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日経平均は続落、イベント控え持ち高調整、IPOで好発進相次ぐ

2019/12/11 12:17 FISCO
*12:17JST 日経平均は続落、イベント控え持ち高調整、IPOで好発進相次ぐ  日経平均は続落。57.28円安の23352.91円(出来高概算5億4000万株)で前場の取引を終えている。  10日の米株式市場でNYダウは小幅に続落し、27ドル安となった。翌日に発表される連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や、15日に期限を迎える対中関税発動を巡る米中協議の動向を見極めたいとの思惑が強く、もみ合う展開だった。米中協議に関しては、「米中の担当者が15日の関税発動見送りを根回ししている」との報道が見られた一方、クドロー国家経済会議(NEC)委員長が「制裁関税はまだテーブル上にある」などと述べたことが伝わっている。為替相場が1ドル=108.70円前後と前日に比べやや円安に振れていたことから、本日の日経平均は10円高と小高くスタートしたが、米市場と同様に積極的な買いは限定的で、その後下げに転じた。東証1部の値下がり銘柄は全体の6割強、対して値上がり銘柄は3割強となっている。  個別では、売買代金トップの任天堂<7974>が4日ぶりに反落。キーエンス<6861>や三菱UFJ<8306>などのメガバンク株も軟調で、ソニー<6758>やソフトバンクG<9984>は小安い。一部証券会社の投資判断引き下げが観測されたピジョン<7956>、11月度の業績がやや物足りないと受け止められたMRO<3064>、決算発表で材料出尽くし感が広がったシーイーシー<9692>などは売りがかさんだ。また、業績下方修正を発表したベステラ<1433>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、エアウォーター<4088>は商いを伴い3日続伸。本日は公募株の受渡期日となっている。東エレク<8035>など半導体関連株も堅調で、SUMCO<3436>は3%超上昇した。トヨタ自<7203>やファーストリテ<9983>は小幅高。また、今期大幅増益見通しのグッドコムA<3475>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、海運業、銀行業、証券などが下落率上位。半面、水産・農林業、電気・ガス業、鉄鋼など5業種が上昇した。  前場の日経平均は朝高後にマイナスへ転じ、小安い水準でもみ合う展開となった。ここまでの東証1部売買代金は前日並みの8700億円ほどで、1日を通じても2兆円を下回るとみられる。前日の当欄でも指摘したとおり、FOMCの結果発表や米国の対中関税発動期限、さらに12日の英総選挙や欧州中央銀行(ECB)理事会といった重要イベントが目前に迫り、市場は様子見ムードを強めている。個別株やセクターごとの動向を見ても、持ち高調整を目的とした売買にとどまっていると考えられる。円相場は朝方から下げ一服となっており、アジア株は総じて小動き。前引け時点での東証株価指数(TOPIX)下落率は0.41%となっており、日銀による上場投資信託(ETF)買い入れが実施されるか判断しづらいところ。後場の日経平均は前日同様、こう着感を強めるとみておきたい。  新興市場では日経ジャスダック平均が小幅高、マザーズ指数が反落とまちまち。ただ、好業績株を中心に買いを集めているようだ。また、IPO(新規株式公開)銘柄では上場2日目のALiNK<7077>が公開価格の約2.4倍となる初値を付けたうえ、本日上場のマクアケ<4479>も資金調達規模がやや大きかったにもかかわらず、公開価格を7割以上上回る初値を付けた。IPO銘柄の組み入れは上場翌月末のため、マザーズ指数はやや上値が重いものの、個人投資家の中小型株物色はなお活発と言えるだろう。(小林大純) 《AK》
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プラント解体工事会社。工場やタンク等のプラント解体工事を手掛ける。特許工法を多数保有。人材サービス等も。工事監督の採用を積極化。26.1期売上120億円目標。脱炭素解体ソリューション等を重点戦略に掲げる。 記:2024/05/06
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間接資材のインターネット通販最大手。工場・工事用、自動車整備用等の間接資材を販売。取扱商品は約2200万点。登録会員数は910万6521口座。購買管理システム事業は高成長。23.12期通期は2桁増収増益。 記:2024/04/15
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半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3475 東証プライム
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時価総額 26,299百万円
東京23区を中心に投資用新築マンションを開発・販売。神奈川、埼玉、千葉に事業地域を拡大中。24.10期1Qは投資用マンションの販売が順調。賃料収入も増えて増収・大幅営業増益に。通期最高業績・増配を見込む。 記:2024/04/16
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時価総額 460,544百万円
大手産業ガスメーカー。産業ガスや機能材料の提供等を行うデジタル&インダストリー部門が柱。医療機器や消火設備の提供、冷凍食品や飲料の製造・販売等も。特殊ケミカル供給などエレクトロニクス関連事業の拡大に注力。 記:2024/08/29
4479 東証グロース
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時価総額 6,322百万円
応援購入型クラウドファンディングサイト「Makuake」を運営。製品プロデュース支援事業等も。会員数は275万人超。池田泉州HDの法人向けデジタルバンク事業に参画。1プロジェクト当たりの単価向上を図る。 記:2024/06/15
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時価総額 17,574,321百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
68,410
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時価総額 16,637,859百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
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7203 東証プライム
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7956 東証プライム
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7974 東証プライム
7,878
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時価総額 10,231,080百万円
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1,552
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9692 東証プライム
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9983 東証プライム
54,490
10/11 15:00
+3,130(%)
時価総額 17,339,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,954
10/11 15:00
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時価総額 15,427,330百万円
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