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後場に注目すべき3つのポイント~米株高で買われるも39000円水準でのもみ合いに

2024/10/18 12:24 FISCO
*12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~米株高で買われるも39000円水準でのもみ合いに 18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり反発、米株高で買われるも39000円水準でのもみ合いに ・ドル・円は下げ渋り、米金利高を注視 ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はディスコ<6146> ■日経平均は3日ぶり反発、米株高で買われるも39000円水準でのもみ合いに 日経平均は3日ぶり反発。前日比147.13円高(+0.38%)の39058.32円(出来高概算7億1000万株)で前場の取引を終えている。 17日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は161.35ドル高の43239.05ドル、ナスダックは6.53ポイント高の18373.61で取引を終了した。小売売上高が予想を上回ったため景気見通し改善で、寄り付き後、上昇。半導体メーカー、台湾セミコンダクターがアジア時間に発表した決算が好調で強い需要期待に同セクターの買いが相場を一段と支援した。金利先安観の後退で、終盤にかけてナスダックは失速したが、ダウは連日過去最高値を更新し終了。 米国株上昇や為替の円安傾向を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台を回復してスタートした後は、値がさ半導体株が高安まちまちな上、積極的な買いが手控えられたことなどから39000円を挟んだもみ合いとなった。日米政治イベントなどが意識されて様子見ムードは強まっており、前場のプライム市場の売買代金は1.8兆円台に留まった。 日経平均採用銘柄では、2024年4-12月期の連結純利益が前年同期比52%増の742億円になるとの見通しを発表したディスコ<6146>が買い優勢となったほか、SMC<6273>、ファナック<6954>、クボタ<6326>など機械株もしっかり。また、三菱UFJ<8306>、三井住友トラスト<8309>など金融株も買われた。このほか、大塚ホールディングス<4578>、フジクラ<5803>、ソシオネクスト<6526>、HOYA<7741>なども上昇。 一方、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>など半導体株の一角が売られたほか、中国関連銘柄の資生堂<4911>の下げもやや目立つ。このほか、良品計画<7453>、ソニーグループ<6758>、横浜ゴム<5101>、住友鉱山<5713>、三井化学<4183>などが売られた。 業種別では、銀行、機械、精密機器、医薬品、その他製品などが上昇した一方、電気・ガス、石油・石炭製品、ゴム製品、鉄鋼、陸運などが下落した。 日米ともに政治イベントを控えていることから様子見姿勢が強まっている様子。27日に投開票を迎える衆議院選挙では、自民党の苦戦が伝わっており、政策期待感などは高まりにくく「選挙は買い」のムードは感じられない。政権の安定化が難しい状況となれば、2024年の日本株を支えた「自社株買い」「NISA買い」「外国人買い」の一角である「外国人買い」は期待しにくくなろう。目立った売買材料に乏しいことから、後場の東京市場も商い閑散のなか、日経平均は39000円水準でのもみ合いを想定する。 ■ドル・円は下げ渋り、米金利高を注視 18日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。前日海外市場で節目の150円を上抜けたため、日本政府から円安けん制発言が相次ぎ149円台に値を下げた。ただ、日米金利差を背景にドル高・円安に振れやすい地合いは変わらず、ドルは150円付近に戻した。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円87銭から150円28銭、ユーロ・円は162円34銭から162円70銭、ユーロ・ドルは1.0825ドルから1.0839ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・セーラー広告<2156>、ベースフード<2936>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はディスコ<6146> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・9月全国消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+2.4%(予想:+2.3%、8月:+2.8%) ・中・7-9月期GDP:前年比+4.6%(予想:+4.5%、4-6月期:+4.7%) ・中・9月鉱工業生産:前年比+5.4%(予想:+4.6%、8月:+4.5%) ・中・9月小売売上高:前年比+3.2%(予想:+2.5%、8月:+2.1%) 【要人発言】 ・青木官房副長官 「為替はファンダメンタルズを反映し安定的に推移することが重要」 「投機的動向を含め為替の動向を高い緊張感を持ってしっかり注視」 ・三村財務官 「足元で一方向、急速な動きを認識」 「投機的な動きを含め、高い緊張感を持って注視」 <国内> ・特になし <海外> ・15:00 英・9月小売売上高(自動車燃料含む)(前月比予想:-0.4%、8月:+1.0%) 《CS》
関連銘柄 22件
2156 東証スタンダード
441
11/21 15:30
-5(%)
時価総額 2,680百万円
中四国拠点の総合広告代理店。1951年設立。香川県高松市に本社。広告出稿業務や広告媒体制作、マーケティング・プランニング、イベント企画等を行う。物産販売店舗の運営など新規事業領域への取り組みを実施。 記:2024/09/01
2936 東証グロース
413
11/21 15:30
+2(%)
時価総額 22,266百万円
完全栄養食「BASE FOOD」シリーズの販売等を行う。自社EC、他社EC、卸販売のチャネルで販売。サブスク会員数は20万人超。卸販売の店舗数は5万店超。BASE FOOD Deliカテゴリの強化図る。 記:2024/07/01
4183 東証プライム
3,407
11/21 15:30
-1(%)
時価総額 684,276百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4578 東証プライム
8,952
11/21 15:30
-48(%)
時価総額 4,993,748百万円
大塚製薬、大鵬薬品工業などを傘下に収める持株会社。抗精神病薬「レキサルティ」、抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」などが主要製品。ポカリスエットで知名度高い。医療関連事業では新製品等による事業領域の拡大図る。 記:2024/08/19
4911 東証プライム
2,748
11/21 15:30
+7.5(%)
時価総額 1,099,200百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5101 東証プライム
3,044
11/21 15:30
-3(%)
時価総額 516,107百万円
国内大手のタイヤメーカー。1917年創業。産業車両用などスペシャリティータイヤで高シェア。ゴルフ関連商品、航空機向け製品等も。鉱山用車両・建設用車両タイヤを強化。26.12期事業利益1500億円目標。 記:2024/10/25
5713 東証プライム
3,864
11/21 15:30
+1(%)
時価総額 1,123,705百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
5803 東証プライム
5,587
11/21 15:30
-56(%)
時価総額 1,652,987百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6146 東証プライム
42,380
11/21 15:30
+70(%)
時価総額 4,590,474百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6273 東証プライム
66,810
11/21 15:30
+310(%)
時価総額 4,500,923百万円
空気圧制御機器メーカー。方向制御機器や駆動機器、空気圧補助機器、温調機器等の製造・販売を行う。空気圧機器で世界トップシェア。豊富な品揃えなどが強み。千葉県柏市の新技術センターは25年9月に完成予定。 記:2024/10/04
6326 東証プライム
1,899
11/21 15:30
-22(%)
時価総額 2,234,491百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6526 東証プライム
2,358
11/21 15:30
-68.5(%)
時価総額 423,023百万円
半導体ファブレスメーカー。富士通、パナソニックのシステムLSI事業の統合により誕生。SoCの設計・開発、販売を行う。オートモーティブ、データセンターなどが注力分野。注力分野中心に多くの大型商談を獲得。 記:2024/07/28
2,015
11/21 15:30
-13.5(%)
時価総額 3,769,289百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
2,951.5
11/21 15:30
-66.5(%)
時価総額 18,426,504百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6920 東証プライム
17,280
11/21 15:30
-140(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6954 東証プライム
4,101
11/21 15:30
+29(%)
時価総額 4,082,213百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7453 東証プライム
3,000
11/21 15:30
-23(%)
時価総額 842,340百万円
生活雑貨や衣服、食品等の販売を行う「無印良品」を国内展開。西友のプライベートブランドとして1980年に誕生。海外では「MUJI」を展開。店舗数は国内外で1300店舗超。国内では日用品好調。生産管理を効率化。 記:2024/10/20
9,098
11/21 15:30
-129(%)
時価総額 924,266百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
7741 東証プライム
19,470
11/21 15:30
-450(%)
時価総額 6,833,172百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
1,806
11/21 15:30
-10(%)
時価総額 23,987,283百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
3,690
11/21 15:30
+45(%)
時価総額 2,686,512百万円
三井住友信託銀行を中核とする銀行持株会社。日興アセットマネジメント、三井住友トラスト・ローン&ファイナンス等も傘下に持つ。総資産は77兆円超。資産運用・資産管理ビジネスでは顧客基盤の拡大などに取り組む。 記:2024/08/30
9983 東証プライム
48,470
11/21 15:30
-1,190(%)
時価総額 15,424,172百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25