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アイナボHD Research Memo(2):主力事業は外壁工事と住設工事。管理体制の強化で財務基盤は強固(1)

2020/12/25 16:02 FISCO
*16:02JST アイナボHD Research Memo(2):主力事業は外壁工事と住設工事。管理体制の強化で財務基盤は強固(1) ■事業概要 1. 事業内容 2020年9月期末現在、純粋持株会社であるアイナボホールディングス<7539>の下に連結子会社5社、非連結子会社2社を擁してグループを形成している。事業セグメントは、戸建住宅事業と大型物件事業に分けられており、各セグメントの売上高(2020年9月期)は、戸建住宅事業55,681百万円(売上高比率85.2%)、大型物件事業9,657百万円(同14.8%)、また営業利益は、戸建住宅事業2,285百万円、大型物件事業817百万円となっている。ただしこれらのセグメントは受注先(受注金額)の大小によって分けられているだけであって工事内容はほぼ同じである。前者は主に一般住宅用の工事であり、中小ゼネコンや一般工務店などからの受注であるのに対して、後者は主に大手ゼネコン等からの受注となっている。 さらに戸建住宅事業は外壁工事、住設工事、建材販売、住設販売のサブセグメントに、大型物件事業はタイル販売・工事、住設販売・工事のサブセグメントに分けられている。それぞれのサブセグメントの総売上高に対する比率(2020年9月期)は、戸建住宅事業の外壁工事が21.6%、同住設工事が25.4%、同建材販売が20.9%、同住設販売が17.3%、大型物件事業のタイル販売・工事が6.1%、同住設販売・工事が8.7%となっている。 2. セグメント及びサブセグメントの概要 (1) 戸建住宅事業 主に地場の中小ゼネコンや工務店、ハウスメーカーやビルダーから受注する案件※。施主からの直接受注は少ない。 ※工事に伴うタイル資材や住設機器の販売高はそれぞれの工事部門に含まれている。 a) 外壁工事 一般住宅や小型マンション、店舗等の内外壁タイル、床タイル、エクステリア等の工事を行うもの。タイルだけでなくサイディング(外壁材)など様々な素材に対応している。 b) 住設工事 主にシステムキッチン、バス、トイレ等の水周りや各種リフォーム工事、太陽光発電システムの設置工事等を行うもの。基本的には外壁工事とは別受注だが案件によっては同時受注の場合もある。バスルームの工事件数は年間2万件近くに上り、業界では最大手クラスである。 c) 建材販売 一般住宅、店舗、中小マンション向けの各種建材の卸売。比較的タイル建材の販売が多い。主な販売先は工務店や地場のハウスビルダーなどで、二次卸業者への販売はない。 d) 住設販売 建材販売と同様に工務店や地場のハウスビルダーなどへ住設機器の販売を行うもの。 (2) 大型物件事業 工事内容は戸建住宅事業とほぼ同じであるが、受注先が大手ゼネコンからの大型物件(ビル、マンション等)をこのセグメントに入れている。大林組<1802>、(株)鴻池組、長谷工コーポレーション<1808>などからの受注が比較的多い。 a) タイル販売・工事 内外装タイル、床タイル、石材の販売及び工事など。 b) 住設販売・工事 システムキッチン等の住宅設備や空調設備などの販売及び工事。主にビル、マンション向け。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《EY》
関連銘柄 3件
1802 東証プライム
1,912
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+11(%)
時価総額 1,379,527百万円
大手ゼネコン。ビルやマンション、公共施設等の建築に加え、社会インフラの土木を行う。不動産開発等も展開する。今期3Q累計は国内外の大型建築工事の進捗等が寄与も、前期の大型不動産の売却の反動が影響した。 記:2024/03/07
1808 東証プライム
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時価総額 534,812百万円
マンション建築トップのゼネコン。マンション管理やリフォーム、在宅介護サービスなども手掛ける。分譲マンション新築工事は52件受注。建設関連事業は堅調。完成工事高が増加。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/03/30
7539 東証スタンダード
1,449
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時価総額 16,878百万円
住宅建材や住設機器の販売等を行う。タイルに強み。関連工事も。M&Aを積極化。大型物件事業は堅調。タイル及び石材工事、空調衛生設備工事の売上が増加。売上総利益率の改善等により、24.9期1Qは2桁増益。 記:2024/04/07