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前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢も過熱を冷ましながらの強いトレンドを継続~

2023/6/6 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢も過熱を冷ましながらの強いトレンドを継続~ 6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■利食い優勢も過熱を冷ましながらの強いトレンドを継続 ■稲葉製作、23/7上方修正 営業利益 27.4億円←18.3億円 ■前場の注目材料:東レ、“高付加価値”売上高2000億円増、25年度目標 ■利食い優勢も過熱を冷ましながらの強いトレンドを継続 6日の日本株市場は、昨日の大幅上昇の反動から、やや利食い優勢の相場展開になりそうだ。5日の米国市場はNYダウが199ドル安、ナスダックは11ポイント安だった。債務上限問題が解決したことによる安心感や6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが見送られるとの見方が相場の支えとなった。一方で、先週末の大幅上昇を受けた利益確定の売りが広がった。また、5月のISM非製造業景況指数が悪化したことや米当局が大手米銀の資本要件を平均20%引き上げることを検討していると報じられ、大手銀が相場の重石となった。シカゴ日経225先物は大阪比140円安の32100円。円相場は1ドル139円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、利食い先行から始まりそうだ。日経225先物は、ナイトセッションで一時32570円まで買われ、節目の32500円を回復した。いったんは達成感が意識されやすく、短期的には売りを仕掛けてくる商いも入りやすいところだろう。ただし、ボリンジャーバンドの+1σと+2σとのレンジを継続するなか、押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられ、32000円辺りでの底堅さが見られそうである。過熱を冷ましながらの強いトレンドを継続していることから、ピーク感は出ていないだろう。そのため、売り仕掛け的な動きから軟化する局面においては、押し目狙いの好機となりそうだ。 米アップルは年次開発者会議「WWDC」の開催を前に期待から上昇し、最高値を更新した。しかし、新製品の複合現実(MR)ヘッドセット「ビジョン・プロ」を発表後は、下落に転じている。アップル関連などハイテク株への重荷となりそうだが、失望売りというよりは材料出尽くしといった形での利益確定の売りといったところだろう。ナスダックは小幅な下落にとどまっているほか、エヌビディアは続落ながら、高値圏での底堅い値動きを継続しており、センチメントの悪化にはつながっていない。 物色としては全般こう着ながらも先高期待は強く、中小型株での個人主体の売買に向かわせそうだ。生成AI関連への物色が根強いほか、昨日は水素関連への物色が見られた。本日は、インドの大手格安航空会社インターグローブ・アビエーションは、欧州エアバスに新たに500機の飛行機を発注する調整に入ったと報じられており、航空機部品などの関連銘柄への物色が意識されそうだ。また、ロシアに対するウクライナの反攻が始まった可能性があると報じられており、防衛関連なども物色の矛先が向かいそうだ。 ■稲葉製作、23/7上方修正 営業利益 27.4億円←18.3億円 稲葉製作<3421>は2023年7月期業績予想の修正を発表。売上高は418.4億円から424.0億円、営業利益を18.3億円から27.4億円に上方修正した。コンセンサス(23億円程度)を上回る。材料、エネルギー価格の高騰はあったが、販売価格への転嫁を進めたこと、生産・物流コストの削減に努めたことなどから、計画を上回る見通しとなった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(32217.43、+693.21) ・米原油先物は上昇(72.15、+0.41) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・東レ<3402>“高付加価値”売上高2000億円増、25年度目標 ・日本製鉄<5401>特殊鋼棒線加工の3子会社統合 ・ルネサス<6723>ニデックと協業、次世代「イーアクスル」開発 ・日立造船<7004>青カビを不活化、深紫外線LED活用 ・FUJI<6134>AME開発で独社とパートナー契約、2年内に投入 ・三菱重<7011>グループの造船、スイス社と、アンモニア燃料供給技術で連携 ・日精樹脂<6293>中国新工場12月稼働、生産コスト低減 ・東急不HD<3289>都市の防災力・回遊性向上、ソフトバンクと、東京・竹芝でプロ拡大 ・北越コーポ<3865>非フッ素濾材開発、環境規制に対応 ・大阪ガス<9532>私募リート参入、賃貸住宅の運用効率化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 4月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+1.8%、3月:+1.3%) ・08:30 4月家計支出(前年比予想:-2.4%、3月:-1.9%) <海外> ・10:30 豪・1-3月期経常収支(予想:+150億豪ドル、10-12月期:+141億豪ドル) 《ST》
関連銘柄 11件
1,159.5
5/2 15:00
+9(%)
時価総額 834,644百万円
総合不動産大手。渋谷エリアでの商業、オフィスに強み。傘下にホテルや東急リバブルなど。オフィスビル・商業施設の空室率は低水準維持。アセット売却の増加等で都市開発事業は堅調。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/24
3402 東証プライム
715.2
5/2 15:00
-5(%)
時価総額 1,166,835百万円
合繊大手。世界トップの炭素繊維は航空機向けに強み。有機EL関連材料、水処理事業等も手掛ける。24.3期3Qは環境・エンジニアリング事業が堅調。水処理事業は米国、中国で出荷堅調。繊維事業はEV向けが拡大。 記:2024/02/11
3421 東証スタンダード
1,822
5/2 15:00
+12(%)
時価総額 32,654百万円
大手物置メーカー。物置や倉庫、ガレージ等に加え、テーブルやデスク、パーティション等のオフィス家具を一貫生産。鋼製物置事業は収益堅調。販売数量は伸び悩むが、材料費の減少等が寄与。24.7期2Qは2桁増益。 記:2024/04/15
3865 東証プライム
1,290
5/2 15:00
-24(%)
時価総額 242,588百万円
製紙会社。新潟県を地盤とする。印刷紙や情報紙の洋紙の製造、販売を主力に、白板紙や特殊紙、パッケージを提供する。今期3Q累計は紙パルプやパッケージの価格改定が収益に寄与した。販売数量も堅調に推移した。 記:2024/04/12
5401 東証プライム
3,473
5/2 15:00
-3(%)
時価総額 3,300,465百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。製鉄部門は増収。システムソリューション部門は堅調。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/02/25
6134 東証プライム
2,676
5/2 15:00
+14(%)
時価総額 261,777百万円
電子部品実装装置を製造・販売。工作機械なども。海外売上高比率が高い。TNシリーズ等の拡販進める。ロボットソリューションは足踏み。自動車市場の一部需要回復等により、24.3期3Qはマシンツールが増収。 記:2024/03/05
6293 東証プライム
1,126
5/2 15:00
-8(%)
時価総額 25,078百万円
射出成形機メーカー最大手。電気式成形機とハイブリッド式成形機の製造、販売が柱。最適地生産体制の強化図る。周辺機器売上や部品売上は増加だが、射出成形機売上が足踏み。24.3期3Q累計は業績伸び悩む。 記:2024/02/23
2,608
5/2 15:00
-27.5(%)
時価総額 5,102,364百万円
車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、xEV向け製品の売上が増加。金融費用減少。23.12期通期は2桁最終増益。 記:2024/02/13
7004 東証プライム
1,220
5/2 15:00
+5(%)
時価総額 207,662百万円
ゴミ焼却施設などを手掛ける総合重機メーカー。ごみ焼却施設で国内トップ級。リサイクル施設、水・汚泥処理施設、バイオマス利用システム、海水淡水化なども事業領域。環境部門の収益改善もあり、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/23
7011 東証プライム
1,413.5
5/2 15:00
+21(%)
時価総額 4,768,651百万円
国内最大の総合重機械メーカー。火力発電プラントで世界トップクラス。造船事業や米ボーイング向け機体製造等も。エナジー部門は受注好調。原子力発電システムの受注増などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/04/08
9532 東証プライム
3,481
5/2 15:00
+36(%)
時価総額 1,450,463百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス供給件数は503.7万件と小幅増。電力販売量は小売が増加。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/25