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オリバー、IHI、インフォコムなど

2021/6/1 15:49 FISCO
<7956> ピジョン 3240 +155大幅反発。中国共産党が政治局会議で1組の夫婦に3人目の出産を認める方針を示したと伝わっている。20年の出生数が中国建国後最大の落ち込みとなるなど、少子高齢化による経済成長鈍化への危機感が強まっていることが背景となっているようだ。同社は育児用品の国内トップ企業であり、中国での売上構成比も高いことから、今後の業績の下支えにつながるとの見方が優勢に。 <6981> 村田製 8449 +170急反発。国内電子部品メーカーの受注が急増と報じられている。自動車生産の急回復に加え、自動車・部品メーカーが在庫の積み増しのために発注を増やしているもよう。コロナ禍の不安定なサプライチェーンが高水準な受注に結び付く形のようだ。同社の3月末受注残高は前年同期末比8割増の4343億円と過去最高に達しているとされる。当面の業績動向に対する安心感につながっているようだ。 <4062> イビデン 5250 +170大幅反発。経済産業省では、TSMCが新たに設ける日本拠点への支援を決めたと発表している。総事業費約370億円の半分を拠出するようだ。同社など国内企業20社超が参画、官民一体で連携して、最先端の半導体製造技術の開発を目指すとしている。同社はメーンパートナーになるとも伝わっており、高水準の半導体需要長期化が想定される中で、メリットを期待する動きが優勢になっている。 <8068> 菱洋エレク 2554 -116大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は4.6億円で前年同期比10.6%減となり、通期計画の20億円、前期比57.9%増に対して低調なスタートと受けとめられている。半導体/デバイスの売上が大きく拡大した一方、ICT/ソリューションの売上が減少している。また、世界的な半導体の供給不足問題の影響が、パソコンやサーバー、モニターなどのITハードウェア製品の供給にも波及しているもよう。 <7959> オリバー 2865 -290大幅安で下落率トップ。前日に上半期の決算を発表、営業利益は18.3億円で前年同期比26.1%増益となった。従来予想の17億円を上回る着地となったが、2-4月期は前年同期比27.1%の減益に転じている。大型宿泊施設の納入一巡などで、家具・インテリア事業の伸び率が同四半期には鈍化した。第1四半期の高い収益変化率から上振れ期待は高まっていたとみられ、目先の出尽くし感が優勢の展開になっているもよう。 <6191> エアトリ 2877 -50急反落。前日に業績予想の修正を発表。21年9月期営業利益は従来予想の13億円から26億円に引き上げた。前期は90億円の赤字。エアトリ旅行事業以外の既存5事業(訪日旅行・Wi-Fiレンタル、ITオフショア開発、ライフイノベーション、ヘルスケア、投資)がいずれも好調に推移。ただ、業績回復期待で、足元の株価はコロナショック前水準を大きく上回っており、短期的な出尽くし感が優勢となった。 <3681> ブイキューブ 2424 +11反発。イベントDX事業を展開する米国企業のXyvid社を買収、子会社化すると発表。Xyvid社は同社と同様の「SaaS+Service」モデルでイベントDX事業を展開、フォーチュン500企業を中心に導入が進み、事業収益は既に黒字化。グローバル展開の拡大などが期待され、ポジティブな反応が先行した。買収資金として金融機関から16.5億円を借り入れ、フリーキャッシュフローから返済していく計画。 <5423> 東製鉄 1134 +17急反発。大和証券では投資判断を「3」から「2」に格上げ、目標株価も750円から1300円に引き上げている。鉄鋼製品不足の状況は当面継続すると想定、追加値上げなどによって会社側業績計画には上振れ余地とみている。また、CO2排出量の相対的に低い電炉でホットコイルやH形鋼を生産するポジショニング、豊富なネットキャッシュとFCFによる継続的な自己株式取得なども評価ポイントとしている。 <7013> IHI 2817 +155大幅反発。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価も2180円から3580円にまで引き上げた。4-6月期をボトムに航空・宇宙・防衛セグメントの利益は回復に転じるとみている。欧米を中心としたワクチン接種進展で、7-9月期以降は航空旅客が増加する可能性が高く、航空エンジン事業に好影響とみている。脱炭素では燃料アンモニアの取り組みに強みがあることも注目できるとしている。 <4348> インフォコム 2848 +307大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を新規に「オーバーウェイト」、目標株価を6700円に設定。巣ごもり特需反動減、マンガ海賊版サイト横行による需要減などの懸念材料から株価は調整しているものの、中期利益成長力、電子コミック市場の高い成長ポテンシャル、戦略的な投資枠300億円利用による収益インパクト期待などを評価。今・来期と市場予想を大きく上回る収益成長を想定している。 《ST》
関連銘柄 10件
3681 東証プライム
226
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 5,954百万円
汎用Web会議システムの販売等を行うエンタープライズDX事業、セミナー配信プロダクトの提供等を行うイベントDX事業が柱。防音個室ブース「テレキューブ」等も。イベントDX事業は生成AI活用等で製品力を強化。 記:2024/10/05
4062 東証プライム
4,888
11/22 15:30
+125(%)
時価総額 688,529百万円
ICパッケージ基板で世界トップシェア。1912年に揖斐川電力として創業。岐阜県大垣市に本社。自動車排気系部品等のセラミック事業も。電子事業は生成AI用サーバー向けが順調。28.3期売上6500億円目標。 記:2024/06/15
4348 東証プライム
6,040
10/15 15:00
±0(%)
時価総額 347,904百万円
国内最大級の電子コミック配信サービス「めちゃコミック」の運営を行う。医療機関向けパッケージ・サービスなどのITサービスも。ヘルスケア事業は順調。米投資ファンドがTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/07/26
5423 東証プライム
1,470
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 161,794百万円
国内最大手の電炉メーカー。1934年設立。主力製品のH形鋼は国内生産量トップ。電炉でコイル・厚板を生産できるのは同社のみ。無借金経営。引き続きコスト低減に取り組む。グリーン鋼材「ほぼゼロ」は好評。 記:2024/08/05
6191 東証プライム
1,130
11/22 15:30
+27(%)
時価総額 25,302百万円
総合旅行プラットフォーム「エアトリ」を運営。Wi-Fiレンタル事業、地方創生事業、ITオフショア開発事業等も。メルマガのまぐまぐ等を傘下に持つ。M&Aによる成長投資を行う。エアトリ経済圏の構築・強化図る。 記:2024/10/09
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7956 東証プライム
1,466
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 178,343百万円
ベビー用品メーカー。哺乳びんで世界トップシェア。介護用品や老化予防用品、認可保育園の運営等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。電動鼻吸い器など新商品は国内販売順調。新規市場への参入等を積極的に検討。 記:2024/07/28
7959 東証1部
3,770
9/13 15:00
-10(%)
時価総額 48,920百万円
家具・インテリア事業が主力。オフィスや宿泊施設向けにオリジナル家具の企画・製造、海外商品の輸入販売等を手掛ける。家具・インテリア事業は収益堅調。大型オフィス移転案件等が寄与。21.12期2Qは2桁増益。 記:2021/07/06
8068 東証プライム
3,965
3/27 15:00
-20(%)
時価総額 106,262百万円
三菱電機系列の半導体商社。米インテル製半導体なども扱う。リョーサンと経営統合に伴い3月28日付で当社株は上場廃止に。代わって4月1日付で持株会社のリョーサン菱洋HDが上場へ。24.3期は14カ月変則決算。 記:2024/03/10