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前場に注目すべき3つのポイント~金融政策決定会合の結果判明後に荒い値動きに~

2023/12/19 8:37 FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~金融政策決定会合の結果判明後に荒い値動きに~ 19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■金融政策決定会合の結果判明後に荒い値動きに ■Kudan、上方修正 営業損失 ▲5.5億円←▲5.6億円 ■前場の注目材料:エア・ウォーター、米でグリーン水素製造に参入、カリフォルニア周辺に新工場 ■金融政策決定会合の結果判明後に荒い値動きに 19日の日本株市場は、日銀の金融政策決定会合の結果判明後に荒い値動きになりそうだ。18日の米国市場はNYダウが0.86ドル高、ナスダックは90ポイント高だった。12月の米住宅市場指数の改善によるソフトランディング観測から買い優勢で始まった。米連邦準備制度理事会(FRB)関係者が、市場の早期利下げ観測に懐疑的見方を表明したものの、金利先安感が根強く、ハイテクが相場を支えた。終盤にかけNYダウは失速したものの、連日で過去最高値を更新した。シカゴ日経225先物清算値(3月限)は、大阪比20円高の32720円。円相場は1ドル142円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。米国市場ではハイテク株の一角が買われ、相場を下支えしたことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。まずは前日の下げに対する自律反発が意識されそうである。その後は、日銀の金融政策決定会合の結果待ちとなるなかで、次第にこう着感が強まりやすいだろう。 日銀会合では政策変更への思惑から、こう着感が強まっていたこともあり、結果判明後にはアク抜けの動きが意識されやすいだろう。重要イベントが通過することで、改めて年末高を意識した買い意欲が強まる可能性はありそうだ。ただし、結果判明が遅くなるようだと、政策変更への思惑が再燃する格好となり、先物主導での売り仕掛け的な動きが警戒されやすい。通常であれは前場終了直後に判明することが多いが、これが後場の時間帯に入ってくるようだと、波乱含みの展開が意識されやすい。 そのため、結果が判明するまでは積極的な売買は手控えられやすく、前場においては先回りで動いていたボジションのリバランスが中心になろう。物色の流れとしてはバリュー株への買い戻す動きが意識されやすいだろうが、植田総裁の会見内容を見極めたいとのムードも強まるなか、ハイテク株への押し目狙いのスタンス。また、インデックス売買の影響を受けづらい中小型株には、個人主体の資金が向かいやすいだろう。 ■Kudan、上方修正 営業損失 ▲5.5億円←▲5.6億円 Kudan<4425>は2024年3月期業績予想の修正を発表。営業損失を5.6億円から5.5億円、当期純損失は5.5億円から2.7億円に上方修正した。の赤字に上方修正した。継続的なポンド・ユーロ・ドルの外貨高によるグループ内取引からの為替差益2.20億円、海外政府からの研究開発補助金の当初想定からの増加0.50億円を見込んでいる。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(37306.02、+0.86) ・ナスダック総合指数は上昇(14904.81、+90.89) ・1ドル=142.90-00円 ・シカゴ日経先物は上昇(32720、大阪比+20) ・米原油先物は上昇(72.82、+1.04) ・米国のインフレ沈静化観測 ・エア・ウォーター<4088>米でグリーン水素製造に参入、カリフォルニア周辺に新工場 ・三菱UFJ<8306>三菱UFJ信託銀行、豪の資産管理会社を1060億円で買収 ・ALSOK<2331>ドローンで建築物遠隔点検の技術実証 ・三井物産<8031>米メキシコ湾油田を売却、事業資産を良質化 ・塩野義<4507>オミクロン対応コロナワクチンの追加免疫試験を開始 ・トヨタ自<7203>タイの10時間耐久レースにプリウスで参戦 ・日産自動車<7201>EVエコシステム研究、中国・清華大と新拠点 ・トヨタ紡織<3116>社内のイノベ風土醸成、新興10社招き展示会 ・日立建機<6305>電動建機の開発加速、ザンビアでダンプ実証 ・クボタ<6326>電動ミニバックホーを来春欧に投入 ・JTOWER<4485>中部国際空港に5G整備、MNO4社などと連携 ・ミネベアミツミ<6479>フィリピンに人材教育施設、政府と意向表明書調印 ・村田製作所<6981>“共創”を加速、異分野と電子部品新用途 ・ADEKA<4401>樹脂添加剤を開発、ポリプロピレンの耐久性向上 ・中部電力<9502>AIで水力発電計画、飛騨川水系、年2%増電 ・J-POWER<9513>新風力発電所完成、更新工事、国内3カ所目 ・西松建設<1820>バイオガス発電参入、熊本で脱炭素貢献 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(最終日) ・12月政府月例経済報告 <海外> ・06:45 NZ・11月貿易収支(10月:-17.09億NZドル) ・09:30 豪準備銀行12月理事会議事要旨 《ST》
関連銘柄 18件
1820 東証プライム
5,040
11/22 15:30
+105(%)
時価総額 210,632百万円
準大手ゼネコン。道路やダム等の公共施設の建設、工事を行う。不動産開発にも注力。「中期経営計画2025」の進捗は順調。収益改善プランを進める。シンガポールで地下鉄トンネル工事受注。アジア拡大へ。 記:2024/11/05
2331 東証プライム
1,126.5
11/22 15:30
+26(%)
時価総額 574,740百万円
大手警備サービス会社。機械警備や常駐警備、警備輸送のセキュリティ事業が柱。常駐警備は国内トップシェア。介護事業等も。機械警備ではALSOK-G7の販売を推進。26.3期経常利益650億円程度目指す。 記:2024/06/03
3116 東証プライム
1,973.5
11/22 15:30
-5.5(%)
時価総額 370,359百万円
トヨタ系の自動車部品メーカー。1918年創業。自動車用シートやドアトリム、フロアカーペット、エンジン周辺樹脂製品等を手掛ける。航空機シート等も。変動費の改善、固定費の効率化などで価格競争力の強化を図る。 記:2024/10/03
4088 東証プライム
1,877.5
11/22 15:30
+15.5(%)
時価総額 431,365百万円
大手産業ガスメーカー。産業ガスや機能材料の提供等を行うデジタル&インダストリー部門が柱。医療機器や消火設備の提供、冷凍食品や飲料の製造・販売等も。特殊ケミカル供給などエレクトロニクス関連事業の拡大に注力。 記:2024/08/29
4401 東証プライム
2,844.5
11/22 15:30
+33(%)
時価総額 295,168百万円
柱の化学品は半導体向け高誘電材料や自動車向け樹脂・潤滑油添加剤に強み。業務用食油や農薬も。半導体や自動車関連が堅調。開発費等を吸収。新中計は27年3月期営業益530億円の目標。配当性向40%以上。 記:2024/08/12
4425 東証グロース
1,507
11/22 15:30
-12(%)
時価総額 16,999百万円
人工知覚アルゴリズムの研究開発及びライセンス提供を行う。自己位置推定、環境地図作成を同時に行うSLAM技術を独自開発。製品関連売上の拡大図る。フィンランド天然資源研究所に独自の人工知覚技術を提供。 記:2024/07/08
4485 東証グロース
3,595
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 92,474百万円
通信インフラシェアリング事業を展開。屋内インフラシェアリング、屋外タワーシェアリング、ローカル5Gサービス等を手掛ける。国内IBS事業などの拡大図る。米投資会社がTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/10/11
4507 東証プライム
2,094.5
11/22 15:30
+35.5(%)
時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6479 東証プライム
2,435.5
11/22 15:30
-44.5(%)
時価総額 1,040,156百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
1,825
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9502 東証プライム
1,639.5
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 1,242,741百万円
国内電力3位。中部電力パワーグリッド、中部電力ミライズ等を傘下に持つ。東京電力フュエル&パワーとの合弁で国内最大の発電会社のJERA。連結配当性向30%以上目指す。26.3期経常利益2000億円以上目標。 記:2024/06/09
9513 東証プライム
2,564.5
11/22 15:30
+19.5(%)
時価総額 469,434百万円
電力会社への電力供給等を行う電力会社。大規模石炭火力発電所や大規模水力発電所等を手掛ける。風力発電所の建設で国内トップレベルの実績。中期経営計画では27.3期経常利益900億円程度、ROE5%程度目標。 記:2024/06/04