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後場に注目すべき3つのポイント~海外材料にも反応乏しく、決算ピークで模様眺めムード

2019/7/31 12:41 FISCO
*12:41JST 後場に注目すべき3つのポイント~海外材料にも反応乏しく、決算ピークで模様眺めムード 31日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、海外材料にも反応乏しく、決算ピークで模様眺めムード ・ドル・円は下げ渋り、米大幅利下げ回避に思惑 ・値下がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位は京セラ<6971> ■日経平均は反落、海外材料にも反応乏しく、決算ピークで模様眺めムード 日経平均は反落。211.32円安の21497.99円(出来高概算5億7321万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、米中協議が再開されたものの、トランプ大統領が中国を批判するツイートを行い、先行き懸念から売りが先行したが、FOMCの結果を見極めたいとの思惑から下げ幅を縮小した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比175円安の21485円となり、その水準にサヤ寄せする格好から日経平均には朝方から売りが先行した。その後も、米中貿易摩擦の期待感が後退するなか、翌営業日に控えるバンナムHD<7832>の日経平均への採用に伴うインデックス売り需要なども相まって寄り付きから下げ幅を拡大。前場中ごろから開始された中国株をはじめとしたアジア株式市場も軟調な動きとなり、相場の重しになった。 セクターでは、電気・ガス業を除く東証32業種が揃って下落するなか、その他製品や倉庫・運輸関連業などの下落が目立った。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>やソフトバンクG<9984>、京セラ<6971>で日経平均を約80円分押し下げた。売買代金上位銘柄では、減収下での第1四半期2ケタ増益決算でサプライズとなったソニー<6758>が年初来高値を更新し、ZOZO<3092>も第1四半期大幅増益決算受けて過度な警戒感が後退したことで11%高となった。そのほか、前日の決算を受けてアンリツ<6754>やオリエンタルランド<4661>も前引け時点でプラスに。一方で、前日に想定外の2ケタ減益決算になった任天堂<7974>が3%安となったほか、トヨタ自動車<7203>、東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>、キーエンス<6861>は軟調であった。 中国国家統計局が本日発表した7月の製造業購買担当者指数(PMI)は前月比0.3ポイント上昇の49.7となり、市場予想を上回ったものの、小幅な改善だったことから材料視する動きは限定的であった。また、前日に4-6月期決算を発表した米アップルは、3四半期ぶり増収となり、時間外取引で4%高となっているものの、主力「iPhone」の売上は減少基調が続いており、その他のサービス部門による伸びが顕著だったことから、東京市場における電子部品関連に対する市場反応もまちまちであった。日本国内が決算以外に手がかり材料に乏しいなか、海外市場の動向を受けた反応も鈍いようである。 足元の東京市場では、決算を手掛かりとした個別物色が主体となる構図に変化はなく、米中通商協議のほか、トランプ大統領による大幅利下げ要求が伝わるなかで米連邦公開市場委員会(FOMC)の動向を見極めたいとする向きは多いとみられる。引き続き東証1部が薄商いのなか、前述したインデックスイベントによる売り需要を警戒する投資家も多いだろう。本日は医薬品や金融、消費財セクターのほか、電子部品関連といった400社超の決算が控える。8月9日に次ぐ決算ピークということで、後場にかけて一段と模様眺めムードが強まろう。 ■ドル・円は下げ渋り、米大幅利下げ回避に思惑 31日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日本株安を受けやや円買いに振れたが、米大幅利下げは回避されるとの思惑からドル売りは抑制された。 ドル・円は朝方から108円半ばでのもみ合い。日経平均株価の軟調地合いを受けた円買いでやや失速。ただ、10時に発表された中国製造業PMIの予想上振れで小幅に円売りが進み、ドルは108円64銭に浮揚する場面もあった。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで目先の日本株安継続への警戒感から、円買いは根強い。半面、今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ観測は後退しており、目先のまとまったドル売りは抑制されそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円50銭から108円64銭、ユーロ・円は121円00銭から121円18銭、ユーロ・ドルは1.1147ドルから1.1158ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・明豊ファシリティワークス<1717>やメディア工房<3815>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位は京セラ<6971> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・中・7月製造業PMI:49.7(予想:49.6、6月:49.4) ・中・7月非製造業PMI:53.7(予想:54.0、6月:54.2) ・豪・4-6月期消費者物価指数:前年比+1.6%(予想:+1.5%、1-3月期:+1.3%) <国内> ・特になし <海外> ・15:00 独・6月小売売上高(前月比予想:+0.5%、5月:-1.7%←-0.6%) 《HH》
関連銘柄 15件
1717 東証スタンダード
888
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時価総額 11,345百万円
建築・オフィス移転プロジェクトの施工管理を発注者側の立場で行う。DX実現支援や脱炭素化支援を育成中。24.3期3Q累計発注者支援が堅調。受注粗利率も最高水準まで回復し、二桁増収増益に。配当性向55%目安。 記:2024/04/16
3092 東証プライム
5,111
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時価総額 1,592,812百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
3815 東証グロース
436
10/4 15:00
+9(%)
時価総額 4,927百万円
デジタルコンテンツ配信会社。占いがメインのコンテンツを配信。通話アプリ「きゃらデン」、ゴルフマッチングサービス「CarryGo!」等も手掛ける。デジタルコンテンツは従量課金コンテンツの強化などを図る。 記:2024/04/29
4661 東証プライム
3,724
10/4 15:00
-10(%)
時価総額 6,771,912百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
6754 東証プライム
1,145
10/4 15:00
+14(%)
時価総額 155,567百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
2,767
10/4 15:00
-13(%)
時価総額 17,274,652百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
69,090
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+160(%)
時価総額 16,803,241百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6971 東証プライム
1,711.5
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時価総額 2,585,176百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
6981 東証プライム
2,797
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時価総額 5,670,758百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
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時価総額 42,190,556百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
3,286
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時価総額 2,188,476百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
7974 東証プライム
7,743
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時価総額 10,055,757百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
25,355
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-405(%)
時価総額 11,958,255百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,210
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時価総額 15,659,655百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,561
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-119(%)
時価総額 14,750,209百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17