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*18:24JST ベステラ---中期経営計画「脱炭素アクションプラン2025」は順調に進捗。2025年1月期業績予想は2度の上方修正 　 ベステラ<1433>は、高度な技術力を必要とする鋼構造物の「プラント解体工事に特化」し、我が国の基幹産業である製鉄、電力、ガス、石油などの高い安全性が必要なプラント解体事業を展開している。 同社のビジネスモデルは、大型プラント解体において、エンジニアリング（提案・設計・施工計画）やマネジメント（監督・施工管理）を行うことである。実際の解体工事は、外注先が行い、同社は主に現場の監督・施工管理を行う。このため、工事用重機や工事部隊を保有しないうえ、材料などの仕入れ・生産取引も行わない。資産保有リスクや在庫リスクを回避しているのが特徴である。 「プラント解体工事」の市場は、今後加速度的に拡大することが予想されている。今後30年間で建設後50年以上経過する施設の割合が加速度的に増加するためである。またプラントも同様に1960年代の高度経済成長期以降に建設された設備の急速な老朽化が見込まれる。さらに再生可能エネルギー事業への転換による企業の再編などにより、解体・更新が増加することも見込まれる。 政府も高効率化に向けたプラント業界の再編や再構築を推進している。 2020年10月に「2050年カーボンニュートラル宣言」において、温室効果ガスの排出実質ゼロ（カーボンニュートラル）、さらには過去に大気中に排出されたCO2の削減（ビヨンド・ゼロ）を掲げている。運輸、製造業、電力業界をはじめとする様々な業界で技術革新が促され、税制面でも企業に対して強力な後押しがなされると予想される。また、2021年10月に「第6次エネルギー基本計画」を閣議決定した。政府は、温暖化対策に関する国際的な枠組み「パリ協定」を受けて、「第6次エネルギー基本計画」を作成し、2030年のエネルギーミックス水準実現を目指すとしている。 こうした市場環境や動きを背景に、同社は2026年1月期を最終年度とする新中期経営計画「脱炭素アクションプラン2025」を推進中である。基本方針として、「脱炭素経営と企業風土の変革による収益力の向上」を掲げ、 事業環境の変化を機会と捉え、脱炭素経営を推進し、企業風土を変革することにより、収益力の向上を図るとともに、“新たな成長への転換点”と位置付けるとしている。 数値面では、最終年度2026年1月期の売上高120億円、営業利益12億円を目標とし、ROE13％以上としている。 足元の業績は好調である。9月5日には今期2度目の連結業績予想の上方修正を行った。2025年1月期の連結業績予想は、売上高が前期比17.1％増の110.00億円、営業利益が同102.5％増の5.00億円、経常利益が同59.5%増の6.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同107.7％増の4.80億円を見込んでいる。プラント解体の豊富な工事需要を背景に、引き合いの状況においては依然として高い水準で推移。新規獲得に向けた営業活動などを積極的に行ったことにより電力、石油・石油化学の分野において新規顧客の獲得および元請工事の受注が進んだためである。 株主還元については、最終利益の配分方針として、1.「将来の成長への投資」、2.「事業基盤強化のための内部留保」、3.「配当性向40％を目安として株主へ利益還元」を公表している。今期の1株当たりの配当は第2四半期末10円、第4四半期末10円の合計20円を予定している。 2024年4月25日に発表した資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応においては、同社の資本コストは6％と推定、過去9年間のROEは13.2％のため、今後も資本コストを上回るROEを維持していくとしている。株価については、1.中期経営計画「脱炭素アクションプラン2025」の完遂による業績向上、2.IR活動の強化による情報の非対称性（企業と投資家など異なる経済主体の間で保有する情報に格差）解消、3.政策保有株式の縮減を課題としている。11月8日、政策保有株式の残高を連結純資産の10％以下を目安に縮減を進める方針のもと、政策保有株式の一部売却を発表、特別利益として投資有価証券売却益0.95億円を計上すると発表した。縮減により創出したキャッシュは、新たな価値創造を実現するための成長投資に活用することで、企業価値の向上を図っていくとしている。 《AK》

*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1　ABEJA、MRT、ベステラなど 銘柄名<コード>5日終値⇒前日比 NEWART<7638> 1504 +38 発行済株式数の2.05％上限の自社株買い発表。 Finatext<4419> 1043 +25 グループ企業と保険見直し本舗グループが生成AI活用で協業。 AnyMind<5027> 1303 +58 韓国のクリエイターマネジメント会社SANDBOXとの協業を発表。 ジェリービー<3070> 129 +30 近畿電電輸送とサステナブル事業協業に向けた業務提携で合意。 ABEJA<5574> 2315 +265 サカナAIが米エヌビディアから資金調達でAI関連株への関心高まる。 MRT<6034> 864 +150 東南アジア最大の医師向けプラットフォーム運営企業と資本業務提携。 ACCESS<4813> 1403 +161 IOWNネットワークソリューション提供開始と。 ベステラ<1433> 996 +109 保有株売却などで通期純利益予想を上方修正。 インフォマート<2492> 324 +18 野村證券では投資判断を格上げ。 FIG<4392> 359 +17 ライドシェア関連として関心か。 ミガロHD<5535> 2054 +139 長谷工不動産マンションへの連携システム初導入など引き続き材料視。 セガサミーHD<6460> 2752.5 +162.5 みずほ証券では目標株価を引き上げ。 SANKYO<6417> 2109 +82.5 セガサミーと同様にみずほ証券が目標株価を引き上げ。 Sansan<4443> 2298 +117 米長期金利低下で中小型グロースの一角がしっかり。 三菱倉庫<9301> 5157 +263 日経平均への継続採用で買い安心感。 住友ゴム工業<5110> 1517.5 +58 4日にはスモールミーティング開催のもよう。 野村総合研究所<4307> 5132 +148 日経平均への新規採用が決定。 ＧＳユアサ<6674> 2870 +113 日経平均採用除外にならず安心感に。 花王<4452> 6989 +348 4日にはモルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を引き上げているが。 日立造船<7004> 971 +28 日経平均除外候補の一社であったが継続採用で。 アイスタイル<3660> 532 +1 中小型グロースの一角が堅調で押し目買い優勢。 パンパシHD<7532> 3610 -240 日経平均非採用で需給期待が後退。 コロワイド<7616> 1722.5 -55 5日は公募株の受渡期日となり。 ルネサスエレクトロニクス<6723> 2192 -73 SOX指数戻り鈍く半導体関連さえない動き。 イビデン<4062> 4408 -257 米インテルが株価下落でダウ平均除外のリスクとも。 ビックカメラ<3048> 1658 -70 円高受けてインバウンド関連の一角が軟調。 《CS》

[来週の買い需要（表）] コード;銘柄;株価インパクト;買い需要;信用倍率;終値;前日比 <9850> ;グルメ杵屋;483%;157100;0.06;1100;-3 <7445> ;ライトオン;296%;108200;0.72;386;0 <9900> ;サガミHD;286%;201900;0.05;1660;9 <9419> ;ワイヤレスＧ;184%;75300;4.46;251;-7 <7678> ;あさくま;157%;56000;0.44;3930;-155 <1433> ;ベステラ;157%;59700;2.60;967;-8 <3548> ;バロック;142%;87900;0.74;778;-2 <9946> ;ミニストップ;123%;132300;0.16;1648;4 <9663> ;ナガワ;122%;11000;0.12;7700;-10 <9046> ;神戸電鉄;114%;12300;0.07;2769;-11 <3546> ;アレンザHD;113%;28100;0.45;1088;-9 <3639> ;ボルテージ;106%;5200;30.04;257;-4 <3547> ;串カツ田中;103%;53400;1.81;1647;-17 <3387> ;クリレスＨＤ;101%;797900;0.09;1037;-9 <6654> ;不二電機;100%;30300;0.56;1157;-4 <8163> ;SRSHD;96%;86000;0.04;1281;7 <5255> ;モンスターラボ;95%;286000;2.30;254;-2 <6635> ;大日光;91%;15500;4.09;598;-12 <8278> ;フジ;90%;94500;0.11;1984;26 <3319> ;ＧＤＯ;83%;73000;0.50;510;-3 [コメント]フジ<8278>は、信用倍率0.1倍台と売り長となっている。 《TY》