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前場に注目すべき3つのポイント~FOMC通過でアク抜け、年初からの抵抗線突破を試す展開に~

2022/3/17 8:49 FISCO
*08:49JST 前場に注目すべき3つのポイント~FOMC通過でアク抜け、年初からの抵抗線突破を試す展開に~ 17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:FOMC通過でアク抜け、年初からの抵抗線突破を試す展開に ■コーセル、3Q営業利益 12.1%減 21.13億円、進捗率90.6% ■前場の注目材料:ニコン、27年ぶり「i線」露光装置投入、パワー半導体需要増 ■FOMC通過でアク抜け、年初からの抵抗線突破を試す展開に 17日の日本株市場は、買い先行で始まろう。16日の米国市場ではNYダウが518ドル高と大幅に続伸した。ロシアとウクライナの停戦交渉に進展があったとの報道を好感した。また、連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り0.25%の利上げを決定した。ブラード・セントルイス連銀総裁が0.5%の利上げを主張したほか、スタッフ予測で本年平均7回の利上げ予想が明らかになると、積極的な引き締めによる景気後退懸念から売りが加速し、ダウは一時下落に転じた。 ただし、パウエル議長が政策の柔軟性や経済の強さを強調し、景気後退のリスクが特に高まっていないと言及すると、買いが再燃し引けにかけて上昇幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比525円高の26125円。円相場は1ドル118円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなろう。日経225先物は25日線を捉えてきており、日経平均においても同線を意識した上昇が見込まれよう。ただし、これまで上値を抑えられていた抵抗線であることから、当然、強弱感は対立しやすいところである。そのため、買い一巡後はこう着感が高まりやすいところだ。また、FOMC通過後のアク抜けの動きについてもある程度は想定されていたことから、積極的な上値追いの動きを手控えさせる可能性はありそうだ。 とはいえ、ロシアとウクライナの停戦交渉への期待感からショートを仕掛けてくる動きは限られる一方、押し目買い意欲は強まると見られ、底堅さが意識される局面においては短期的なリバウンド狙いの買いは入りやすい。また、25日線を明確に上放れてくるようだと、ショートカバーの動きが強まりそうだ。累積出来高では27000円水準までは商いの薄いところであり、上へのバイアスも強まりやすいだろう。そのほか、ソフトバンクG<9984>はADR市場で買われていることから、日経平均をけん引する格好になると見られる。 足元での荒い値動きからロングもそれ程積み上がっていないため、割安感の強い銘柄などへは見直し余地は大きいだろう。もっとも、米国では週末にSQ期日となることもあり、強弱感は対立しやすいほか、引き続きウクライナ情勢の動向や中国、香港市場の動向に注意する必要がある。また、昨夜の地震による経済への影響なども神経質にさせそうだ。物色としては指数インパクトの大きい値がさ株などグロース優位の展開。地震の影響から建設株などの復興関連の一角などにも、短期的な値幅取り狙いの動きが入りそうだ。 ■コーセル、3Q営業利益 12.1%減 21.13億円、進捗率90.6% コーセル<6905>が発表した第3四半期業績は、売上高が前年同期比3.0%増の205.11億円、営業利益が同12.1%減の21.13億円だった。通期計画に対する第3四半期営業利益の進捗率は90.6%となる。コンセンサスの範囲内。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(25762.01、+415.53) ・NYダウは上昇(34063.10、+518.76) ・ナスダック総合指数は上昇(13436.55、+487.93) ・シカゴ日経先物は上昇(26125、大阪比+525) ・1ドル=118.70-80円 ・SOX指数は上昇(3340.06、+159.83) ・VIX指数は低下(26.67、-3.16) ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・ニコン<7731>27年ぶり「i線」露光装置投入、パワー半導体需要増 ・帝人<3401>CFRTP再生、車部材から年100トン回収 ・三菱電<6503>知識なしでデータ活用ツール、手順を自動生成 ・三菱自<7211>タイに新塗装工場、120億円投資、環境負荷低減 ・三菱自<7211>パジェロ製造工場を大王製紙に売却 ・パナソニック<6752>大東事業所売却、旧三洋電拠点、月内、住生など3社に ・三菱自<7211>インドネシアでEV実証、軽商用、現地4社と覚書 ・横浜ゴム<5101>平塚製造所でコンベヤーベルトの生産能力1.3倍に ・旭化成<3407>PA66原料をバイオ化、米社と戦略的連携 ・朝日インテック<7747>子会社に医療機器の受託生産移管、製品開発力を強化 ・三井化学<4183>フルステムと高機能不織布を共同開発 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(18日まで) ・08:50 1月機械受注(船舶・電力を除く民需)(前年比予想:-2.0%、12月:+3.6%) <海外> ・09:30 豪・2月失業率(予想:4.1%、1月:4.2%) ・09:30 豪・2月雇用者数増減(予想:+3.70万人、1月:+1.29万人) 《ST》
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1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
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総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
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5101 東証プライム
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+44(%)
時価総額 523,567百万円
国内大手のタイヤメーカー。1917年創業。産業車両用などスペシャリティータイヤで高シェア。ゴルフ関連商品、航空機向け製品等も。鉱山用車両・建設用車両タイヤを強化。26.12期事業利益1500億円目標。 記:2024/10/25
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総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
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時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6905 東証プライム
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時価総額 49,300百万円
電源、ノイズフィルタメーカー。富山県富山市に本社。ユニット電源、オンボード電源、ノイズフィルタ等の製造・販売を行う。標準電源で国内シェアトップクラス。訪問営業による拡販、重点顧客への提案活動等に注力。 記:2024/10/05
7211 東証プライム
439.3
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+2(%)
時価総額 654,681百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7731 東証プライム
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時価総額 648,651百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
7747 東証プライム
2,620.5
11/22 15:30
+1.5(%)
時価総額 711,817百万円
血管内治療向けガイドワイヤー、カテーテル製品の開発・製造等を行う。PCIガイドワイヤーで世界トップシェア。ワイヤーロープ等の産業部材も手掛ける。愛知県瀬戸市に本社。グローバル規模で収益基盤の強化図る。 記:2024/10/08
9984 東証プライム
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時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17