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前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした個別での日替わり的な物色に~

2021/8/3 8:45 FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした個別での日替わり的な物色に~ 3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:決算を手掛かりとした個別での日替わり的な物色に ■AGC、21/12上方修正、営業利益1800←1600億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:関西電、アジア火力支援、デジタル技術で高度化 ■決算を手掛かりとした個別での日替わり的な物色に 3日の日本株市場は、売り先行後は底堅さが意識されそうである。2日の米国市場ではNYダウが97ドル安だった。インフラ包括案を巡り上院が可決に向けて前進したため、インフラ計画が回復ペースをさらに後押しするとの期待から朝方は強い値動きとなった。しかし、供給管理協会(ISM)が発表した7月の製造業景況指数が予想外に低下したほか、新型コロナウイルス変異株(デルタ株)流行拡大を警戒し長期金利が再び2月来の水準に低下すると、景気減速懸念から売りに押される展開に。シカゴ日経225先物清算値は大阪比240円安の27500円。円相場は1ドル109円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から売り先行で始まることになろう。ただし、前日には500円近くリバウンドを見せていたこともあり、28000円接近での上値の重さが意識されるなか、戻り売りは意識されやすいところであろう。そのため、先物主導によるインデックス売買の影響から27500円辺りでの攻防になりそうだが、売り一巡後は底堅さが次第に意識されてくることに。決算発表が本格化していることもあって積極的な売買は手控えられており、短期的な売買が中心である。仕掛け的な動きを見せてきたとしても、その後のカバーは早いと考えられる。 物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別での日替わり的な物色になりやすく、昨夕の決算ではAGC<5201>、アンビス<7071>、ルックHD<8029>、日工営<1954>、東北化学<7446>あたりに関心が集まりそうである。その他、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるなか、政策期待なども次第に高まりやすく、関連銘柄を探る動きも出てきそうだ。一方で、マザーズ指数は調整トレンドが継続しており、需給悪化懸念も根強い状況であるため、需給整理が確認されてくるまでは中小型株については積極的な押し目買いは手控えられそうだ。 その他、SOX指数は上昇していることもあり、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさ株の売り一巡後の底堅さを見極め。さらに、先週末の急落から前日にリバウンドを見せていたファナック<6954>などの底堅さなどもセンチメントに影響を与える可能性があるだろう。 ■AGC、21/12上方修正、営業利益1800←1600億円、コンセンサス上回る AGC<5201>は2021年12月期業績予想の修正を発表。売上高は1兆6500億円から1兆6700億円、営業利益を1600億円から1800億円に上方修正した。コンセンサス(1700億円程度)を上回る。東南アジアで建材に使う塩化ビニール樹脂の販売価格が当初想定より高い水準で推移することを織り込んだ。2Q営業利益は前年同期比362.6%増の952.08億円(コンセンサス880億円程度)だった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27781.02、+497.43) ・ナスダック総合指数は上昇(14681.07、+8.39) ・SOX指数は上昇(3377.49、+20.97) ・米長期金利は低下 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・関西電<9503>アジア火力支援、デジタル技術で高度化 ・日本パレットプール<4690>パレタイズ需要深耕、レンタル用33万枚調達 ・しまむら<8227>オンライン購入品を系列店でも受け取り可能に ・日野自<7205>古河工場停止、東南アで感染拡大、部品供給遅れ ・旭化成<3407>ポリウレタン弾性繊維の欧州生産から撤退 ・ブリヂストン<5108>磐田工場の生産品目再編、中国など移管 ・コマツ<6301>世界鉱山4社と提携、多動力源ダンプの開発加速 ・関西電<9503>対テロ施設の原発5基、運用開始時期を発表 ・グローリー<6457>兵庫にロボ拠点、営業・開発機能、埼玉と東西2拠点体制 ・牧野フライス<6135>厚木事業所に5G網構築、クラウドで費用抑制 ・パナソニック<6752>パナソニック、「ナノイーX」新デバイス、活性物質生成量100倍 ・NRI<4307>コンダクト・リスク管理で米社と提携、金融向け支援 ・日本光電<6849>患者容体管理ソフトの米AMP3D買収 ・アステラス薬<4503>イスラエル社と提携、ミトコンドリア機能不全薬、商業化まで一貫 ・ENEOS<5020>絶縁用ポリエチレン増産、超高圧・高圧電線向け ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 7月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:0.0%、6月:0.0%) ・08:50 7月マネタリーベース(6月:前年比+19.1%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 22件
1954 東証プライム
3,740
6/28 15:00
+20(%)
時価総額 56,324百万円
建設コンサルタント会社最大手。上下水道やダム、道路、空港等の建設コンサルタントを国内外で展開する。建築や都市設計、再生可能エネルギーも手掛ける。今期3Q累計は受注高が増加。全セグメントが増収となった。。 記:2023/06/07
3407 東証プライム
1,091.5
11/22 15:30
+14.5(%)
時価総額 1,521,477百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
4307 東証プライム
4,400
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 2,557,465百万円
大手システムインテグレーター。金融ITソリューション、産業ITソリューションが柱。戦略コンサル、IT基盤サービスも。業界トップクラスの収益力が強み。26.3期営業利益1450億円目標。DX事業の推進図る。 記:2024/10/25
4503 東証プライム
1,562
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,826,694百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4690 東証スタンダード
1,602
11/22 14:21
+4(%)
時価総額 2,723百万円
パレットレンタル会社。プラスチック製パレットや木製パレット、アシストスーツなどのレンタル、軽量パレットやネステナーの販売等を行う。パレットの修理・洗浄機能の強化、商品ラインナップの拡充等に取り組む。 記:2024/07/02
5020 東証プライム
812.9
11/22 15:30
+25.6(%)
時価総額 2,465,405百万円
ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
5108 東証プライム
5,395
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 3,850,401百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
5201 東証プライム
4,623
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
6135 東証プライム
6,650
11/22 15:30
+110(%)
時価総額 165,545百万円
大手工作機械メーカー。1937年創業。NCフライス盤、マシニングセンタを国内で初めて開発。金型・精密部品向けマシニングセンタ、放電加工機に強み。営業拠点の拡大図る。半導体製造装置関連は引き合い増加傾向。 記:2024/10/29
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6457 東証プライム
2,639.5
11/22 15:30
+48.5(%)
時価総額 155,567百万円
通貨処理機メーカー。1918年創業。兵庫県姫路市に本社。オープン出納システム、つり銭機でトップシェア。電子決済・ASPサービス等も。DOE3%以上目安。25.3期は金融市場、リテール市場で増収増益見込む。 記:2024/06/29
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6849 東証プライム
2,163
11/22 15:30
-11.5(%)
時価総額 369,791百万円
医用電子機器メーカー。国内で唯一AEDを製造。脳波計、生体情報モニタなどで国内トップシェア。医療機器の設置工事、保守サービス等も。総還元性向35%以上目安。製品競争力の強化、北米事業の成長等に注力。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
944
11/22 15:30
-12(%)
時価総額 92,618百万円
有料老人ホーム「医心館」を運営。慢性期と終末期の看護・介護ケアに特化した医療施設型ホスピスの運営に特徴。既存施設の稼働率は8割超。新規施設の立ち上がりは順調。西日本における展開地域の拡大加速を図る。 記:2024/07/28
7205 東証プライム
408.5
11/22 15:30
+1.1(%)
時価総額 234,716百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
7446 東証スタンダード
3,650
11/22 10:25
-25(%)
時価総額 3,504百万円
化学工業薬品を扱う商社。青森県弘前市に本社。インダストリー部門、メディカル部門が柱。検体検査用臨床検査試薬や臨床検査機器、試験研究用資材等も扱う。営業活動の積極化、継続的な安定配当の維持などを図る。 記:2024/08/22
2,555
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 19,857百万円
ルック、A.P.C.Japan、ルックモードなどを傘下に収める持株会社。マリメッコ、A.P.C.、イル ビゾンテなどのブランドを展開。主力ブランドの新規出店推進。中計では28.12期売上高700億円目標。 記:2024/09/03
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8227 東証プライム
7,969
11/22 15:30
+308(%)
時価総額 588,327百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」、ベビー業態「バースデイ」等も展開。アベイルはアウター衣料の品揃えを拡充。27.2期営業利益660億円目標。 記:2024/10/24
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17