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後場に注目すべき3つのポイント~1月利上げ観測を材料視した金融株が下支え

2025/1/15 12:25 FISCO
*12:25JST 後場に注目すべき3つのポイント~1月利上げ観測を材料視した金融株が下支え 15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は5日ぶりに反発、1月利上げ観測を材料視した金融株が下支え ・ドル・円は弱含み、米金利にらみ ・値上がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は5日ぶりに反発、1月利上げ観測を材料視した金融株が下支え 日経平均は5日ぶりに反発。前日比154.31円高(+0.40%)の38628.61円(出来高概算7億9000万株)で前場の取引を終えている。 14日の米国市場はまちまち。ダウ平均は221.16ドル高の42518.28ドル、ナスダックは43.71ポイント安の19044.39で取引を終了した。生産者物価指数(PPI)が予想を下回り利下げ期待を受けた買いが再燃し寄り付き後、上昇。その後、銀行決算や消費者物価指数(CPI)発表控えた警戒感に伸び悩んだ。金利の上昇やバイデン政権による中国へのAI半導体の輸出制限でエヌビディアなど半導体の下落が重しとなり、相場は一時下落に転じた。トランプ次期政権の関税などの政策不透明感も売り圧力となり相場全体の重しとなった。神経質な展開の中、終盤にかけてダウは再び上昇し上げ幅を拡大、ナスダックは下げ幅を縮小し、終了。 米国株が高安まちまちのなか、足元の下落に対する反動が先行し、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は5日ぶりの反発でスタートした後は一時前日比マイナス圏に突入する場面も見られたが、日本銀行による1月利上げ観測の高まりなどから銀行株などが下支えする格好に。メガバンクや損保など金融株が下支えとなり、日経平均は小幅ながら反発で前場の取引を終えた。 日経平均採用銘柄では、ファナック<6954>、キーエンス<6861>、安川電機<6506>など設備投資関連が上昇したほか、証券会社のポジティブなレポートを材料に良品計画<7453>も上昇。また、第一生命HD<8750>、みずほFG<8411>、T&Dホールディングス<8795>、千葉銀行<8331>、SOMPOホールディングス<8630>など金融株の上昇も目立った。このほか、丸紅<8002>、スクリーンHD<7735>、ソニーグループ<6758>などが上昇した。 一方、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>、SUMCO<3436>など半導体関連の一角が下落したほか、日本製鋼所<5631>、川崎重工<7012>、三菱重工<7011>など防衛関連もさえない。このほか、古河電工<5801>、コニカミノルタ<4902>、レゾナックHD<4004>、富士電機<6504>などが下落した。 業種別では、その他製品、銀行、保険、水産・農林、電気機器などが上昇した一方、医薬品、建設、石油・石炭、ガラス・土石の4セクターのみ下落した。 10年物国債利回りは1.235%と上昇一服だが、昨日の氷見野良三日銀副総裁の発言を受けて、1月利上げ観測が浮上。メガバンクなど金融株の刺激材料となっている。相対的にTOPIX優勢の地合いとなっており、後場もこの流れは続くと想定。今晩の海外市場では12月米消費者物価指数の発表を控えていることもあり、積極的な売買は手控えられるだろう。商い減少のなか、日経平均は38600円水準での小動きとなりそうだ。 ■ドル・円は弱含み、米金利にらみ 14日午前の東京市場でドル・円は弱含み、158円08銭まで上昇後は157円82銭まで値を下げた。米10年債利回りは緩やかに低下し、ややドル売りに振れやすい展開。一方、日経平均株価の上げ幅縮小に伴い円売りは抑制され、主要通貨を下押しした。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は157円82銭から158円08銭、ユーロ・円は162円56銭から162円89銭、ユーロ・ドルは1.0295ドルから1.0308ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・モマテリアルグループ<156A>、Will Smart<175A>など、11銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・12月生産者物価指数:前月比+0.2%(予想:+0.4%、11月:+0.4%) ・米・12月生産者物価コア指数:前月比+0%(予想:+0.3%、11月:+0.2%) ・米・12月生産者物価指数:前年比+3.3%(予想:+3.5%、11月:+3.0%) ・米・12月生産者物価コア指数:前年比+3.5%(予想:+3.8%、11月:+3.5%←+3. 4%) ・米・12月財政収支-867.32億ドル(23年12月-1293.54億ドル) 【要人発言】 ・トランプ次期米大統領、関税徴収の外国歳入庁創設へ <国内> ・16:15 12月訪日外客数 <海外> ・16:00  英・12月消費者物価指数(予想:前年比+2.6%、11月:+2.6%) ・16:00  英・12月生産者物価産出指数(予想:前年比+0.0%、11月:-0.6%) 《CS》
関連銘柄 26件
156A 東証グロース
688
1/15 15:30
+100(%)
時価総額 6,795百万円
PRコンサルティング事業が主力。デジタルマーケティング事業、PRプラットフォーム事業も。年度末の3月、12月が繁忙期。PRコンサルティング事業は堅調。デジタルマーケティング事業も広告運用支援など拡大。 記:2024/11/22
175A 東証グロース
1,060
1/15 15:30
+150(%)
時価総額 1,549百万円
交通機関の運行情報等を発信する総合情報配信サービス、モビリティシステムサービス等を手掛ける。2012年にゼンリンデータコムの社内ベンチャーとして設立。ENEOSなどが主要取引先。売上は1月~3月に偏重。 記:2024/10/27
3436 東証プライム
1,101
1/15 15:30
-22(%)
時価総額 385,543百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3,896
1/15 15:30
-54(%)
時価総額 720,374百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4902 東証プライム
630
1/15 15:30
-14.9(%)
時価総額 316,678百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も。産業印刷ユニットではラベル印刷機、加飾印刷機等が販売台数増。 記:2024/12/15
5631 東証プライム
5,743
1/15 15:30
-198(%)
時価総額 427,331百万円
樹脂製造・加工機械、成形機、防衛関連機器の製造・販売等を行う産業機械事業が主力。素形材・エンジニアリング事業も。1907年創業。29.3期売上高3800億円目標。産業機械事業は内製化率の維持・向上図る。 記:2024/10/09
5801 東証プライム
6,603
1/15 15:30
-297(%)
時価総額 466,614百万円
国内電線大手。1884年創業。ワイヤハーネス、電線等の電装エレクトロニクス部門が柱。光ファイバ・ケーブル、通信用波長可変光源などで世界トップクラス。情報通信ソリューション部門では製販体制の強化図る。 記:2024/08/26
6504 東証プライム
7,665
1/15 15:30
-146(%)
時価総額 1,144,362百万円
大手総合電機。1923年創業。駆動制御機器や電源機器、計測機器、半導体等を手掛ける。地熱発電設備、非鉄金属向け大容量変圧整流器等で世界トップシェア。受配電・制御機器の新製品投入で器具事業の売上拡大図る。 記:2024/12/22
6506 東証プライム
4,164
1/15 15:30
+77(%)
時価総額 1,110,497百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6526 東証プライム
2,519.5
1/15 15:30
-86.5(%)
時価総額 451,996百万円
ファブレス半導体ベンダー。富士通、パナソニックのSoC事業の統合により誕生。カスタムSoCの開発・提供等を行う。オートモーティブ、スマートデバイス等が注力分野。グローバルな設計・開発力の強化を図る。 記:2024/12/22
6758 東証プライム
3,206
1/15 15:30
+51(%)
時価総額 20,015,372百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。ゲーム&ネットワークサービス分野は売上堅調。自社制作以外のゲームソフトウェア販売の増加などが寄与。 記:2024/12/08
6857 東証プライム
9,090
1/15 15:30
-334(%)
時価総額 6,964,222百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6861 東証プライム
64,450
1/15 15:30
+2,330(%)
時価総額 15,674,756百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
14,610
1/15 15:30
-315(%)
時価総額 1,377,518百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置、レーザー顕微鏡なども。1960年創業。24年9月に新製品「SiCウェハ欠陥検査/レビュー装置SICA108」を発表。 記:2024/11/11
6954 東証プライム
4,378
1/15 15:30
+235(%)
時価総額 4,357,944百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7011 東証プライム
2,072.5
1/15 15:30
-27.5(%)
時価総額 6,991,885百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7012 東証プライム
6,912
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-66(%)
時価総額 1,160,677百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
7453 東証プライム
3,676
1/15 15:30
-24(%)
時価総額 1,032,147百万円
生活雑貨や衣服、食品等の販売を行う「無印良品」を国内展開。西友のプライベートブランドとして1980年に誕生。海外では「MUJI」を展開。店舗数は国内外で1300店舗超。国内では日用品好調。生産管理を効率化。 記:2024/10/20
10,035
1/15 15:30
-45(%)
時価総額 1,019,456百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
8002 東証プライム
2,268.5
1/15 15:30
+23(%)
時価総額 3,802,866百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8331 東証プライム
1,229
1/15 15:30
+30.5(%)
時価総額 1,002,275百万円
千葉県地盤の地方銀行。県内最大規模。ちばぎん証券、ちばぎんディーシーカード、ちばぎん保証等を傘下に持つ。ソニー銀行と業務提携。26.3期連結業務純益1200億円目標。エッジテクノロジーを連結子会社化。 記:2024/11/10
3,979
1/15 15:30
+136(%)
時価総額 10,103,676百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
8630 東証プライム
4,162
1/15 15:30
+82(%)
時価総額 1,374,126百万円
大手損害保険会社の損害保険ジャパンを中核とする持株会社。セゾン自動車火災保険、SOMPOひまわり生命保険、SOMPOケアなども傘下に持つ。自動車保険が主力。海外保険事業では地域、事業領域の拡大を図る。 記:2024/08/30
4,189
1/15 15:30
+112(%)
時価総額 4,320,321百万円
第一生命保険を中核とする持株会社。第一フロンティア生命保険、アイペット損害、ベネフィット・ワンなども傘下に持つ。既存進出国の資本効率改善などに取り組む。中期経営計画では27.3期ROE10%程度目標。 記:2024/08/30
8795 東証プライム
2,850
1/15 15:30
+77(%)
時価総額 1,678,650百万円
生保大手。太陽生命保険、大同生命保険、T&Dフィナンシャル生命保険などを傘下に収める。独自のビジネスモデルによる競争優位性が強み。総資産は17兆円超。Z世代等との接点構築などでコアビジネスの強化図る。 記:2024/10/09
9983 東証プライム
48,340
1/15 15:30
+620(%)
時価総額 15,382,803百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25