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前場に注目すべき3つのポイント~ソニーGや任天堂などの決算反応に市場の関心集まる~

2022/5/11 8:27 FISCO
*08:27JST 前場に注目すべき3つのポイント~ソニーGや任天堂などの決算反応に市場の関心集まる~ 11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ソニーGや任天堂などの決算反応に市場の関心集まる ■任天堂、23/3予想 営業利益 15.6%減 5000億円、コンセンサス下回る ■前場の注目材料:SMC、茨城に新工場、半導体製造装置向け、生産能力2割増 ■ソニーGや任天堂などの決算反応に市場の関心集まる 11日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、こう着ながらも底堅い動きが期待されそうだ。10日の米国市場はNYダウが84ドル安だった。インフレの重要指標となる消費者物価指数(CPI)の発表を控えて警戒感も強く、終日神経質な展開が続いた。ただし、金利の上昇が一段落しハイテクは買戻しが優勢となったことからナスダックは反発。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円安の26110円。円相場は1ドル130円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まろう。米国同様、CPIの発表待ちとなることから、積極的な売買は手控えられ、先物主導の売買に振らされやすい需給状況は続きそうだ。ただし、昨日の26000円割れで、いったんは売り一巡感が意識されるほか、CPIを前に売りに傾いたヘッジを緩める動きも見られる可能性はあると考えられ、26000円水準での底堅さは見られそうである。積極的に買い上がる動きは期待しづらいものの、押し目狙いの動きに向わせよう。 また、ショートカバー中心とはいえ、ナスダックの反発により、ハイテク株を見直す動きも見られそうだ。ソニーG <6758>の決算反応にも投資家の関心は集まりやすいほか、任天堂<7974>はコンセンサスを下回る今期見通しながら、1株を10株とする株式分割のほか、配当の増額修正を発表しており、こちらの市場反応が注目されるところ。強い値動きを見せてくるようだと、投資家のセンチメントにも影響を与えてくることになるだろう。 また、昨日の日経平均は前場半ば辺りから持ち直す動きを見せて、引けにかけて下落幅を縮めていた。26240円から26300円辺りにマドを空けているため、これを埋めてくるようだと売り方の買い戻しの動きも強まる可能性はありそうだ。物色としては引き続き決算を手掛かりとした日替わり的な動きになりそうである。もっとも、昨日は引け後に決算を発表した企業は200社を超えている。薄商いのなかでは好決算ながらも物色対象に広がりは期待しづらく、決算評価も流動性のある銘柄のほか、材料系の銘柄などに向わせよう。 ■任天堂、23/3予想 営業利益 15.6%減 5000億円、コンセンサス下回る 任天堂<7974>が発表した2023年3月期予想は売上高が前期比5.6%減の1兆6000億円、営業利益が同15.6%減の5000億円を計画。コンセンサス(6120億円程度)を下回る。前期末配当は1700円から2030円に増額修正。11日に100万株の自社株買いを発表。9月末現在の1株を10株に分割する。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(11737.67、+114.42) ・SOX指数は上昇(2900.13、+71.02) ・VIX指数は低下(32.99、-1.76) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・SMC<6273>茨城に新工場、半導体製造装置向け、生産能力2割増 ・三菱重<7011>クウェートで火力更新工事の交渉権、出力240万kW ・日本製鉄<5401>脱炭素鋼板を来年度供給、電炉で高級鋼生産 ・住友鉱<5713>今年度の設備投資1400億円、車載電池向け正極材増産など ・TDK<6762>岩手にMLCC新工場、車向け一貫生産体制 ・エーザイ<4523>米でアルツハイマー薬「レカネマブ」の申請完了 ・トヨタ<7203>国内8工場14ラインを6日間停止、上海ロックダウン影響で ・任天堂<7974>「スイッチ」高水準維持、今年度販売予想2100万台 ・三菱商事<8058>新中期戦略、24年度めど3兆円投資、収益基盤拡大・エネ変革・DX ・三井物産<8031>伊食品会社ロル・リズに出資、コメとパルス食品高付加価値化 ・豊田通商<8015>ファインデックスと提携、医療業界のDX推進 ・豊田合成<7282>パワー半導体で攻勢、GaN種結晶を量産試作 ・日立建機<6305>米州で新工場調査、新中計に盛り込む ・シャープ<6753>デジタルヘルスに軸足、若手発案で事業創出 ・富士フイルム<4901>遺伝子治療薬プロセス開発、米拠点で受託開始 ・住友ファーマ<4506>睡眠障害薬の開発・販売権、アイルランド社に供与 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 中・4月消費者物価指数(前年比予想:+1.8%、3月:+1.5%) ・10:30 中・4月生産者物価指数(前年比予想:+7.8%、3月:+8.3%) 《ST》
関連銘柄 17件
4506 東証プライム
609
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 242,321百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
3,265
11/22 15:30
+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5713 東証プライム
3,823
11/22 15:30
-41(%)
時価総額 1,111,782百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
6273 東証プライム
66,580
11/22 15:30
-230(%)
時価総額 4,485,428百万円
空気圧制御機器メーカー。方向制御機器や駆動機器、空気圧補助機器、温調機器等の製造・販売を行う。空気圧機器で世界トップシェア。豊富な品揃えなどが強み。千葉県柏市の新技術センターは25年9月に完成予定。 記:2024/10/04
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6753 東証プライム
1,003
11/22 15:30
+5.8(%)
時価総額 652,358百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7282 東証プライム
2,549.5
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 325,352百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。エアバッグ等のセーフティシステム製品、ラジエータグリル等の内外装部品が主力。樹脂ターボダクト等も。トヨタグループ向け売上比率は6割超。米国で自動車用内外装部品の生産能力を増強。 記:2024/09/03
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8015 東証プライム
2,654
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 2,818,999百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8058 東証プライム
2,646.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07