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前場に注目すべき3つのポイント~米国の年内利下げ期待からの押し目狙い~

2024/6/7 8:52 FISCO
*08:52JST 前場に注目すべき3つのポイント~米国の年内利下げ期待からの押し目狙い~ 7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■米国の年内利下げ期待からの押し目狙い ■アインHD、24/4営業利益 27.7%増 204億円、25/4予想 12.9%減 178億円 ■前場の注目材料:アマダ、板金加工機にインド製部品、調達コスト4割削減 ■米国の年内利下げ期待からの押し目狙い 7日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が見込まれる。6日の米国市場は、NYダウが78ドル高、ナスダックは14ポイント安だった。週次新規失業保険申請件数が予想を上回ったため利下げ期待を受けた買いが先行した。ただし、米雇用統計の発表を7日に控えるなか、利益確定売りが上値を抑える格好となった。シカゴ日経225先物は大阪比125円安の38635円。円相場は1ドル155円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。米国市場ではエヌビディアが高値更新後に利食いに押されており、前日に日経平均株価をけん引した東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>など指数インパクトの大きい値がさ株へも利食いが入りやすいだろう。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策決定会合では政策金利は据え置かれるとみられるが、欧州中央銀行(ECB)が米国に先駆けて利下げしたことから、米国においては年内の利下げ期待が高まりやすい。 そのため、売りを仕掛けてくる動きは入りにくいだろう。米利下げへの思惑から米長期金利の低下傾向のほか為替市場では円高に振れやすいところである。輸出関連などは手掛けにくくなると考えられ、相対的に日経平均型優位の展開が見込まれる。そのため、ハイテク株などは利食い先行ながら、その後底堅さが意識されてくるようだと、リバランスの動きから買いが入る可能性はありそうだ。 昨日の日経平均株価は75日線が抵抗線として意識される一方で、25日線での底堅さがみられた。そのため、売り先行ながら25日線水準では押し目狙いの買いで対応したいところである。物色はハイテク株の押し目狙いのほか、個別に材料のある銘柄に短期的な資金が向かいやすいだろう。一方で、弱い基調が続くグロース250指数であるが、アストロスケール<186A>の弱い値動きもあり、中小型株には資金が向かいにくいだろう。 ■アインHD、24/4営業利益 27.7%増 204億円、25/4予想 12.9%減 178億円 アインHD<9627>が発表した2024年4月期業績は、売上高が前期比11.5%増の3998.24億円、営業利益は同27.7%増の204.32億円だった。新型コロナウイルス感染症治療薬を含めた高額医薬品処方への対応が増加傾向にあることで処方箋単価が上昇するとともに、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類感染症へ移行したことによる外来受診抑制の緩和に加え、かかりつけ薬剤師・薬局としての機能強化や待ち時間短縮等のサービス向上により処方箋枚数についても増加している。2025年4月期業績は、売上高が前期比3.8%増の4150億円、営業利益は同12.9%減の178億円を計画。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(38703.51、+213.34) ・NYダウは上昇(38886.17、+78.84) ・VIX指数は低下(12.58、-0.05) ・米原油先物は上昇(75.55、+1.48) ・米国のインフレ沈静化期待 ・東証による企業価値向上の要請 ・アマダ<6113>板金加工機にインド製部品、調達コスト4割削減 ・トミタ<8147>初のM&A、工作機械のメンテ参入 ・パナソニックHD<6752>パナエナジー、米で車載電池増産、日本向け供給拡大 ・KDDI<9433>JCOMが新中計、27年度売上高1兆円超、FTTH化率50%に ・スズキ<7269>国交省が立ち入り検査、軽「アルト」貨物仕様で不正 ・積水ハウス<1928>32年1月期に米で2万戸供給、海外比率45%に上げ ・ロート製薬<4527>オーストリアの製薬株51%取得、欧で点眼薬事業拡大 ・三井物産<8031>炭素対応船舶に参画、ファンドに出資 ・セブン銀行<8410>マレーシアのセブン―イレブン2500店にATM ・油研工業<6393>インド子会社に増産投資、ギアポンプなど1.5倍 ・SPK<7466>新中計、成長投資70億円、中南米など拡大 ・リックス<7525>27年3月期めど独自製品4割に、新拠点で開発加速 ・ヤマシタヘルスケアHD<9265>マイクロソニック買収、医用超音波の技術取得 ・東洋テック<9686>関西ユナイトを買収、イベント警備参入 ・サクサHD<6675>新中計、中堅・中小のDX支援、26年度売上高500億円狙う ・スズキ<7269>5月の新車販売、「スペーシア」初の首位、「N―BOX」陥落 ・ホンダ<7267>米でFCV生産、脱炭素促進、日米で年内発売 ・アマダ<6113>板金加工機向け自動化装置、フィンランドで増産 ・AeroEdge<7409>社内に新工場、新領域部品を製造 ・住友電工<5802>独電線メーカーを買収、高圧直流ケーブル生産 ・ヒロセ電機<6806>新郡山工場を竣工、コネクター増産 ・大同特殊鋼<5471>新中計、3年で1500億円設備投資 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 4月家計支出(前年比予想:+0.5%、3月:-1.2%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 25件
928
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 104,890百万円
衛星運用終了時のデブリ化防止向けサービス、既存デブリの除去サービス、衛星寿命延長サービスなど軌道上サービス事業を展開。顧客は政府機関が中心。RPO技術が強み。全額拠出案件積み上げによる収益性改善図る。 記:2024/10/21
1928 東証プライム
3,532
11/22 15:30
+46(%)
時価総額 2,418,300百万円
ハウスメーカー大手。戸建住宅事業、賃貸・事業用建物事業、賃貸住宅管理事業、国際事業が柱。建築・土木事業、仲介・不動産事業等も展開。戸建住宅事業では大空間リビング、次世代室内環境システムなどが好評。 記:2024/10/22
4527 東証プライム
2,808.5
11/22 15:30
+63.5(%)
時価総額 663,306百万円
目薬や外皮薬などの一般用医薬品、「肌ラボ」などのスキンケア事業が柱。1899年創業。スキンケア関連の売上高比率が高い。目薬で国内トップシェア。ロングセラー商品多数。国内はインバウンド需要が追い風。 記:2024/08/26
5471 東証プライム
1,181.5
11/22 15:30
+8.5(%)
時価総額 256,674百万円
特殊鋼専業メーカー。1916年創業。構造用鋼等の特殊鋼鋼材、ステンレス鋼等の機能材料・磁性材料が柱。自動車業界が得意先。27.3期営業利益600億円以上目標。機能材料・磁性材料、自由鍛造品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
5802 東証プライム
2,996
11/22 15:30
+36.5(%)
時価総額 2,378,647百万円
ワイヤーハーネス、自動車電装部品等の自動車関連事業が主力。1897年創業。送配電用電線・ケーブル、光ファイバ・ケーブル、電子ワイヤー等も。環境エネルギー関連事業では電動車用平角巻線の拡販等に注力。 記:2024/10/07
6113 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+23.5(%)
時価総額 504,168百万円
金属加工機械メーカー。板金加工機械で国内トップシェア。溶接機や研削盤、プレスマシン等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。配当性向50%目安。受注残高は高水準。中計では26.3期売上高4000億円目標。 記:2024/06/13
6393 東証スタンダード
2,497
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 11,264百万円
油圧機器専業メーカー。1929年創業。油圧ポンプ・モータ、油圧制御弁、各種油圧制御機器等の製造・販売を行う。自動切屑圧縮機等の環境機械も。配当性向50%程度基準。次世代型主力製品の開発などに取り組む。 記:2024/08/06
6675 東証スタンダード
2,755
11/22 15:30
+34(%)
時価総額 17,205百万円
情報通信機器メーカー。ビジネスホンやネットワークアプライアンス等のサクサブランド事業、カードシステム等のOEM事業が柱。SIビジネス等も。27.3期売上高500億円目標。事業ポートフォリオの変革図る。 記:2024/08/10
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6806 東証プライム
17,820
11/22 15:30
+40(%)
時価総額 636,067百万円
コネクタ専業メーカー。1937年創業。FPC用コネクタなどの多極コネクタが主力。高周波同軸コネクタなどの同軸コネクタも手掛ける。海外販売比率は7割超。中期経営計画では28.3期売上高2300億円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7409 東証グロース
1,760
11/22 15:30
-40(%)
時価総額 6,736百万円
チタンアルミ製の低圧タービンブレードの航空機エンジン部品が主力。主要販売先は仏SAFRAN社。チタンアルミブレード販売数量は伸長。ボーイング向けも回復見込む。新工場で新たなエンジン部品の生産を開始。 記:2024/09/18
7466 東証プライム
2,059
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 21,525百万円
自動車部品、産業車両部品を扱う専門商社。1917年創業。日本車を対象に整備・補修部品等を全世界に輸出。仕入れ網、販売ルートなどが強み。PB製品の開発、拡販等に取り組む。27.3期売上高760億円目標。 記:2024/08/22
7525 東証プライム
2,826
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 24,417百万円
産業用機械などを扱う商社。メーカー機能も持つ。1907年創業。福岡県福岡市に本社。仕入先数は約2600社。顧客数は約2900社。日本製鉄、トヨタ自動車などが主要取引先。鉄鋼業界向けは海外市場開拓に注力。 記:2024/08/30
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8147 東証スタンダード
1,450
11/22 15:30
+22(%)
時価総額 8,929百万円
機械及び工具の専門商社。1911年創業。工作機械が主力取扱商品。油空圧機器、測定機器、ロボット&ローダーなども扱う。北米、アジアでも事業展開。海外営業拠点の拡充、EV関連などへのアプローチ強化を図る。 記:2024/08/12
8410 東証プライム
334.5
11/22 15:30
+0.4(%)
時価総額 394,479百万円
セブン-イレブン系の銀行。ATMプラットフォーム事業が中核。クレジットカード・電子マネー事業、海外事業も。電子マネー「nanaco」は会員数8200万人超。新サービス「+Connect」の提携先拡大図る。 記:2024/07/04
2,303
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 5,880百万円
画像診断装置や内視鏡システム、手術機器等の販売を行う山下医科器械が中核の持株会社。医療機器製造・販売業、医療モール事業も手掛ける。放射線機器などの設備投資需要は増加。27.5期売上高730億円目標。 記:2024/10/28
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9627 東証プライム
4,937
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 174,908百万円
保険調剤薬局「アイン薬局」等を展開するアインファーマシーズを中核とする持株会社。グループ薬局総数は1230店舗超。セブン&アイHDと資本業務提携。ファーマシー事業ではM&Aの活用等で事業規模の拡大図る。 記:2024/06/09
9686 東証スタンダード
1,242
11/22 14:55
±0(%)
時価総額 14,208百万円
関西地盤のセキュリティ会社。1966年設立。セコムグループ。機械警備や常駐警備、輸送警備のほか、ビル管理事業、不動産事業等も。警備事業は値上げ効果等で収益力改善。2025年関西万博の警備の受注が決定。 記:2024/06/18
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17