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東京通信 Research Memo(7):ANAPと協業でライブコマース事業を計画

2022/3/17 15:17 FISCO
*15:17JST 東京通信 Research Memo(7):ANAPと協業でライブコマース事業を計画 ■今後の見通し 3. 中長期事業方針 「東京から世界へ 世界を代表するデジタルビジネス・コングロマリットを目指す」を目標に、新規事業等の事業創造に加えて、各種テックの活用やM&A等の戦略投資を積極的に推進することで、事業ポートフォリオを拡充する方針である。これまで培ってきた経営・事業ナレッジと投資ナレッジによって、従来からの企業経営や事業開発を進め、内部ノウハウとVCファンド運営による外部からの情報源を活用しながら、シナジーを創出できる戦略投資の機会獲得を狙う。 現状の東京通信<7359>は、1stステージから2ndステージへの移行局面にあると、弊社では認識している。事業ポートフォリオとして、電話占い等のすでに成熟した領域では、M&A等を駆使しながら高いシェアを確保し、ハイパーカジュアルゲーム等の高成長領域では、事業創造しながら利益を創出していく方針である。また、成長戦略を確立することが第1で、新規事業の創出やM&AによってEBITDAを積み上げながら、世界を代表するデジタルビジネス・コングロマリットに向けて、強固な経営基盤を構築していく予定である。 4. 今後の見通し 1) インターネットメディア事業 インターネットメディア事業においては、引き続きグローバル戦略の強化として、ハイパーカジュアルゲームアプリについて、米国を中心としたグローバル展開を推進する。「Stop the flow!」や「Make Expression」について、国ごとのユーザー嗜好の分析や、広告出稿方法の精度を深めることで収益面を拡大していくとともに、新規タイトルの運用本数の増加による成長を進めていく。 2) プラットフォーム事業 プラットフォーム事業については、子会社化したティファレトが年間を通して業績にプラスの影響を及ぼすと弊社では想定している。主力事業である電話占い「カリス」において安定的な収益を確保しつつ、「カリス」の認知度向上のために、広告出稿媒体の増加、在籍する鑑定師の雑誌企画、TV出演等のプロモーションを積極的に行う予定である。また、技術革新の取り組みとして動画配信によるオンライン鑑定等の開発を進めるとともに、さらなる成長ドライバーとして、これまでの運営経験で培ったユーザー集客と、アドバイザーの採用・マネジメントの知見を活用した恋愛相談サービスの新規の立上げを計画している。 また新規事業として、ANAPと共同で展開するアパレル商品を中心に取り扱うライブコマース事業を計画中である。同社とティファレトは2月14日にANAPとの間で合弁会社の設立に向けた基本合意書を締結した。衣類の廃棄が社会的な課題となっているなかで、同社グループのインフルエンサーとのリレーションシップやマーケティングノウハウと、ANAPのアパレル業界でのサプライヤーとしての知見やECシステム構築ノウハウを活用した協業体制により、相互にシナジーを発揮することで解決を目指す。より多くの顧客に多様なジャンルのアパレル商品を見てもらうために、ライブコマースという新しい販売チャネルを確立することで、よりリアルに近い購買体験を提供していく。 3) インターネット広告事業 インターネット広告事業では、新規広告主獲得のための顧客開拓と、アフィリエイターとの関係性の強化による提携ネットワークの拡大を進めるとともに、アフィリエイト広告中心のウェブマーケティング、運用型広告によるアプリマーケティングによる広告主の新規会員獲得を推進する。新規広告商品の開発による費用が増加するが、自社メディアを中心とした広告商品の拡充を図ることで利益率の改善に取り組む予定となっている。 4) その他の事業 その他の事業では、引き続き投資事業、スキルオン事業、ソリューションセールス事業、新規事業開発等に取り組む。スキルオン事業では、これまで影響力のあるインフルエンサーやクリエイターとサービスの企画から運営、収益化までを共同で行う事業を行ってきた。今後は事業のさらなる成長のために、ECサービスの提供による機能の拡張と、クリエイターのIP管理といった知的財産面でのサポートも包括して行える取り組みを推進する。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 大川 勇一郎) 《ST》
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スマホ向けアプリの運営等を手掛けるメディア事業が主力。電話占い等のプラットフォーム事業、メタバース事業等も。メディア事業は収益貢献のアプリ運用本数が増加。営業外収益増。23.12期通期は経常黒字転換。 記:2024/03/05