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前場に注目すべき3つのポイント~米株安を嫌気も押し目狙いのスタンスに~

2024/4/3 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~米株安を嫌気も押し目狙いのスタンスに~ 3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■米株安を嫌気も押し目狙いのスタンスに ■スギHD、24/2通期 営業利益 15.7%増 366億円、25/2予想 9.2%増 400億円 ■前場の注目材料:日本精工、車輪ユニットを年度内投入、サービスロボ向け ■米株安を嫌気も押し目狙いのスタンスに 3日の日本株市場は、米株安の流れを受けて、神経質な相場展開になりそうだ。2日の米国市場は、NYダウが396ドル安、ナスダックは156ポイント安だった。前週末に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がハト派姿勢を弱めたことや前日発表された経済指標が強い内容だったことを受け、FRBによる利下げへの期待が後退、長期金利は今年の最高水準に上昇した。また、米原油先物相場が一時、昨年10月下旬以来の高値をつけたことがインフレ懸念につながった。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比250円安の39670円。円相場は1ドル151円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売りが先行することになりそうだ。日経平均株価は25日線水準での底堅さは見られていたが、同線を下回ってくることから、利益確定の売りや持ち高調整の売りが入りやすいだろう。米国市場の下落を受けて指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角なども売られやすく、調整を強めてくる可能性がある。 ただし、3月半ばの調整場面において、25日線水準での底堅さが意識されていた。そのため、押し目待ち狙いの買い意欲も強そうであり、まずは売り一巡後の底堅さを見極めることになりそうだ。もっとも、米国では再び経済指標の結果に反応しやすい需給状況になっている。今週は週末には米雇用統計の発表を控えていることもあり、経済指標の結果を見極めたいところであり、積極的な売買は手控えられやすいと考えられる。 物色の流れとしては、NY原油先物相場の上昇を手掛かりに、資源株などに値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。また、昨日日経平均を支えていた東エレク<8035>、レーザーテック<6920>などの半導体関連は利食い先行ながらも、25日線辺りでの底堅さがみられるようであれば、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。 ■スギHD、24/2通期 営業利益 15.7%増 366億円、25/2予想 9.2%増 400億円 スギHD<7649>が発表した2024年2月期業績は、売上高が前期比11.5%増の7444.77億円、営業利益は同15.7%増の366.22億円だった。2025年2月期業績は、売上高が前期比8.8%増の8100億円、営業利益は同9.2%増の400億円を計画。積極的な新規出店で顧客の需要を取り込むほか、DX)の推進などを通じて、原価が下がることが寄与する。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(39838.91、+35.82) ・米原油先物は上昇(85.15、+1.44) ・米国のインフレ沈静化観測 ・日本精工<6471>車輪ユニットを年度内投入、サービスロボ向け ・TOPPANHD<7911>新潟・魚沼で遠隔医療実証 ・Jパワー<9513>英社とグリーン水素・アンモニア開発検討 ・中部電力<9502>グループのJERA、マレーシア社と日本でCCS検討合意 ・中部電力<9502>太陽光パネル再資源化急ぐ、30年代後半廃棄ピーク、事業化に先手 ・明治HD<2269>家畜排せつ物管理でGHG排出枠、丸紅から購入 ・長瀬産業<8012>半導体関連受託加工増強、マレーシアに10億円投資 ・NTTデータG<9613>NTTなどと、受託開発ソフトのCO2排出量算定ルール策定 ・日本オラクル<4716>NECと「場所を越えた協働」共創、次世代光通信基盤活用 ・ソラコム<147A>法人用国内向けIoT通信サービス、KDDIと基盤融合 ・パナソニックHD<6752>グループ会社のコネクト、米ワンネットワークを買収、供給網最適化 ・富士通<6702>水害を地図上に可視化、「デジタルレジリエンスサービス」拡張 ・日本触媒<4114>吹田に実験棟、環化重合性モノマーなど生産プロセス改良 ・三井物産<8031>UBE三菱・レゾナックと覚書、CCSで連携 ・日本特殊陶業<5334>水素でセラ製品焼成、今月から試験開始 ・IHI<7013>JERAと、碧南火力にアンモニア、初の大規模実証 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:45 中・3月財新サービス業PMI(予想:52.5、2月:52.5) 《ST》
関連銘柄 18件
147A 東証グロース
1,121
11/22 15:30
-79(%)
時価総額 50,590百万円
IoT向けデータ通信を軸とするIoTプラットフォーム事業を展開。活用事例に電気・ガスの遠隔検針、工場の遠隔監視など。契約回線数は600万回線。主要顧客の年間解約率は0.3%。課金アカウント数は順調増。 記:2024/06/25
2269 東証プライム
3,299
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 968,121百万円
牛乳・乳製品、菓子、食品の製造・販売等を行う明治が中核の持株会社。ヨーグルトやチョコレート、プロテインで国内トップシェア。医薬品事業も。総還元性向50%以上目安。食品部門では高付加価値商品の投入図る。 記:2024/08/05
4114 東証プライム
1,879
11/22 15:30
+29(%)
時価総額 293,124百万円
アクリル酸等の基礎化学品、高吸水性樹脂等の機能性化学品を手掛ける化学メーカー。高吸水性樹脂で世界トップシェア。自動車触媒、電池材料等も。エネルギー事業、エレクトロニクス事業等の成長事業にリソース投入。 記:2024/10/09
4716 東証スタンダード
15,065
11/22 15:30
+345(%)
時価総額 1,932,282百万円
米オラクル社の日本法人。クラウドサービス、ライセンスサポートが柱。ハードウェアの販売、導入支援等も手掛ける。データベース管理システムに強み。アライアンス強化推進。東京・大阪データセンターの利用量は順調増。 記:2024/10/29
5334 東証プライム
4,823
11/22 15:30
-34(%)
時価総額 960,973百万円
自動車関連事業が主力。スパークプラグ、排気ガス浄化システム用酸素センサで世界トップシェア。半導体製造装置部品、酸素濃縮装置等も。自動車関連分野は高付加価値製品の拡販図る。30.3期売上7500億円目標。 記:2024/06/03
6471 東証プライム
672.3
11/22 15:30
+5.7(%)
時価総額 336,150百万円
独立系ベアリングメーカー。1916年設立。ベアリングで国内トップシェア、世界シェアは3位。産業機械事業、自動車事業が柱。配当性向は30~50%目標。25.3期は産業機械事業における拡販などを見込む。 記:2024/07/26
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7649 東証プライム
2,528
11/22 15:30
+28(%)
時価総額 480,302百万円
ドラックストア大手の「スギ薬局」を中核とする持株会社。東海エリアが地盤。核店舗を中心としたドミナント出店が特徴。店舗数は1700店舗超。インバウンド追い風。調剤併設で伸長。27.2期売上高1兆円目標。 記:2024/10/22
7911 東証プライム
4,026
11/22 15:30
+22(%)
時価総額 1,283,110百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
8012 東証プライム
3,187
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 366,212百万円
老舗化学品専門商社。1832年創業。機能素材、加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連分野で事業展開。メーカー機能も持つ。取引社数は約1.8万社。フード、半導体、ライフサイエンスが注力領域。 記:2024/08/30
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9502 東証プライム
1,639.5
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 1,242,741百万円
国内電力3位。中部電力パワーグリッド、中部電力ミライズ等を傘下に持つ。東京電力フュエル&パワーとの合弁で国内最大の発電会社のJERA。連結配当性向30%以上目指す。26.3期経常利益2000億円以上目標。 記:2024/06/09
9513 東証プライム
2,564.5
11/22 15:30
+19.5(%)
時価総額 469,434百万円
電力会社への電力供給等を行う電力会社。大規模石炭火力発電所や大規模水力発電所等を手掛ける。風力発電所の建設で国内トップレベルの実績。中期経営計画では27.3期経常利益900億円程度、ROE5%程度目標。 記:2024/06/04
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10