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ダイナムジャパンHD Research Memo(8):航空機リース事業は2024年3月期末で10機をリース

2024/1/12 12:48 FISCO
*12:48JST ダイナムジャパンHD Research Memo(8):航空機リース事業は2024年3月期末で10機をリース ■ダイナムジャパンホールディングス<06889/HK>の2024年3月期の事業方針 2. 航空機リース事業 航空業界はコロナ禍の収束に伴い回復基調が続いており、2023年の航空旅客数はコロナ禍前の水準まで戻り、その後も拡大基調が続くものと予想される。なかでも短距離輸送の拡大が見込まれていることから、胴体が長く座席数を多く取れる長胴型のナローボディ機(エアバスA321シリーズやボーイングB737シリーズ)の需要拡大が見込まれている。 こうしたなかDynam Aviation Irelandでは、2023年12月にウィズエアーに1機をセール・アンド・リースバック取引により引き渡す予定となっている。また、管理サービスについても他法人が保有する残り3機の受託を予定しており、2024年3月期末時点ではリースする機体が前期末比4機増加の10機に、管理する機体が7機となる見通しで、通期でも大幅増収増益が見込まれる。 今後の事業戦略としては、燃費効率の良い次世代型ナローボディ機を中心に航空機を購入し、優良エアラインにリースすることで利益を拡大していくこと、保有機体数の増加に伴い機種・機齢・リース期間・リース先エアラインや地域などのポートフォリオの分散化とリスクコントロールを実施していく。さらには、内製化した航空機リース管理機能を活用して、他社へ各種サービス(航空機の調達、リース管理、再リース、助言・提案、市場動向やノウハウ)を提供し、フィー収入を獲得する戦略だ。中期的にはリース、管理合わせて30機まで拡大することを目指している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《SI》