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エクスモーション Research Memo(3):2019年11月期第1四半期はおおむね会社計画どおりに進捗

2019/5/15 15:52 FISCO
*15:52JST エクスモーション Research Memo(3):2019年11月期第1四半期はおおむね会社計画どおりに進捗 ■業績動向 1. 2019年11月期第1四半期の業績概要 4月5日付で発表されたエクスモーション<4394>の2019年11月期第1四半期の業績は、売上高で前年同期比2.2%増の205百万円、営業利益で同29.5%減の33百万円、経常利益で同31.1%減の33百万円、四半期純利益で同28.2%減の22百万円と増収減益となった。上期計画に対する進捗率で見ると、売上高は月ずれの影響により46.3%にとどまったが、利益はいずれも50%を超過しており、おおむね会社計画どおりの進捗となった。 売上総利益率は高収益案件の増加により46.6%と前年同期比で1.8ポイント上昇し、売上総利益は同6.3%増となった。にもかかわらず営業利益が減益となったのは、販管費が同19百万円増加したことによる。主な増加要因は、積極的な人材採用に伴う採用費増(4百万円)、管理部門の体制強化による人件費増(3百万円)、株式上場に伴う監査法人への報酬支払や株主総会費用の増加(8百万円)などとなっている。 受注状況は引き続き自動車分野を中心に好調で、3月段階で上期売上高に対して97%、通期売上高に対して70%の受注を確保した。コンサルティング事業について見ると、自動車向けでは主要3社(SUBARU、ホンダ、トヨタ自動車)からCASE支援案件の受注を引き続き獲得したほか、電装品メーカーからの新たな引き合いも増加した。自動二輪向けでは既存顧客からの受注増に加えて新規顧客からの受注を獲得、その他業界(レガシー再生支援)向けについても半導体製造装置や医療機器、その他産業機器分野からの新規受注を獲得した。また、新たな取り組みとしてスタートアップ企業におけるコンサルティング需要を探索するためのヒアリングも開始している。 一方、教育事業については、従来は短期案件がメインだったが、今期に入って長期案件(6ヶ月超)の受注を1件(30百万円)獲得し、4月上旬時点の受注額は40百万円と既に前期通期実績の18百万円を超過するなど好調に推移している。 なお、主要顧客3社(SUBARU、ホンダ、トヨタ自動車)合計の第1四半期売上高は、前年同期比で8%増加し、売上全体の71%を占めている。 受注拡大により通期業績は2ケタ増収増益となり、4期ぶりに最高益を更新する見通し 2. 2019年11月期の業績見通し 2019年11月期業績は売上高で前期比19.1%増の993百万円、営業利益で同21.6%増の177百万円、経常利益で同22.7%増の179百万円、当期純利益で同22.7%増の121百万円と期初計画を据え置き、2ケタ増収増益が続く見通し。売上高は過去最高を連続更新し、各利益については4期ぶりに過去最高を更新することになる。前述したとおり、3月段階で通期売上高予想の70%の受注を確保しており、顧客が新年度入りする4月段階で100%に近い水準に達すると予想される。 なお、上期については売上高で前年同期比12.9%増の443百万円、営業利益で同32.3%減の59百万円と増収減益となる見込みだが、これはコンサルタント要員の採用費や支払報酬費等で前年同期比35百万円の費用増を見込んでいるため。コンサルタント要員については4月末までに6名を採用し、下期以降はこれらの人材が戦力化することで収益拡大が見込まれる。また、教育事業において受注した長期案件は期初計画に含まれていなかったこともあり、通期の会社計画は達成可能と弊社では見ている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《SF》
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組込みソフトの品質改善に特化したコンサルティングを展開。自動車業界向けに強み。ソルクシーズ傘下。生成AI支援サービス「CoBrain」の開発に注力。ソフトウェア開発の需要旺盛でコンサル事業の受注は順調。 記:2024/06/07