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米中協議の進展期待が高まる【クロージング】

2020/1/10 16:02 FISCO
*16:02JST 米中協議の進展期待が高まる【クロージング】 10日の日経平均は続伸。110.70円高の23850.57円(出来高概算10億9000万株)で取引を終えた。9日の米国市場では、イランとの対立激化が回避されたことを好感した買いが継続しているほか、中国の劉副首相が13日からワシントンを訪れ、15日に米中貿易交渉の第一段階目の合意について両国が署名する予定が報じられたことも材料視されて上昇しており、日本株市場もこの流れを引き継ぐ格好となった。 オプションSQに絡んだ商いが差し引きで買い越しだったことも日経平均を押し上げる一因となり、寄り付き直後には一時23903.29円まで上げ幅を広げた。その後は3連休に入るほか、10日の米雇用統計の結果も見極めたいとする手控えムードもあってか、23800円を挟んでのこう着が続いた。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1000を超えているが、値上がり、値下がり数はほぼ拮抗。セクターでは鉱業、医薬品、海運、機械、証券が堅調。半面、繊維、電力ガス、水産農林、ゴム製品、空運、鉄鋼が小安い。指数インパクトの大きいところでは、下方修正を発表したファーストリテ<9983>が、1社で日経平均を約64円下押す要因となったが、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、ファミリーマート<8028>、TDK<6762>がけん引。 出来高は10億株程度と薄商いの中ではあるが、強含みの展開が続いた。前引け段階で上げ幅を縮める局面もみられたが、大引けにかけて再び強含むなど、潜在的な買い戻しニーズはあるとみられる。中東情勢の行方を睨みながらの状況が続きそうではあるが、来週には米中交渉への期待等も高まりやすいところ。 また、来週は国内でも小売企業などの決算発表が予定されているが、米国ではシティグループ、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースといった金融株の決算発表が予定されている。決算内容が評価されてくるようだと、米国市場の一段の上昇も意識されてくるであろう。外部環境の不透明感が強い中、インデックスに絡んだ商いが指数を押し上げてくる可能性はありそうだ。 《AK》
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6762 東証プライム
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+23.5(%)
時価総額 3,638,906百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6954 東証プライム
3,973
11/27 15:30
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時価総額 3,954,800百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
22,240
11/27 15:30
-410(%)
時価総額 10,489,118百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
51,190
11/27 15:30
-260(%)
時価総額 16,289,733百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,981
11/27 15:30
+137(%)
時価総額 13,202,025百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17