480>なども改めて期待が高まりそうだ。なお、来週は9月8日にOSGコーポレーション<6757>、10日にステムリム<4599>、SKIYAKI<3995>などが決算発表を予定している。 IPO関連では、9月17日上場予定の雪国まいたけ<1375>を皮切りに相次ぎブックビルディング(BB)期間に入っている。再上場を目指す雪国まいたけは公開規模が400億円超に上るため、需要状況を注視したい。また、今週はダイレクトマーケティングミックス<7354>(10月5日、東証1部または2部)の新規上場が発表されている。 《HK》
関連銘柄 23件
2484 東証スタンダード
283
10/11 15:00
+2(%)
時価総額 37,287百万円
フードデリバリー専門サイトを運営。配達代行サービスに強み。アクティブユーザー数は約600万人。飲食店のみならずコンビニ等の小売店も加入し加盟店数増える。リピーターも増え売上増を見込むも、販促費が重し。 記:2024/05/12
3760 東証スタンダード
948
10/11 15:00
-11(%)
時価総額 5,621百万円
モバイルオンラインゲームの開発・運営を行う。弾幕シューティングゲームに強み。動画配信関連事業も手掛ける。スマホゲーム開発・運営を行う「でらゲー」を傘下に持つ。新規ゲーム「東方幻想エクリプス」は売上順調。 記:2024/06/07
3923 東証プライム
2,230.5
10/11 15:00
+66.5(%)
時価総額 404,202百万円
経費精算システム「楽楽精算」が主力。電子請求書発行システム「楽楽明細」やクラウド型販売管理システム「楽楽販売」などのほか、IT人材事業も展開。楽楽精算は累計導入社数が1.7万社超。成長投資を継続。 記:2024/08/23
3995 東証グロース
360
3/27 15:00
+16(%)
時価総額 3,882百万円
クリエイターとファンをつなぐプラットフォームサービスを手掛ける。「Bitfan Pro」と「Bitfan」が中核。FCサービスは売上堅調。サービス数、有料会員数の増加が寄与。24.1期3Qは大幅増益。 記:2024/01/28
516
10/11 15:00
+2(%)
時価総額 19,481百万円
デジタル・クリエイティブスタジオ事業を展開。新規事業及びプロダクトの開発支援、IT人材の発掘・育成・紹介等を手掛ける。ストック型顧客数は120社超。生成AI活用の新規事業創出支援アプリの提供を開始。 記:2024/08/01
4056 東証グロース
902
10/11 15:00
+5(%)
時価総額 13,019百万円
独自の深層学習モデルや開発・運用支援ツールによるAI解析サービスやエッジAI機器、LEDサイネージ、AIライセンスを提供する。23年12月期はAIサービスが堅調も、研究開発費や人件費が重しとなった。 記:2024/04/13
4381 東証グロース
781
10/11 15:00
-18(%)
時価総額 1,870百万円
サブスクリプション統合プラットフォーム「Bplats」の開発・提供を行う。SaaSサービスを一元管理するクラウドサービス「サブかん」等も。契約社数は250社超。通信インフラコストの縮減などに取り組む。 記:2024/07/08
4385 東証プライム
2,448.5
10/11 15:00
-62(%)
時価総額 393,893百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4443 東証プライム
2,225
10/11 15:00
+25(%)
時価総額 278,170百万円
営業DXサービス「Sansan」、インボイス管理サービス「Bill One」等を手掛ける。Sansanは契約件数が9400件超。Bill Oneの有料契約件数は2600件超。Bill Oneは高成長続く。 記:2024/06/07
4477 東証グロース
237
10/11 15:00
+3(%)
時価総額 26,541百万円
ネットショップ作成サービス「BASE」や購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供するBASE事業が主力。オンライン決済サービス、資金調達サービス等も。PAY.JP事業ではプロダクトの強化図る。 記:2024/07/08
4480 東証プライム
3,835
10/11 15:00
-50(%)
時価総額 125,236百万円
人材採用システム「ジョブメドレー」など医療・介護領域に特化した人材紹介サービスを手掛ける。調剤薬局向けシステム「Pharms」等も。顧客事業所数は33万件超。29.12期売上高1000億円目指す。 記:2024/05/08
4483 東証プライム
4,699
10/11 15:00
+56(%)
時価総額 286,178百万円
匿名加工化された疫学データを製薬会社や保険会社などに提供。国内最大規模の遠隔読影プラットフォーム、調剤薬局支援事業等も。オムロン傘下。健康情報プラットフォーム「Pep Up」の発行ID数は拡大続く。 記:2024/06/03
4485 東証グロース
3,595
10/11 15:00
-10(%)
時価総額 92,255百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
4488 東証グロース
3,525
10/11 15:00
-20(%)
時価総額 14,093百万円
AIを活用したクラウド型の手書き文字認識ツールを開発・販売。AI-OCRサービス「DX Suite」を企業へ提供。OEM提供も。生成AIによる機能強化を実施。リカーリング型モデルは売上拡大。 記:2024/06/09
4599 東証グロース
357
10/11 15:00
+2(%)
時価総額 21,261百万円
バイオベンチャー。大阪大学発。組織修復能力を最大限に引き出して組織や臓器の再生を誘導する再生誘導医薬を研究開発。新規再生誘導医薬に関する薬効試験、非臨床試験は進捗。24.7期2Q累計は損益横ばい。 記:2024/04/15
4816 東証スタンダード
3,225
10/11 15:00
-15(%)
時価総額 677,250百万円
東映系アニメ製作会社。1956年創立。ワンピースやプリキュアなどの映像製作、キャラクター版権ビジネスが柱。商品販売事業、キャラクターショー等も。主力作品の安定収益確保を図る。海外事業にも引き続き注力。 記:2024/06/15
6027 東証グロース
3,030
10/11 15:00
+115(%)
時価総額 67,502百万円
法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」、税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」を運営。クラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」等も。クラウドサインでは大企業を中心に顧客獲得の強化を図る。 記:2024/08/05
3,145
10/11 15:00
+20(%)
時価総額 302,911百万円
減速機メーカー。小型精密減速機で世界トップシェア。NASAの火星探査車などで採用実績。回転系アクチュエータ、モータなども手掛ける。先進医療用途は需要拡大。配当性向30%目処。27.3期売上900億円目標。 記:2024/07/26
6599 東証スタンダード
2,270
10/11 13:21
+20(%)
時価総額 3,487百万円
産業用電子機器、工業用コンピュータの設計・製造・販売を行う。半導体製造装置など計測・制御分野の売上構成比率が高い。25.3期は増収増益計画。交通関連分野は鉄道・信号向け中心に新設、更新需要を見込む。 記:2024/07/02
6757 東証スタンダード
840
10/11 13:58
+3(%)
時価総額 4,620百万円
水関連機器メーカー。浄水器や電解水素水生成器、水自動販売機等を製造、販売。メンテナンスや水宅配等も手掛ける。高級食パン店も展開。商業施設等でウォータークーラーなどの導入が順調。メンテナンスも拡大。 記:2024/05/25
7564 東証スタンダード
4,275
10/11 15:00
+10(%)
時価総額 349,896百万円
作業服、作業関連用品などの専門店をFC展開。ベイシアグループ。アウトドア・スポーツウエアなども取り扱う。店舗数は1000店舗超。ワークマン女子の店舗網を拡大。PB商品のチェーン全店売上構成比率は6割超。 記:2024/09/03
261
10/11 15:00
-6(%)
時価総額 7,221百万円
核酸自動抽出装置や臨床診断装置などの装置部門、研究用試薬などの試薬・消耗品部門が柱。装置のメンテナンス、受託製造・受託検査なども手掛ける。ELITechGroupが主要取引先。生産体制の強化等に取り組む。 記:2024/08/30
9425 東証スタンダード
289
10/11 15:00
±0(%)
時価総額 1,659百万円
中古モバイル機器の買取・再販等を行うリユース関連事業が主力。旧社名は日本テレホン。ショーケース傘下。オンラインショップの運営やレンタルサービス等も。グローバルでは香港、ドバイへの販売ルート構築が進む。 記:2024/06/09