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前場に注目すべき3つのポイント~トランプ次期政権による関税リスク警戒も押し目待ち狙いのスタンス~

2025/1/9 8:48 FISCO
*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~トランプ次期政権による関税リスク警戒も押し目待ち狙いのスタンス~ 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■トランプ次期政権による関税リスク警戒も押し目待ち狙いのスタンス ■ABCマート、3Q営業利益 15.6%増 480億円 ■前場の注目材料:商船三井、アンモニア船を最大4隻建造、1000億円投資 ■トランプ次期政権による関税リスク警戒も押し目待ち狙いのスタンス 9日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだが、底堅さが意識されそうだ。8日の米国市場は、NYダウが106ドル高、ナスダックは10ポイント安だった。9日がカーター元大統領の服喪の日で休場となるほか、今週末に控えている米雇用統計の発表待ちのなか、持ち高調整の動きが優勢となった。また、トランプ次期米大統領は、新たな関税プログラムを導入するため、国家非常事態宣言を検討していると米CNNが報じ、米長期金利が上昇したことが重荷となった。シカゴ日経225先物は大阪比25円安の39935円。円相場は1ドル158円20銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まろう。米国では9日が休場のため海外勢の資金流入は限られるとみられ、方向性の掴みづらい展開になりそうだ。昨日はエヌビディアの下げが目立つなか、影響が警戒されていた東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への影響は限られており、アドバンテストにおいては昨年来高値を更新した。いったんは達成感から利食いが入りやすいと考えられるが、半導体株の底堅さがみられるようだと、押し目待ち狙いの買いが入りやすいだろう。 また、トランプ次期政権による関税リスクへの警戒から米長期金利が上昇しており、日米金利差を狙ったトレードや金融セクターにおいては利ザヤ改善から資金が向かいやすいとみられ、全体としての底堅さは意識されそうである。日経平均株価は4万円近辺では戻り待ち狙いの売りが入りやすいだろうが、ボリンジャーバンドの+1σが位置する39780円辺りに接近する局面では、その後のリバウンドを想定した買いで対応したいところである。 物色としてはハイテク株の底堅さを見極めつつ、金融セクターなど内需系のほか、NISA資金流入を見込んだ配当志向に向かいやすいところである。また、市場参加者が限られるなか、AI関連などテーマ性のある銘柄などには、個人主体による短期的な値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。 ■ABCマート、3Q営業利益 15.6%増 480億円 ABCマート<2670>が発表した2025年2月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比9.8%増の2770億7800万円、営業利益は同15.6%増の480億100万円だった。インバウンド(訪日外国人)への販売が好調だったほか、手を使わずに履けるハンズフリー靴やジャケットなど高価格帯の商品が堅調だった。25年2月期通期の業績予想は据え置いた。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(42635.20、+106.84) ・1ドル=158.30-40円 ・VIX指数は低下(17.70、-0.12) ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・商船三井<9104>アンモニア船を最大4隻建造、1000億円投資 ・住友電工<5802>大阪に電力線被覆材の新工場、欧で受注増 ・パナHD<6752>パナ、米で住宅向け全館空調参入、省エネ、温度ムラ少なく ・住友ゴム<5110>「ダンロップ」世界展開、欧米向け商標権830億円で取得 ・長瀬産業<8012>イーグリスと提携、原材料開発を効率化 ・日野自<7205>物流トラックの入退場管理を2工場で自動化 ・酒井重<6358>電動ハンドローラーレンタル展開、静音、都市・夜間工事向け ・三菱重<7011>高速道で無人機夜間巡視を実証 ・ミネベアミツミ<6479>ミツミ電機、廉価電源IC量産、複数制御、小型化に貢献 ・三菱電機<6503>パワー半導体モジュールの絶縁耐電圧1.5倍、鉄道など産業機器向け ・大成建設<1801>新築・解体の工法統合、部材を規格化、超高層ビルの工期短縮 ・AGC<5201>カナダ新興とCO2からエチレン製造 ・東亞合成<4045>インドに現法を設立 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 日・11月現金給与総額(予想:前年比+2.7%、10月:+2.2%) <海外> ・09:30 豪・11月小売売上高(予想:前月比+1.0%、10月:+0.6%) ・09:30 豪・11月貿易収支(予想:+55.5億豪ドル、10月:+59.53億豪ドル) ・10:30 中・12月消費者物価指数(予想:前年比+0.1%、11月:+0.2%) ・10:30 中・12月生産者物価指数(予想:前年比-2.4%、11月:-2.5%) 《ST》
関連銘柄 16件
1801 東証プライム
6,451
1/10 15:30
-5(%)
時価総額 1,181,604百万円
1873年創業の大手ゼネコン。建築事業の売上比率が高い。新国立競技場などで施工実績。クアラルンプール国際空港など海外でも実績多数。リニューアル、エンジニアリング事業関連プロジェクトなどに経営資源を配分。 記:2024/08/09
2670 東証プライム
3,157
1/10 15:30
+36(%)
時価総額 781,733百万円
ABCマートを運営する靴小売大手。ナイキ、アディダスなどのブランドと強固な関係を構築。オッシュマンズ・ジャパン等を傘下に収める。グループ店舗数は1490店舗超。国内は高付加価値スニーカー等の販売に注力。 記:2024/10/24
4045 東証プライム
1,465.5
1/10 15:30
-16.5(%)
時価総額 171,610百万円
中堅化学メーカー。カセイソーダ等の基幹化学品、アクリルポリマー、高純度無機化学品等を手掛ける。瞬間接着剤「アロンアルフア」は知名度高い。工業用ガスは販売数量順調。サーモン陸上養殖プロジェクトに参画。 記:2024/12/07
5110 東証プライム
1,731.5
1/10 15:30
-26(%)
時価総額 455,459百万円
1909年創業の大手タイヤメーカー。兵庫県神戸市に本社。「DUNLOP」ブランドなどを展開。ゴルフクラブ等のスポーツ用品、制振ダンパー等の産業品も手掛ける。高機能商品の開発・増販等で競争力の強化を図る。 記:2024/10/14
5201 東証プライム
4,488
1/10 15:30
-21(%)
時価総額 975,848百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
5802 東証プライム
2,741.5
1/10 15:30
-28.5(%)
時価総額 2,176,589百万円
ワイヤーハーネス、自動車電装部品等の自動車関連事業が主力。1897年創業。送配電用電線・ケーブル、光ファイバ・ケーブル、電子ワイヤー等も。環境エネルギー関連事業では電動車用平角巻線の拡販等に注力。 記:2024/10/07
6358 東証プライム
2,244
1/10 15:30
+2(%)
時価総額 19,850百万円
1918年創業の道路建設機械メーカー。ロードローラで国内トップシェア。路面切削機、散水車等も手掛ける。締固め技術に強み。ユアサ商事などが主要取引先。高付加価値化等による収益構造改革、アジア市場の深耕図る。 記:2024/10/04
6479 東証プライム
2,467
1/10 15:30
-16(%)
時価総額 1,053,609百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
6503 東証プライム
2,570.5
1/10 15:30
-16.5(%)
時価総額 5,431,986百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
1,564
1/10 15:30
-15(%)
時価総額 3,838,754百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6857 東証プライム
10,380
1/10 15:30
+506(%)
時価総額 7,952,544百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7011 東証プライム
2,167
1/10 15:30
-4.5(%)
時価総額 7,310,695百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7205 東証プライム
516.5
1/10 15:30
-12.7(%)
時価総額 296,771百万円
トヨタグループの商用車メーカー。1910年創業。トラック及びバスの製造・販売、TOYOTAブランド車の受託生産等を行う。大・中型トラックに強み。国内は大型トラックの売上台数が順調。固定費のスリム化図る。 記:2024/12/21
8012 東証プライム
2,996
1/10 15:30
-18(%)
時価総額 344,264百万円
老舗化学品専門商社。1832年創業。機能素材、加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連分野で事業展開。メーカー機能も持つ。取引社数は約1.8万社。フード、半導体、ライフサイエンスが注力領域。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
27,025
1/10 15:30
-10(%)
時価総額 12,745,882百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
9104 東証プライム
5,309
1/10 15:30
-112(%)
時価総額 1,924,799百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。自動車船などは好調。運行費用増が重し。 記:2024/12/23