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前場に注目すべき3つのポイント~UBSによるクレディ・スイス買収を受け、銀行株への買戻しが強まればセンチメント改善に~

2023/3/20 8:38 FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~UBSによるクレディ・スイス買収を受け、銀行株への買戻しが強まればセンチメント改善に~ 20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:UBSによるクレディ・スイス買収を受け、銀行株への買戻しが強まればセンチメント改善に ■バンナムHD、23/3下方修正 営業利益 1120億円←1280億円 ■前場の注目材料:関西電力、電力調整力を即推定、系統慣性監視システム開発 ■UBSによるクレディ・スイス買収を受け、銀行株への買戻しが強まればセンチメント改善に 20日の日本株市場は、売り一巡後は底堅さが意識されそうだ。17日の米国市場はNYダウが384ドル安だった。米当局の監督下におかれたシリコンバレー銀行の親会社だったSVBファイナンシャルがニューヨーク連邦破産法11条の適用を申請し経営破綻したことから、金融システムへの不安が再燃した。トリプルウィッチングにあたり先物やオプション満了に絡んだ売りも加速した可能性もあった。シカゴ日経225先物は大阪比320円安の26710円。円相場は1ドル132円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。日経225先物は開始直後に27150円まで買われる場面が見られたものの、米国市場の取引開始後は軟調推移となり、75日、200日線が位置する27000円水準が上値抵抗線として意識されている。一方で、スイスの金融大手クレディ・スイスについて、同じくスイスの金融大手であるUBSが買収することで合意したと発表した。買収総額は約4200億円になると報じられている。これを受けて金融システム不安が和らぐ格好となり、売り一巡後は買い戻しの動きをみせてくる可能性はありそうだ。 ただし、先物市場では27000円水準が上値抵抗として意識されていることもあり、同水準を捉えてくるかを見極めることになりそうだ。また、UBSによるクレディ・スイス買収を受けて、メガバンクなど金融株を買い戻す動きが強まるかが注目される。メガバンクへのショートカバーが強まるようだと、これが先物市場での買い戻しの動きに向かわせる可能性はあるだろう。また、日経平均においても27300円前後に位置する75日、200日線が抵抗線として意識されているため、売り一巡後に同水準をクリアしてくるようだと、センチメント改善につながる。 祝日を前に積極的な売買は手控えられやすいものの、グローベックスの米株先物が強い動きをみせてくるようだと、リバランスの動きは強まりやすいだろう。祝日明けの米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まる可能性はあるものの、センチメント改善が見込まれるなか、足もとで強い動きが目立ってきた中小型株などへは、個人主体による値幅取り狙いの動きが強まりそうだ。 ■コーセル、3Q営業利益 61.2%増 34.07億円 コーセル<6905>が発表した2023年5月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比23.2%増の252.73億円、営業利益は同61.2%増の34.07億円だった。国内では半導体製造装置関連を中心に調整局面にあるものの、同社製品のリードタイム長期化に伴い、依然として先々を見込んだ手配需要が継続している。米国では、部品材料の入手難に対する懸念から、先行手配に伴う需要が一部で見られたものの、需要は徐々に落ち着きを取り戻しつつある。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27333.79、+323.18) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・関西電力<9503>電力調整力を即推定、系統慣性監視システム開発 ・ダイキン<6367>豪州に新工場棟、20億円投資、エアコン増産 ・豊田織<6201>フォーク国内出荷停止、排ガス試験で不正 ・NTT<9432>KDDIと提携、光通信網技術を世界標準に ・丸紅<8002>ポルトガルで実証、天然ガスパイプラインにグリーン水素注入 ・西菱電機<4341>発券機システム事業を表示灯に売却 ・トヨタ<7203>水素エンジン車開発で新たに9社と連携、24時間耐久レース参戦 ・アネスト岩田<6381>EV新興と提携、納車前整備担う ・大日印<7912>大日印など、可溶性の微小粒子開発、細胞培養の効率アップ ・ローム<6963>パワー半導体を米社に提供、モジュール小型化に貢献 ・三菱ケミG<4188>リチウム電池の熱制御向上、新素材を量産 ・三菱マテリアル<5711>東工大と新結晶構造の酸化スズ合成に成功、可視光を幅広く吸収 ・新日本電工<5563>信州大などと新イオン交換無機結晶を開発、水処理循環装置に活用 ・エア・ウォーター<4088>子会社に医療機器事業を承継、一貫体制強化 ・三井化学<4183>米・人工肩関節メーカーに出資、事業機会を探索 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:15 中・1年物ローンプライムレート発表予定(現行3.65%) 《ST》
関連銘柄 16件
4088 東証プライム
2,371
5/2 15:00
+17.5(%)
時価総額 544,749百万円
産業ガス大手。化学品、医療、LPガス、飲料、食品、物流などに多角化。高純度薬品や特殊ケミカル供給機器などは販売拡大。アグリ&フーズ部門は価格改定やM&A効果などで堅調。24.3期3Q累計は2桁増益。 記:2024/03/31
4183 東証プライム
4,441
5/2 15:00
-29(%)
時価総額 909,357百万円
大手総合化学メーカー。ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICTなど4事業を展開する。ケメガネレンズ材料やフォトマスク防塵カバーで世界シェアトップ。今期3Q累計は需要低迷が販売に影響した。子会社も売却した。 記:2024/04/14
4188 東証プライム
900.6
5/2 15:00
-18.7(%)
時価総額 1,356,563百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
4341 東証スタンダード
885
5/2 14:13
+12(%)
時価総額 3,098百万円
河川緊急警報システムや津波・高潮情報提供システム、防災無線システムなどを手掛ける。携帯ショップ運営やIoT事業等も。IP無線機器の販売増等により、情報通信システム事業は堅調。24.3期2Qは営業損益改善。 記:2024/01/16
5563 東証プライム
309
5/2 15:00
±0(%)
時価総額 45,402百万円
合同鉄メーカー。機能材料や環境システムも。南アフリカにマンガン鉱山の権益保有。筆頭株主の日本製鉄向け売上比率が高い。23.12期通期は機能材料事業が堅調。リチウムイオン電池正極材、フェロボロン等が貢献。 記:2024/02/11
5711 東証プライム
3,037
5/2 15:00
-2(%)
時価総額 399,335百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。24.3期3Q累計は半導体関連製品が販売減。精錬所の生産トラブルも痛手に。営業外の銅山配当増。セメントの持分益も改善。通期大幅最終増益・増配を計画。 記:2024/03/11
6201 東証プライム
15,040
5/2 15:00
-25(%)
時価総額 4,900,649百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。フォークリフトやカーエアコン用コンプレッサーで世界トップシェア。海上や空港向け物流機器や繊維機械も事業領域。産業車両・自動車事業の売上増や円安により、3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/02/04
6367 東証プライム
22,090
5/2 15:00
+55(%)
時価総額 6,474,888百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6381 東証プライム
1,355
5/2 15:00
±0(%)
時価総額 56,566百万円
塗装機と圧縮機の製造、販売が柱。スプレーガンやエアーブラシ、塗装プラントに加え、真空ポンプ等を提供。真空機器製品は売上堅調。半導体製造関連装置向け真空ポンプの需要拡大が寄与。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/03/05
6905 東証プライム
1,448
5/2 15:00
-4(%)
時価総額 51,711百万円
スイッチング電源標準品で国内トップクラス。ノイズフィルタも。18年に北欧の同業を買収。24.3期3Q累計は受注残解消に向けた増産対応を継続。人件費増や経費増をこなして大幅増収増益に。配当性向は35%目安。 記:2024/04/09
6963 東証プライム
2,246
5/2 15:00
-59.5(%)
時価総額 925,352百万円
カスタムLSI首位。小信号トランジスタやダイオードも首位級。パワーマネジメント系アナログ技術に実績。発光ダイオードや半導体レーザーは民生機器市場向け中心に伸び悩む。販管費増。24.3期2Qは業績足踏み。 記:2024/01/16
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7912 東証プライム
4,534
5/2 15:00
-31(%)
時価総額 1,438,366百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
8002 東証プライム
2,900.5
5/2 15:00
+53(%)
時価総額 4,983,674百万円
大手総合商社。穀物と発電に強みを持つ。ライフスタイルや情報・物流、アグリに加え、化学品や金属、エナジー、資源開発、航空、船舶、金融等の事業を展開する。今期3Q累計はアグリや化学品、原料炭が足踏みとなった。 記:2024/03/31
9432 東証プライム
170.4
5/2 15:00
-0.1(%)
時価総額 15,429,774百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14
9503 東証プライム
2,510
5/2 15:00
+119(%)
時価総額 2,356,220百万円
関西2府5県を管轄する電力会社。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信や不動産なども。小売販売電力量、他社販売電力量ともに増加。原子力利用率は上昇。燃料価格の低下等もあり、24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/10