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前場に注目すべき3つのポイント~金融セクターや輸出関連などへのリバランスに伴う買いが意識されやすい~

2023/2/6 8:36 FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~金融セクターや輸出関連などへのリバランスに伴う買いが意識されやすい~ 6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:金融セクターや輸出関連などへのリバランスに伴う買いが意識されやすい ■三菱商事、23/3上方修正 純利益1兆1500億円←1兆300億円 ■前場の注目材料:ニコン、レンズ新工場、300億円投資、複数種類を効率生産 ■金融セクターや輸出関連などへのリバランスに伴う買いが意識されやすい 6日の日本株市場は、米国市場の下落影響はありそうだが、底堅い相場展開が見込まれる。3日の米国市場はNYダウが127ドル安だった。1月雇用統計やISM非製造業景況指数が予想を大幅に上回る強い結果だったことから、利上げ長期化懸念を受けた売りが再燃し、米長期金利が上昇するなか、ハイテク株への売りが重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円高の27620円。円相場は1ドル131円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時27720円まで買われる場面も見られており、終値では心理的な抵抗だった27500円を明確に上回ってきた。米ハイテク株安の流れから指数インパクトの大きい値がさハイテク株などへは利益確定の売りが意識されやすいものの、時間外取引で売られていたアップルは2%を超える上昇を見せたこともあり、ショートは仕掛けづらいだろう。 また、為替市場では円相場が1ドル131円台後半と、円安に振れて推移している。先週はハイテク株主導のなか、日経平均型優位の展開からNT倍率は14倍台に乗せる場面もあった。長期金利上昇や円安のなか、金融セクターや輸出関連などへのリバランスに伴う買いが意識されやすく、相場全体の底堅さにつながりそうだ。日経平均は27500円での底堅さが意識され、同水準を支持線に変えてくることから、押し目待ち狙いの買い方についても徐々に水準を切り上げてきそうだ。 もっとも、決算発表がピークを迎えるなか、先回り的な買いは入りづらく、決算を通過した銘柄において、再評価といった動きに向かわせよう。足もとでは下方修正を発表した村田製<6981>が悪材料出尽くしといった見方から買戻しの動きを強めたこともあり、センチメントは良好だろう。また、下方修正を受けて初動で売られた銘柄についても、これまで期待先行で買われていた流れではなかったこともあり、短期筋のショートカバーは入りやすいと考えられる。 中小型株については主要な企業の決算が続くなかでは主力処に関心が集まりやすく、物色対象は絞られそうである。強いトレンドを継続している銘柄などへは、利食いに押される局面での押し目を狙いたいところだろう。 ■三菱商事、23/3上方修正 純利益1兆1500億円←1兆300億円 三菱商事<8058>は2023年3月期業績予想の修正を発表。純利益を1兆300億円から1兆1500億円に上方修正した。金属資源や天然ガスなど商品市況の回復を追い風にこれまでの好調な業績を反映。また、発行済み株式総数(自己株式を除く)の2.3%にあたる3300万株、金額で1000億円を上限に自社株買いを発表。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27509.46、+107.41) ・シカゴ日経先物は上昇(27620、大阪比+130) ・1ドル=131.80-90円 ・VIX指数は低下(18.33、-0.40) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・ニコン<7731>レンズ新工場、300億円投資、複数種類を効率生産 ・京セラ<6971>半導体装置用部品を増強、鹿児島に新生産棟 ・東芝<6502>住宅用太陽光発電システム事業撤退 ・日揮HD<1963>神戸デジタル・ラボと新会社、新規事業、ITで差別化 ・グンゼ<3002>中国のストッキング生産撤退、国内に集約 ・中部電力<9502>脱炭素で英BPと協定、名古屋港でCCUS検討 ・デンソー<6902>デンソーと豊田織機、下請け価格転嫁の対応徹底、公取委が指摘 ・住友理工<5191>細胞農業に参画、高分子材料技術を活用 ・クボタ<6326>仏作業機器メーカー買収 ・SCREEN<7735>半導体装置の生産増強、滋賀・彦根の新工場稼働 ・住友化学<4005>愛媛の化成肥料製造設備を停止、来年9月末めど ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 13件
1963 東証プライム
1,521.5
4/30 15:00
+21.5(%)
時価総額 394,692百万円
プラント建設大手。海外LNG案件に強み。配当性向は30%目安。先端技術産業分野では基本設計役務、EPC役務などを複数受注。受託製造ケミカル触媒、脱硝触媒用原料は販売が堅調。24.3期3Q累計は大幅増収。 記:2024/03/05
3002 東証プライム
5,360
4/30 15:00
+50(%)
時価総額 98,056百万円
大手繊維メーカー。衣料品や繊維資材のアパレルに加え、プラスチックや機能資材、医療材料、不動産、スポーツクラブの運営等を行う。紳士用肌着に強みを持つ。今期3Q累計はフィルムやメディカルが足踏みとなった。 記:2024/02/10
4005 東証プライム
337.3
4/30 15:00
-17(%)
時価総額 558,522百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
5191 東証プライム
1,318
4/30 15:00
+39(%)
時価総額 137,129百万円
自動車用の防振ゴムやホース、制遮音品・内装品を製造・販売。プリンタ部品や産業用ホースも。住友電気工業の連結子会社。自動車用品は販売数量の増加や生産効率化などで堅調。24.3期3Q累計は最終黒字転換。 記:2024/02/04
6326 東証プライム
2,545.5
4/30 15:00
+84(%)
時価総額 3,055,229百万円
農業機械で世界有数。ダクタイル鉄管や水処理システム、小型建機、芝刈り機、空調機器なども展開。フランスの農作業機器メーカーBCT社をグループ化。北米の住宅やインフラ開発需要を取入れ、23.12期は利益急伸。 記:2024/03/30
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6902 東証プライム
2,691.5
4/30 15:00
-65.5(%)
時価総額 8,483,016百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6971 東証プライム
1,932.5
4/30 15:00
+5(%)
時価総額 2,918,991百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
6981 東証プライム
2,903.5
4/30 15:00
+36.5(%)
時価総額 5,886,681百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7731 東証プライム
1,641
4/30 15:00
+33.5(%)
時価総額 620,851百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界的。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。今期3Q累計は映像事業や半導体向け露光装置が増加も、FPD露光装置やコンポーネントが足踏みとなった。 記:2024/03/11
16,590
4/30 15:00
+370(%)
時価総額 1,685,378百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
8058 東証プライム
3,620
4/30 15:00
+91(%)
時価総額 15,611,185百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
9502 東証プライム
2,025
4/30 15:00
+70.5(%)
時価総額 1,534,950百万円
東海4県と長野県を管轄する電力会社。ガス小売も。再エネや海外M&Aを推進。火力発電は東電と合弁で行う。24.3期3Q累計は電源調達価格低下で期ズレ差益が拡大。持分法損益も急改善。通期大幅増益・増配を計画。 記:2024/02/07