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前場に注目すべき3つのポイント~全般こう着も個別で決算を評価した物色は活発~

2023/8/2 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~全般こう着も個別で決算を評価した物色は活発~ 2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■全般こう着も個別で決算を評価した物色は活発 ■三菱UFJ、1Q経常利益 175.9%増 7255億円 ■前場の注目材料:SUBARU、電池パックを内製、群馬・矢島に専用ライン ■全般こう着も個別で決算を評価した物色は活発 2日の日本株市場は、売り優勢ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。1日の米国市場はNYダウが71ドル高、ナスダックは62ポイント安だった。建機大手キャタピラーは第2四半期決算で1株利益、売上高ともに市場予想を上回り、NYダウを押し上げた。一方で、金利の上昇でハイテクは売られ、まちまちの展開だった。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比210円安の33200円。円相場は1ドル143円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで寄り付き直後に軟化する格好となり、一時33140円まで売られる場面が見られた。日銀トレード後のリバランスから前日には33470円と節目の33500円に迫る場面も見られたこともあり、リバランスの動きも一巡した格好だろう。33000円辺りでの底堅さを見極めたいところである。 もっとも、決算発表が本格化するなか、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られていると考えられ、基本的には個別での決算を手掛かりとした物色が中心だろう。昨日は後場に入りトヨタ<7203>の決算を手掛かりとした物色が先物市場へも波及していた。売り一巡後の底堅さを見極めつつ、トヨタへの物色が継続するようだと、為替市場での円安基調を手掛かりに、輸出関連などへの物色に向かわせそうだ。 また、米国ではキャタピラーがNYダウを押し上げており、コマツ<6301>など機械セクターへの物色も期待されるところ。そのほか、AMDが取引終了後に発表した決算が好感され、時間外取引で5%ほど買われる場面も見られていた。そのため、ハイテクセクターへの押し目狙いにも向かわせる可能性はありそうだ。日米ともに決算発表が本格化しているほか、週末には米雇用統計も控えているため、こう着感の強い相場展開になりそうだが、個別で決算を評価した物色は活発だろう。 ■三菱UFJ、1Q経常利益 175.9%増 7255億円 三菱UFJ<8306>が発表した2024年3月期第1四半期業績は、経常収益が前年同期比28.2%増の2兆7740.99億円、経常利益は同175.9%増の7255.85億円だった。海外の金利上昇の恩恵を受けて国内外での融資やプロジェクトファイナンスに伴う手数料から得られる収益が堅調。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(33476.58、+304.36) ・NYダウは上昇(35630.68、+71.15) ・1ドル=143.00-10円 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・SUBARU<7270>電池パックを内製、群馬・矢島に専用ライン ・トヨタ自<7203>4ー6月期、営業益1.1兆円、日本企業初の大台 ・ANA<9202>米社からDACクレジット調達、脱炭素の多様化推進 ・日立<6501>イタリアで高速鉄道向け線路・デジタル信号設計受注 ・マイクロ波化学<9227>ナフサ分解、千代田化工建設などと、独自技術の開発着手 ・パナHD<6752>25年めどチェコ人員5倍、温水給湯暖房機を増産 ・花王<4452>ボンダイサンズ買収、グローバル市場拡大 ・デンソー<6902>オランダ園芸施設会社を完全子会社化、非車載分野強化 ・村田製作所<6981>フィリピンにMLCC新工場、25年9月完成 ・住友理工<5191>静岡・富士裾野製作所を譲渡検討 ・トヨタ自<7203>四半期で最高更新、HVなど全地域の販売増 ・井関農機<6310>欧に電動芝刈り機、来年にも一般向け本格販売 ・芝浦メカトロニクス<6590>半導体装置の研究開発強化、横浜に新棟など70億円投資 ・凸版印刷<7911>リチウム電池用消火フィルム投入、米UL認証取得 ・旭化成<3407>米マーケ拠点拡充、車向け提案強化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 7月マネタリーベース(6月:前年比-1.0%) ・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(6月15-16日分) <海外> ・07:45 NZ・4-6月期失業率(予想:3.5%、1-3月期:3.4%) ・07:45 NZ・4-6月期雇用者数増減(前期比予想:+0.6%、1-3月期:+0.8%) 《ST》
関連銘柄 16件
3407 東証プライム
1,032.5
6/27 15:00
+7.5(%)
時価総額 1,439,235百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
4452 東証プライム
6,718
6/27 15:00
-87(%)
時価総額 3,191,050百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
5191 東証プライム
1,487
6/27 15:00
+26(%)
時価総額 154,712百万円
防振ゴムやホース等の自動車用部品が主力。住友電工傘下。自動車用防振ゴムは世界トップシェア。自動車用ホースは国内トップシェア。26.3期売上高6200億円目標。自動車用品は新商品開発の加速などに取り組む。 記:2024/06/03
6301 東証プライム
4,584
6/27 15:00
-11(%)
時価総額 4,460,901百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6310 東証プライム
1,063
6/27 15:00
-7(%)
時価総額 24,433百万円
大手農業機械メーカー。稲作や野菜栽培用のトラクタや耕うん機等の整地用機械に加え、田植機や移植機等の栽培用機械、収穫用機械を製造、販売する。23年12月期の売上高は過去最高となった一方、販管費が増加した。 記:2024/03/07
6501 東証プライム
3,654
6/27 15:00
±0(%)
時価総額 3,539,162百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6590 東証プライム
8,300
6/27 15:00
-50(%)
時価総額 115,968百万円
FPD・半導体製造装置メーカー。液晶製造向け洗浄装置で高シェア。真空応用装置も手掛ける。ファインメカトロニクス部門は堅調。半導体前工程ではウェーハ向け装置等が順調。為替差益増。24.3期3Qは経常増益。 記:2024/02/26
1,313.5
6/27 15:00
+1(%)
時価総額 3,223,404百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
6902 東証プライム
2,498.5
6/27 15:00
+1(%)
時価総額 7,874,722百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6981 東証プライム
3,300
6/27 15:00
±0(%)
時価総額 6,690,562百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
3,263
6/27 15:00
-13(%)
時価総額 53,235,803百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7270 東証プライム
3,366
6/27 15:00
-34(%)
時価総額 2,589,046百万円
自動車中堅。販売台数の7割超が北米向け。トヨタと資本業務提携。運転支援システム「アイサイト」等が特徴。自動車事業部門は好調。売上台数は2桁増。国内は足踏みだが、海外が伸びる。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/14
7911 東証プライム
4,455
6/27 15:00
+52(%)
時価総額 1,557,940百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。今期3Q累計はDXや半導体関連が堅調も、海外のパッケージや建装材が足踏みとなった。 記:2024/03/11
1,664.5
6/27 15:00
+12.5(%)
時価総額 22,107,881百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
9202 東証プライム
2,978.5
6/27 15:00
+5(%)
時価総額 1,442,470百万円
大手航空会社。国内線と国際線トップの全日空が中核。国内線や国際線、貨物運送を展開する。傘下にLCCのピーチやエアージャパン。今期3Q累計は国際線、国内線が好調だった。営業益は過去最高を大幅に更新した。 記:2024/03/03
9227 東証グロース
1,067
6/27 15:00
±0(%)
時価総額 16,217百万円
電子レンジにも使われるマイクロ波を活用した独自の製造技術を化学業界に提供。グリーン、ヘルスケア、エレクトロニクスが成長分野。売上は下半期に偏重する傾向。大型試験を行うための実証棟が24年3月に竣工。 記:2024/05/02