マーケット
9/27 15:15
39,829.56
+903.93
42,313.00
+137.89
暗号資産
FISCO BTC Index
9/29 15:28:19
9,340,308
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は小幅続伸、業績懸念などから早くも上昇に息切れ感

2019/7/12 12:10 FISCO
*12:10JST 日経平均は小幅続伸、業績懸念などから早くも上昇に息切れ感  日経平均は小幅続伸。9.60円高の21653.13円(出来高概算5億3000万株)で前場の取引を終えている。  11日の米株式市場でNYダウは227ドル高と続伸。過去最高値を更新し、初めて27000ドル台に乗せた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が同日の上院での議会証言でも「金融政策は我々が考えていたほど緩和的ではなかった」などと述べ、利下げ期待が強まった。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで76円高でスタートしたが、寄り付きを高値にマイナスへ転じ、朝方には21589.83円(53.70円安)まで下落する場面があった。安川電<6506>の第1四半期決算が市場予想以上に弱い内容となり、設備投資関連株を中心に売りが出た。売り一巡後の日経平均は前日終値を挟んだもみ合いとなった。東証1部の値上がり銘柄は全体の4割ほど、対して値下がり銘柄は5割強。日経平均オプション7月物の特別清算指数(SQ)の推定値は21742.57円となっている。  個別では、第3四半期決算を発表したファーストリテ<9983>が売買代金トップで2%超の上昇。朝方売りが出る場面もあったが切り返した。ユニゾHD<3258>はH.I.S.<9603>による株式公開買付け(TOB)の買付価格にさや寄せする形で売買が成立している。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>やソニー<6758>がしっかり。決算や業績修正を発表した銘柄ではローソン<2651>やディップ<2379>が大きく買われ、いちご<2337>が東証1部上昇率トップとなった。一方、前述の安川電が5%の下落で前場を折り返し、キーエンス<6861>やファナック<6954>といった設備投資関連株も売られた。前日に買い気配のままストップ高比例配分となったバンナムHD<7832>だが、本日は7%超安と急反落。その他売買代金上位では村田製<6981>、東エレク<8035>、武田薬<4502>などが軟調。また、新株予約権の発行を発表したイマジカG<6879>は希薄化への懸念から売りがかさみ、東証1部下落率トップとなった。セクターでは、小売業、水産・農林業、保険業などが上昇率上位。反面、鉱業、パルプ・紙、その他製品などが下落率上位だった。  一昨日の当欄で、「上場投資信託(ETF)の分配金捻出に絡んだ売り」及び「パウエル氏の議会証言」を通過した後の自律反発の持続性について述べた。確かにパウエル氏の証言で米利下げ期待が再び盛り上がり、米国株は過去最高値を更新する展開となっているが、日本株の上昇には早くも息切れ感が出てきた印象だ。本日は日経平均オプションのSQ算出日だったが、上に幻のSQ値を残す格好となりそうで、当面の上値抵抗として意識される可能性がある。  ファーストリテの決算が市場の期待をつなぐ良好な内容だったことは株式相場にポジティブに働くが、外需株の先駆けとして注目される安川電の決算は弱く、あく抜けを意識させるものでもなかった。米中の通商協議の先行きに不安を残し、今月下旬から3月期決算企業の決算発表が本格化することも踏まえると、外需株は当面手掛けにくく、日経平均も上値の重い展開となりそうだ。従前も述べたとおり、強い業績モメンタムが期待できる銘柄の個別物色に活路を見出したい。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 16件
2337 東証プライム
392
9/27 15:00
+6(%)
時価総額 198,109百万円
不動産資産運用会社。収益不動産を取得し、賃貸や売却で利益を得る心築事業を展開。いちごオフィスリートなど投資法人の運用・管理も。トレードピアお台場は稼働率回復傾向。30.2期ストック収益比率60%以上目標。 記:2024/05/06
2379 東証プライム
2,928
9/27 15:00
-3(%)
時価総額 176,090百万円
アルバイト求人情報サイト「バイトル」の運営等を行う人材サービス事業が柱。中堅・中小企業のDX化を支援するDX事業も。27.2期営業利益200〜250億円目標。生成AI活用の対話型バイト探しサービスを開始。 記:2024/06/04
2651 東証プライム
10,330
7/23 15:00
±0(%)
時価総額 1,036,099百万円
コンビニ大手。ローソン、ローソンストア100などの運営を行う。成城石井、ローソン・ユナイテッドシネマ等を傘下に収める。国内総店舗数は1万4600店舗超。KDDIによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/05/06
5,990
6/17 15:00
+10(%)
時価総額 204,984百万円
オフィスビルの保有、賃貸、管理等を行う不動産事業が主力。都心で投資推進。ホテルユニゾなどのビジネスホテルも展開。チトセア投資がTOB実施。固定資産売却益の計上等により、20.3期3Qは2桁最終増益。 記:2020/03/21
4502 東証プライム
4,163
9/27 15:00
-82(%)
時価総額 6,587,011百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
6506 東証プライム
5,164
9/27 15:00
+232(%)
時価総額 1,377,187百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6758 東証プライム
2,861
9/27 15:00
-11,379(%)
時価総額 3,607,956百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
71,090
9/27 15:00
-40(%)
時価総額 17,289,657百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6879 東証プライム
519
9/27 15:00
+8(%)
時価総額 23,221百万円
映像制作会社。映画やドラマの撮影や編集、字幕・吹替等を行う映像制作技術サービス事業が柱。ハイスピードカメラの販売等も。26.3期売上高1100億円目標。映像コンテンツ事業はデジタル化推進で収益性改善図る。 記:2024/06/09
6954 東証プライム
4,441
9/27 15:00
+215(%)
時価総額 4,483,398百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,978
9/27 15:00
+64.5(%)
時価総額 6,037,725百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
3,407
9/27 15:00
+36(%)
時価総額 2,269,062百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
8035 東証プライム
27,475
9/27 15:00
+1,715(%)
時価総額 12,958,117百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9603 東証プライム
1,686
9/27 15:00
+4(%)
時価総額 134,646百万円
旅行会社大手。海外旅行に強み。「変なホテル」等の運営を行うホテル事業も。九州産業交通HDなどを傘下に収める。ハウステンボスは22年に譲渡。26.10期売上4300億円目標。グローバルマーケットの強化図る。 記:2024/06/09
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17