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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、米利上げの停止観測の後退が嫌気

2023/5/15 9:41 FISCO
*09:41JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、米利上げの停止観測の後退が嫌気 【ブラジル】ボベスパ指数 108463.84 +0.19% 12日のブラジル株式市場は7日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前営業日比207.45ポイント高(+0.19%)の108463.84で引けた。日中の取引レンジは107,496.89 - 108,816.78となった。 売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。また、インフレ鈍化に伴う利下げ期待の高まりも好感された。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開。また、米利上げの停止観測の後退なども嫌気された。 【ロシア】MICEX指数 2565.17 -1.15% 12日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比29.95ポイント安(-1.15%)の2565.17日で引けた。日中の取引レンジは2552.05 - 2584.91となった。 売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米利上げの停止観測の後退が嫌気され、売りが優勢。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。このほか、欧米が対ロ制裁を追加するとの観測も引き続き足かせとなった。 【インド】SENSEX指数 62027.90 +0.20% 12日のインド株式市場は強含み。前日比123.38ポイント高(+0.20%)の62027.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同17.80ポイント高(+0.09%)の18314.80で取引を終えた。 売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。FIIはこの日まで13日連続の買い越しとなった。また、インドの財政脆弱性が2023年度から改善されるとの見方も好感された。 【中国本土】上海総合指数 3272.36 -1.12% 12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比37.19ポイント安(-1.12%)の3272.36ポイントと4日続落した。4月26日以来、約2週ぶりの安値水準を切り下げている。 中国景気の先行き不安が投資家心理を冷やす流れ。足もとで公表された経済指標では、中国経済持ち直しペースの鈍化が示されている。昨日引け後に報告された4月の金融統計は、国内金融機関の新規融資が市場予想を大きく下回り、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びも事前予想を下回った。直近で発表された物価や貿易の統計でも、内需の弱さが指摘されている。指数は引けにかけて下げ幅を広げた。 《CS》