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加藤製作所 Research Memo(6):外部要因により業績が大きく変動するため、収益性重視戦略を推進

2024/6/20 16:06 FISCO
*16:06JST 加藤製作所 Research Memo(6):外部要因により業績が大きく変動するため、収益性重視戦略を推進 ■加藤製作所<6390>の事業概要 4. リスク要因・収益特性と課題・対策 建設機械業界の一般的なリスク要因としては、景気・感染症・地政学リスクなどに伴う需要変動、国内外マーケットにおける競争激化、グローバルサプライチェーンの混乱、為替影響、販売価格と原材料・エネルギー価格の動向、製品不具合に伴う賠償責任、環境規制や技術革新への対応遅れなどが挙げられる。 建設機械業界の市場競合については、最も市場規模の大きい油圧ショベルはコマツ<6301>、日立建機<6305>といった大手をはじめとする競合メーカーが多く、競争の激しさが知られているが、その他の建設機械(建設用クレーン、高所作業車、ブルドーザー、道路舗装機械など)については、それぞれ得意分野を持つメーカーが高い市場シェアを獲得するなど、ある程度のすみ分けができている。同社の市場におけるポジションとしては、建設用クレーンではタダノ<6395>とともに大手、油圧ショベルでは中堅という位置付けになっている。 また建設機械業界おいては、需要変動・為替変動や競争激化の影響などで業績が大きく変動する傾向が見られる。同社の場合は、コロナ禍やサプライチェーン混乱の影響、さらに構造改革に伴う一過性費用計上などにより、2020年3月期から2022年3月期にかけて業績が大きく落ち込んだため、利益回復を最優先とする中期経営計画を策定し、売上拡大よりも収益性重視の戦略を打ち出している。そして2023年3月期以降はサプライチェーン混乱の影響が残りながらも、収益性重視戦略が奏功して利益水準が回復基調となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《AS》
関連銘柄 4件
6301 東証プライム
4,641
6/28 13:14
+57(%)
時価総額 4,516,371百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6305 東証プライム
4,309
6/28 13:14
+30(%)
時価総額 926,931百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。純国産技術による機械式ショベルを国内で初めて開発。超大型油圧ショベルの拡販など米州事業の拡大図る。 記:2024/04/30
6390 東証プライム
1,310
6/28 13:13
+31(%)
時価総額 15,385百万円
大手建機・荷役機械メーカー。建設用クレーンや油圧ショベル、環境機械を製造、販売。日本は収益伸長。海外向け建設用クレーンは売上好調。海外向け油圧ショベル等も売上伸びる。24.3期3Q累計は2桁増益。 記:2024/03/05
6395 東証プライム
1,135.5
6/28 13:14
+8(%)
時価総額 147,047百万円
建設用クレーン国内最大手。高所作業車、車両搭載型クレーンも国内首位。石油プラント向けなどエネルギー分野で実績。海外売上高比率は6割超。23.12期通期業績は計画超過。24.12期は増収増益を見込む。 記:2024/04/09