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11日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で3日続落、素材株に売り

2023/5/11 17:01 FISCO
*17:01JST 11日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で3日続落、素材株に売り 11日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比9.60ポイント(0.29%)安の3309.55ポイントと小幅ながら3日続落した。 中国景気の先行き不安が強まる流れ。寄り付き直後に発表された4月の中国物価統計や、先ごろ公表された中国貿易統計などの内容を受け、国内経済活動の鈍化が連想された。米国やカナダ、欧州など西側諸国と中国の対立も、懸念材料としてくすぶっている。ただ、下値を叩くような売りはみられない。景気不安は経済対策につながる――との見方も根強く、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、非鉄や鉄鋼など素材の下げが目立つ。中国アルミ(601600/SH)が3.7%安、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.6%安、江西銅業(600362/SH)が2.4%安、新疆八一鋼鉄 (600581/SH)が6.7%安、宝山鋼鉄(600019/SH)が1.2%安で引けた。 医薬品株も安い。ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が2.7%、上海医薬集団(601607/SH)が2.3%、北京同仁堂(600085/SH)が1.8%、人福医薬集団(600079/SH)が1.7%ずつ下落した。石油株、酒造株、銀行・証券株、防衛関連株なども売られている。 半面、ITハイテク株の一角は高い。薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が3.5%、情報技術サービスの中電科数字技術(600850/SH)が3.4%、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が2.5%、液晶パネル(LCD)製造・販売の彩虹顕示器(600707/SH)が2.0%ずつ上昇した。 不動産株もしっかり。格力地産(600185/SH)が2.0%高、緑地HD(600606/SH)が1.6%高、新城控股集団(601155/SH)が1.5%高、華遠地産(600743/SH)が1.2%高で取引を終えた。発電・電力設備株、自動車株、保険株も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.50ポイント(0.17%)安の292.01ポイント、深センB株指数が5.08ポイント(0.43%)安の1189.56ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》