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前場に注目すべき3つのポイント~波乱含みの展開を警戒しつつも徐々に底入れを想定した動きも意識~

2021/12/2 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~波乱含みの展開を警戒しつつも徐々に底入れを想定した動きも意識~ 2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:波乱含みの展開を警戒しつつも徐々に底入れを想定した動きも意識 ■伊藤園、2Q営業利益 26.1%増 108億円 ■前場の注目材料:双日、ベトナム南部に工業団地新設、4カ所目、13年以来の開発 ■波乱含みの展開を警戒しつつも徐々に底入れを想定した動きも意識 2日の日本株市場は、波乱含みの展開を警戒しつつも徐々に底入れを想定した動きも意識されそうだ。1日の米国市場ではNYダウが461ドル安だった。朝方こそ前日の大幅な下落に対する自律反発狙いの買いが先行する格好となり、NYダウの上昇幅は一時500ドルを超える場面も見られた。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が下院金融サービス委での証言で量的緩和(QE)縮小を早める可能性を再表明し上げ幅を縮小。疾病管理予防センター(CDC)が国内初の変異株(オミクロン株)感染を確認したと発表、投資家心理が悪化し大きく下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比760円安の27420円。円相場は1ドル112円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャッダウンで始まることになろう。米国では変異株(オミクロン株)感染を確認したことが景気回復を遅らせるとの懸念に繋がったようである。ただし、欧州各国で感染が広がるなかで米国内での感染は想定線であったとも考えられ、パニック的な売りの影響が大きいだろう。一方で、世界保健機関(WHO)の主任科学者がワクチンで重症化を防げる公算大との考えを示していることもあり、冷静さを取り戻しそうだ。 VIX指数は10カ月ぶりに30台に上昇してきたことから、一段の株安を想定したリスク回避姿勢が強まりやすいところ。一方で、市場のセンチメントは完全に悲観に傾いたと見られるため、格言を用いれば、悲観の中での買いとなる。楽観的な見方ではないものの、連日で値幅の大きい荒い値動きが続くなかで、次第に底入れのタイミングを見極めたいとする動きが意識されそうだ。日経平均は10月安値に接近してきており、ダブルボトム形成への期待も出てくるだろう。NYダウについても52週線に接近してきたことから、底入れを想定したセンチメントに向かいそうだ。 物色の流れとしては指数インパクトの大きい値がさ株はインデックス売りの影響を受けようが、SOX指数は下落したものの高安まちまちであり、ハイテク株への押し目狙いのスタンス。また、中小型株についてはマザーズ指数の下落を見る限り個人投資家の需給状況は悪化している可能性が高いものの、底堅い値動きを見せている銘柄などへは順張り投資での値幅取り狙いとなろう。 ■伊藤園、2Q営業利益 26.1%増 108億円 伊藤園<2593>が発表した第2四半期決算は、営業利益が前年同期比26.1%増の108.56億円だった。前年同期に新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で赤字だったタリーズコーヒー事業が黒字転換。茶葉やコーヒー豆は在宅需要を取り込んだ。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27935.62、+113.86) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・三菱ケミHD<4188>石化と炭素を分離・独立、業界再編主導 ・クボタ<6326>中部電と資源循環の市川環境HDに出資 ・商船三井<9104>ダイビル・宇徳にTOB、総額1317億円 ・トヨタ<7203>サブスク解約金無料に、20車種超対象に新プラン ・丸文<7537>無線給電評価キット、米VBのオシアと共同開発 ・パナソニック<6752>米傘下と技術融合、新たな収益源「リカーリング」 ・帝人<3401>再生医療分野の連結売上高、30年度200億円 ・富士フイルム<4901>中国に細胞用培地拠点、営業・技術支援強化 ・日本製鉄<5401>タイ2子会社統合、工程一貫、品質・納期対応強化 ・東レ<3402>高難燃性CFRP開発、次世代航空機部品向け ・レンゴー<3941>段ボール原紙をキロ10円超上げ、来年2月出荷分 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 11月マネタリーベース(10月:前年比+9.9%) <海外> ・09:30 豪・10月貿易収支(予想:+111.50億豪ドル、9月:+122.43億豪ドル) 《ST》
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2593 東証プライム
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時価総額 280,126百万円
清涼飲料メーカー。国内緑茶飲料市場でトップシェア。お~いお茶が主力。タリーズコーヒージャパンを傘下に収める。米国など海外展開も。中計では27.4期ROE10%以上目標。お~いお茶のグローバル化等に注力。 記:2024/06/04
3401 東証プライム
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時価総額 271,692百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
3402 東証プライム
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時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
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時価総額 242,216百万円
段ボール原紙や白板紙、紙管原紙等を生産・販売する板紙メーカー。1909年創業。段ボールの生産量で国内トップ。国内取引企業数は7000社超。25.3期は増収増益計画。段ボール、紙器製品の価格改定等が寄与へ。 記:2024/07/08
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時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
3,265
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+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5401 東証プライム
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時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6326 東証プライム
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時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
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時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
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時価総額 30,099百万円
独立系エレクトロニクス商社。1844年創業。各種半導体や電子部品のデバイス事業が主力。航空宇宙・防衛機器等のシステム事業、ICTソリューション等も。デバイス事業では高付加価値の新規商材開発などに注力。 記:2024/10/21
9104 東証プライム
5,430
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時価総額 1,968,668百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29