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前場に注目すべき3つのポイント~売り先行からのスタート後はこう着感の強い相場展開に~

2021/7/19 8:52 FISCO
*08:52JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り先行からのスタート後はこう着感の強い相場展開に~ 19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:売り先行からのスタート後はこう着感の強い相場展開に ■ネットマーケ、21/6上方修正 営業利益5.84億円←4.00億円 ■前場の注目材料:コマツ、建設現場DX加速、複数台の自動ダンプ運行 ■売り先行からのスタート後はこう着感の強い相場展開に 19日の日本株市場は、売り先行からのスタート後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。16日の米国市場はNYダウが299ドル安だった。6月小売売上高が予想外のプラスに改善したため強い回復への期待が高まり買われるものの、7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想外に低下したため期待が後退し下落に転じた。さらに、国内でも新型コロナウイルスデルタ株感染が急増していることが明らかになると経済回復が損なわれるとの懸念が広がり、引けにかけて下げ幅を拡大。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円安の27790円。円相場は1ドル110円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から売りが先行する格好となり、7月9日につけた安値水準が意識されやすい。7月9日安値と5月13日安値とのダブルトップが意識されていたこともあり、同水準が意識されてくるようだと下へのバイアスが強まりやすいところでもある。また、今週は3営業日の立ち合いとなることから一段と売買が手控えられやすく、薄商いのなかをインデックスに絡んだ売買の影響を受けやすくなる。足元ではクレディスイスからのショートの動きが目立ってきていることも警戒されやすく、戻り売りスタンスに向かいそうだ。 また、新型コロナウイルスの新規感染者数が増え続けており、東京都では連日で1000人を超えている。東京オリンピックの選手団のなかでも感染者が見られていることもあり、感染者数の増加がショートを仕掛けやすくさせよう。また、決算が本格化しており、今週については20社程度であるものの、来週には700社程度の決算発表が控えていることも積極的な売買を手控えさせる。米国ではテスラなどの決算を控えていることもあり、米国市場の動向も気掛かりとなる。 ナスダックは16日の下落で25日線まで下げてきており、同線を明確に割り込んでくるようだと、ハイテク株へのセンチメント悪化に繋がるため、指数インパクトの観点からは日経平均の重荷になりやすい。NT倍率は低下傾向を続けていることもあり、相対的に日経225型への売り圧力も警戒されやすいところである。まずは、明確な底入れを探る動きに向かいやすく、物色としてはインデックスの影響を受けにくい新興市場などの中小型株が中心になりやすいほか、短期的な値幅取り狙いの売買になりそうだ。 ■ネットマーケ、21/6上方修正 営業利益5.84億円←4.00億円 ネットマーケ<6175>は2021年6月期業績予想の修正を発表。営業利益を4.00億円から5.84億円に上方修正した。不正アクセスによる会員情報の一部流出を受け、「Omiai」サービスにおける新規会員獲得を目的とするデジタル広告の出稿を全面的に一時休止しており、この措置に伴い広告費が削減された。販売促進費が想定を下回ったことにより、営業利益及び経常利益は前回発表予想と比較して増益となる見込み。 ■前場の注目材料 ・1ドル110円00-10銭 ・米原油先物は上昇(71.56、+0.18) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・コマツ<6301>建設現場DX加速、複数台の自動ダンプ運行 ・中外製薬<4519>抗体カクテルきょう審議、治療薬4例目へ ・ロート<4527>資本提携強化、スキンケアなど共同開発、ファーマフーズと ・トヨタ<7203>高岡工場停止、半導体不足9千台 ・ルネサス<6723>汎用マイコンの山口工場閉鎖、来年6月 ・三菱自<7211>タイで軽商用EV実証、日立物流と覚書 ・中北製作所<6496>5軸MCで工程集約、安全弁部品、生産効率3.2倍 ・日東精工<5957>ネジ締め機、デンマーク社が認定 ・クボタ<6326>宮城県と包括連携、スマート農業を普及 ・富士通<6702>仏研究機関と時系列データAI分析、異常判定要因を特定 ・KDDI<9433>韓国LG系と5Gで新事業 ・三菱ケミHD<4188>耐熱1000℃超・軽量の炭素繊維・セラ複合材開発 ・東レ<3402>ポリエステル長繊維不織布3割増産、滋賀に設備 ・帝人<3401>CFRP生産、ベトナムに新工場 ・第一三共<4568>ウイルスでがん治療、副作用少ない薬の承認取得 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・23:00 米・7月NAHB住宅市場指数(予想:82、6月:81) 《ST》
関連銘柄 16件
3401 東証プライム
1,372.5
11/22 15:30
+43.5(%)
時価総額 271,692百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4188 東証プライム
830.8
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4527 東証プライム
2,808.5
11/22 15:30
+63.5(%)
時価総額 663,306百万円
目薬や外皮薬などの一般用医薬品、「肌ラボ」などのスキンケア事業が柱。1899年創業。スキンケア関連の売上高比率が高い。目薬で国内トップシェア。ロングセラー商品多数。国内はインバウンド需要が追い風。 記:2024/08/26
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
5957 東証プライム
592
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 23,671百万円
工業用ファスナー主力、精密ねじ部品やねじ締め機、計測・検査装置を製造・販売。自動車・カメラ・携帯電話・家電向け。高性能検査選別装置「ミストルAI」を市場投入。自動車向けは売上伸長。建築向け等も拡大。 記:2024/06/13
6175 東証スタンダード
897
12/15 15:00
-1(%)
時価総額 13,517百万円
日本最大級の恋愛マッチングアプリ「Omiai」を運営。アフィリエイト広告主体の広告事業も手掛け、広告主はエステ・人材・金融などが有力。1Qは利益足踏み。米ベインキャピタルがTOB、実現なら上場廃止へ。 記:2022/11/30
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6496 東証スタンダード
3,070
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 11,767百万円
流体制御装置メーカー。自動調節弁やバタフライ弁、遠隔操作装置の製造・販売等を行う。1930年創業。電力・造船各社などが主要取引先。バタフライバルブ等で国内トップシェア。発電プラント関連等で営業活動積極化。 記:2024/06/11
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7211 東証プライム
439.3
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 654,681百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04