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前場に注目すべき3つのポイント~VIX指数は3カ月ぶりの水準に低下、日中こう着も押し目買い意欲強い~

2022/7/29 8:30 FISCO
*08:30JST 前場に注目すべき3つのポイント~VIX指数は3カ月ぶりの水準に低下、日中こう着も押し目買い意欲強い~ 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:VIX指数は3カ月ぶりの水準に低下、日中こう着も押し目買い意欲強い ■パナソニックHD、1Q営業利益 39.0%減 637億円 ■前場の注目材料:三ツ知、水素インフラ部品に参入、高強度配管コネクターなど開発 ■VIX指数は3カ月ぶりの水準に低下、日中こう着も押し目買い意欲強い 29日の日本株市場は、週末要因から手掛けづらい面はあるものの、米株高の流れを受けて買い優勢の相場展開が見込まれる。28日の米国市場でNYダウは332ドル高だった。4-6月期国内総生産(GDP)が2四半期連続マイナス成長となったことが嫌気され売り先行で始まった。ただし、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースが緩やかになるとの期待から長期金利が低下するなか、ハイテク株などを中心に買い戻す動きが強まり上昇に転じた。下院が半導体業界支援法案を可決したほか、政府の環境問題支援策を巡る進展などが好感され、引けにかけて上げ幅を拡大。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円高の27850円。円相場は1ドル134円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。28000円水準では戻り待ちの利益確定の動きなども意識され強弱感が対立しやすいものの、時間外取引ではアマゾン・ドット・コムやアップルが予想を上回る決算が評価されて買われており、大型テック株の強い値動きが支援材料になるだろう。28000円近辺でのこう着が意識されるものの、27800円辺りに位置する52週線が支持線に変わる可能性もあることから、押し目狙いの買い方はレンジを切り上げてくる可能性も意識される。6月高値28389.75円への意識も次第に高まってきそうだ。 また、VIX指数は22.33に低下し、約3カ月ぶりの水準まで下がってきたことから、リスク選好の動きに向かわせやすい。指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する格好から、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>の動向が注目されよう。NT倍率は先物中心限月で14.28倍に上昇しており、一時52週線を捉えてきている。同抵抗線を突破してくるようだとNTロングの動きが強まりやすく、日経平均型優位の展開に向かわせよう。 また、ナスダックは続伸で上値抵抗の75日線を明確に上放れる形状を見せてきた。マザーズ指数は25日、75日線とのゴールデンクロスが接近してきており、相対的に出遅れ感の目立っていた中小型株を見直す動きなども意識されやすいだろう。 ■パナソニックHD、1Q営業利益 39.0%減 637億円 パナソニックHD<6752>が発表した第1四半期業績は、売上高が前年同期比10.1%増の1兆9738.61億円、営業利益は同39.0%増の637億円だった。上海のロックダウンや半導体・部材不足の影響はあったが、車載電池などの販売やブルーヨンダーの新規連結や為替の影響から増収。利益面では部材調達課題やブルーヨンダーの無形資産償却費の影響から減益となった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27815.48、+99.73) ・NYダウは上昇(32529.63、+332.04) ・ナスダック総合指数は上昇(12162.59、+130.17) ・シカゴ日経先物は上昇(27850、大阪比+40) ・SOX指数は上昇(2944.50、+33.50) ・VIX指数は低下(22.33、-0.91) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・三ツ知<3439>水素インフラ部品に参入、高強度配管コネクターなど開発 ・新明和工業<7224>CFRP廃材再生、富士加飾と新技術、産機製造に再利用 ・トヨタ<7203>インドネシア攻勢、EV生産など2460億円追加投資 ・アドバンテスト<6857>中計の設備投資額を上方修正、75%増700億円に ・三井物産<8031>コスモ石油と国産SAFの事業化検討 ・三菱ケミG<4188>三菱ケミカルグループ、英でEVOH増産、年3万9000トンに ・ニプロ<8086>東大発VBのナノティスに出資、感染症診断で協業 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 7月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+2.2%、6月:+2.1%) ・08:30 6月有効求人倍率(予想:1.25倍、5月:1.24倍) ・08:30 6月失業率(予想:2.5%、5月:2.6%) ・08:50 6月鉱工業生産(前月比予想:+4.2%、5月:-7.5%) ・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(7月20-21日開催分) ・08:50 日銀金融政策決定会合議事録公表(2012年1-6月開催分) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 9件
3439 東証スタンダード
900
4/26 15:00
+25(%)
時価総額 4,774百万円
自動車部品向け留め金具を製造・販売。冷間鍛造・冷間加工技術に強み。24.6期上期は得意先の生産回復が追い風。円安も寄与して計画比上振れ。通期利益計画を上方修正。復配予定。台湾企業との合弁設立協議は中止に。 記:2024/02/08
4188 東証プライム
897.3
4/26 15:00
+0.9(%)
時価総額 1,351,592百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
1,338
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 3,283,528百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
6857 東証プライム
5,389
4/26 15:00
+47(%)
時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
3,510
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 57,265,604百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7224 東証プライム
1,176
4/26 15:00
+9(%)
時価総額 82,320百万円
大手特装車メーカー。塵芥車やダンプトラックなど200機種超の車種をラインナップ。産機・環境システム等も事業領域。特装車部門は堅調。車体等の製造販売、保守・修理事業は売上増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/10
8031 東証プライム
7,519
4/26 15:00
+137(%)
時価総額 11,973,759百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。ペルーの鉱山機械販売・サービス会社コマツ・マイニング・コープ・ペルーの株式を取得。エネルギーと金属資源セグメントが伸び悩み、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8086 東証プライム
1,256
4/26 15:00
+11(%)
時価総額 215,353百万円
大手医療器具メーカー。透析や注射、輸液等の関連製品、検査薬、診断薬、循環器関連の医療機器を手掛ける。透析関連に強みを持つ。注射剤や経口剤等の医薬品も提供する。今期3Q累計は経口剤や注射剤が堅調だった。 記:2024/02/08