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後場に注目すべき3つのポイント~SQ通過で目先は日柄調整の可能性も

2019/11/8 12:43 FISCO
*12:43JST 後場に注目すべき3つのポイント~SQ通過で目先は日柄調整の可能性も 8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅に4日続伸、SQ通過で目先は日柄調整の可能性も ・ドル・円は反落、米中協議の進展に不透明感も ・値上がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は小幅に4日続伸、SQ通過で目先は日柄調整の可能性も 日経平均は小幅に4日続伸。21.78円高の23352.10円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えている。 7日の米株式市場でNYダウは182ドル高と反発し、過去最高値を更新した。米中が段階的な関税措置の撤廃で合意したと伝わり、買いが先行。ただ、合意は決定事項でなく「ホワイトハウス内で反対が出ている」との報道もあり、引けにかけて上げ幅を縮小した。米長期金利の大幅上昇とともに為替相場は1ドル=109.40円台まで円安方向に振れる場面があり、本日の日経平均も米株高や円安を好感して219円高からスタート。オプション11月限の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ売買が買い越しだったことも押し上げ要因になったとみられる。朝方には一時23591.09円(260.77円高)まで上昇したが、SQ値(市場推計で23637.93円)に届かず失速すると、前引けにかけてマイナスに転じる場面もあった。東証1部の値上がり銘柄は全体の5割強、対して値下がり銘柄は4割強となっている。 個別では、前日に決算を受けて売られたソフトバンクG<9984>が2%超高と反発。4-9月期決算が市場予想を上回ったテルモ<4543>は13%超高と急伸し、この2銘柄で日経平均を約92円押し上げた。その他売買代金上位では、米長期金利の上昇が買い材料視された三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といったメガバンク株、決算を評価した買いが続くトヨタ自<7203>などが堅調で、自社株買い実施を発表したキリンHD<2503>は9%超の大幅高。また、レック<7874>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、キーエンス<6861>などが軟調で、任天堂<7974>は小安い。業績予想を実質的に下方修正した資生堂<4911>が急落し、バンナムHD<7832>やルネサス<6723>も決算を受けて売りがかさんだ。また、山田コンサル<4792>や三桜工<6584>が東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、精密機器、石油・石炭製品、倉庫・運輸関連業などが上昇率上位。反面、化学、その他製品、空運業などが下落率上位だった。 米株高や円安の流れを引き継ぎ、本日の日経平均は200円を超える上昇でスタート。中国政府が「米国と追加関税の段階的な撤廃で合意」と発表したことが好感された。朝方には取引時間の年初来高値を大きく更新したが、その後失速しマイナス転換する場面も見られた。米中の合意を巡っては「米政権内で猛烈な反対が出ている」とか、「ナバロ米大統領補佐官が、現時点で『第1段階』の合意条件として関税撤廃を含めることに合意はないと語った」といった報道もあり、米政権からの正式なコメントを待ちたいという思惑が広がっているようだ。 SQ通過後の失速に需給面への懸念がくすぶる可能性もある。このところ外国人投資家の買いは現物株中心だった印象だが、日経平均寄与度が大きいファーストリテの本日の軟調ぶりを見ると、先物にまとまった売りが出ているとみられる。上に付けたSQ値は目先の上値めどとして意識されやすい。企業による業績下方修正が相次ぎ、日経平均の予想1株当たり利益(EPS)が縮小するとともに、直近の株高で予想PERは13倍台後半まで上昇。バリュエーション面でも警戒感が出やすい局面だろう。米中協議の進展や企業業績の底入れによる「年末高」への期待も根強いため、下値では押し目買いの動きがあるだろうが、日経平均は目先23000円台で日柄調整、個別株物色中心といった展開も想定しておきたい。 ■ドル・円は反落、米中協議の進展に不透明感も 8日午前の東京市場でドル・円は反落。米中貿易協議への楽観的な見方で円売りが先行したが、不透明感もありドルは利益確定売りが強まった。 米中貿易協議は両国が相互に発動した関税を今後段階的に撤廃する方向とみられ、進展期待のドル買い・円売りが優勢に。米ホワイトハウスの対中摩擦解消への前向きな姿勢が好感され、ドル・円は一時109円40銭台に浮上した。 ただ、米中の段階的な関税撤廃に対し米国議会が慎重姿勢を示すなど先行き不透明感もあり、ドルはその後下げに転じた。一方、ランチタイムの日経平均先物はプラス圏のため、株高継続を見込んだ円売りにドルは目先もサポートされそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円15銭から109円41銭、ユーロ・円は120円63銭から120円88銭、ユーロ・ドルは1.1048ドルから1.1053ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・ホロン<7748>、アイスタディ<2345>など、9銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・米ホワイトハウス報道官 「中国との合意に対して楽観的」 ・ボスティック米アトランタ連銀総裁 「米国経済はしっかりしている」 「金融政策はやや緩和的で、一段の調整はデータ次第」 【経済指標】 ・日・9月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+0.8%(予想:+0.1%、8月:-0.2%←-0.1%) ・日・9月家計支出:前年比+9.5%(予想:+7.0%、8月:+1.0%) <国内> ・14:00 9月景気動向指数・先行速報値(予想:92.2、8月:91.9) <海外> ・時間未定 中・10月輸出(前年比予想:-3.9%、9月:-3.2%) ・時間未定 中・10月輸入(前年比予想:-7.8%、9月:-8.5%) ・15:45 スイス・10月失業率(予想:2.2%、9月:2.1%) ・16:00 独・9月貿易収支(予想:+195億ユーロ、8月:+164億ユーロ) ・EU財務相理事会 《HH》
関連銘柄 18件
2345 東証スタンダード
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時価総額 5,914百万円
ブロックチェーン開発支援等を行うブロックチェーンサービス事業、システムエンジニアリング事業が柱。Zaif、チューリンガムなどを傘下に持つ。Zaifの経営改革は順調。新規パイプライン開拓等に取り組む。 記:2024/10/06
2503 東証プライム
1,940
1/14 15:30
-35(%)
時価総額 1,773,160百万円
国内ビール2強の一角であるキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンを傘下に収める持株会社。ビールは「一番搾りブランド」が主力。医薬事業、ヘルスサイエンス事業等も展開。ファンケルへのTOBは成立。 記:2024/10/05
4543 東証プライム
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-1(%)
時価総額 4,458,675百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
1,831
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-37(%)
時価総額 36,430百万円
経営コンサルティング事業、M&Aアドバイザリー事業などのコンサルティング事業が主力。未上場株式投資事業などの投資事業も手掛ける。事業再生などに強み。経営コンサルティング事業は案件相談、受注ともに順調。 記:2024/10/12
4911 東証プライム
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-66.5(%)
時価総額 1,007,400百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。26.12期コア営業利益率7%目標。グローバルでコスト構造改革図る。 記:2024/12/15
6584 東証プライム
719
1/14 15:30
-10(%)
時価総額 26,684百万円
自動車部品メーカー。ブレーキ配管関連製品や燃料配管関連製品、シートベルト関連製品等を手掛ける。1939年設立。サーマル・ソリューション事業の拡大に注力。アジアでは車輌配管製品の能力増強などに取り組む。 記:2024/12/14
1,983
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時価総額 3,709,430百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6861 東証プライム
62,120
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時価総額 15,108,081百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
7203 東証プライム
2,907.5
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-24.5(%)
時価総額 45,923,925百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7748 JQスタンダード
3,115
3/29 15:00
-105(%)
時価総額 11,912百万円
半導体の検査・測定装置を展開。マスク用電子ビーム微小寸法測定装置やマスク用元素分析欠陥検査装置を手掛ける。電子ビーム制御技術に定評。次世代機は開発順調。為替差益は増加。22.3期3Qは2桁増収増益。 記:2022/02/14
3,498
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時価総額 2,308,680百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。トイホビー事業ではガンダムシリーズのプラモデルなどが順調。 記:2024/12/07
7874 東証プライム
1,178
1/14 15:30
-15(%)
時価総額 44,958百万円
「激落ちくん」で知られる総合家庭用品メーカー。家庭用日用雑貨品、清掃・衛生用消耗品等を手掛ける。2018年に殺虫剤「バルサン」事業を買収。配当性向20%目処。既存製品のリニューアル、工場の生産性向上図る。 記:2024/08/30
7974 東証プライム
9,332
1/14 15:30
+84(%)
時価総額 12,119,375百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。京都府京都市に本社。新作の「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」は滑り出し順調。 記:2024/12/22
8035 東証プライム
26,020
1/14 15:30
-1,005(%)
時価総額 12,271,891百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
1,859.5
1/14 15:30
-44(%)
時価総額 24,697,870百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。金利上昇で利ザヤ拡大。ウェルスナビを完全子会社化へ。 記:2024/12/20
3,712
1/14 15:30
-42(%)
時価総額 14,567,863百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
9983 東証プライム
47,720
1/14 15:30
-980(%)
時価総額 15,185,506百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,007
1/14 15:30
-244(%)
時価総額 13,240,245百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27