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サムティ Research Memo(7):2022年11月期はすべての事業の伸長により大幅な増収増益を見込む

2022/3/9 15:17 FISCO
*15:17JST サムティ Research Memo(7):2022年11月期はすべての事業の伸長により大幅な増収増益を見込む ■業績見通し 1. 2022年11月期の業績予想 2022年11月期の業績予想についてサムティ<3244>は、売上高を前期比54.8%増の140,000百万円、営業利益を同90.2%増の18,000百万円、経常利益を同85.1%増の15,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同1.9%増の10,200百万円と大幅な増収増益を見込んでいる。 売上高はすべての事業が伸長する見通しである。特に、ベトナムでの分譲事業(THE SAKURAプロジェクト)が本格化する「海外事業」の大幅な伸びと、コロナ禍収束を前提とした「ホテル賃貸・運営事業」の一定の回復(巡航稼働時の60%程度)が、売上高全体の伸び率に寄与する想定である。販売計画は「不動産開発事業」で27物件、「不動産ソリューション事業」で24物件を予定しているが、「不動産開発事業」の販売計画の中には上場準備中のホテルREITへの供給も数件含まれているようだ。また、重視するインカムゲイン(売上高ベース)についても、資産規模の拡大や「ホテル賃貸・運営事業」の一定の回復により、前期比54.3%増の22,500百万円と大きく拡大する見通しとなっている。 損益面でも、増収による収益の底上げにより大幅な増益を実現し、経常利益率も10.7%(前期は9.0%)に改善する見通しである。特に「ホテル賃貸・運営事業」については、稼働率の一定の回復により黒字化を見込んでいる。 また、投資計画についても、開発用地に約450億円、収益不動産取得に約495億円を予定しており、グループ資産拡大に向けて戦略的投資を継続していく方針である。 2. 弊社の見方 弊社でも、コロナ禍の動向やそれに伴うホテル稼働率等への影響については引き続き注意する必要があるものの、投資計画や開発パイプラインの積み上げが順調に進んでおり、前提となる物件売却計画やインカムゲイン(賃貸収入等)の拡大にも合理性があることから、同社の業績予想は十分に達成可能であると見ている。一定の回復を見込んでいる「ホテル賃貸・運営事業」についても、2021年10月~12月の稼働率の改善状況やGoToトラベル再開等への期待に照らせば、巡航稼働時の60%程度は決して無理な前提とは言えないであろう。もちろん、仮にコロナ禍が収束せず、ホテル稼働率が低調に推移する状態が続き、ホテルREITの上場も延期されるようなことがあれば、業績の下振れ要因となる可能性は否定できない。ただ、その場合でも、同社の中期的な成長可能性の視点から冷静な判断をすべきである。また、ベトナムでの分譲事業が本格化する「海外事業」の動向や、戦略的投資の進捗にも引き続き注視したい。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《YM》
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総合不動産会社。不動産開発事業、収益不動産等の取得・再生・販売を行う不動産ソリューション事業、ホテル賃貸・運営事業等を展開。保有・運営ホテルの稼働率は回復傾向。25.11期営業利益350億円以上目標。 記:2024/05/08