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前場に注目すべき3つのポイント~薄商いのなかインデックスに絡んだ売買が中心か~

2021/7/13 8:33 FISCO
*08:33JST 前場に注目すべき3つのポイント~薄商いのなかインデックスに絡んだ売買が中心か~ 13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:薄商いのなかインデックスに絡んだ売買が中心か ■ホギメディ、1Q営業利益30.5%増 14.92億円、コンセンサスを若干上回る ■前場の注目材料:ENEOS、合成燃料量産、国内に大規模施設 ■薄商いのなかインデックスに絡んだ売買が中心か 13日の日本株市場は、買い先行後は次第にこう着感が強まりそうだ。12日の米国市場ではNYダウが126ドル高となり、主要な株価指数は連日で最高値を更新している。国内でも新型コロナウイルス変異株の感染拡大が見られ、売り優勢から始まった。ただし、その後は企業の好決算を期待し、景気循環株にも買いが向かい上昇に転じると、シューマー上院院内総務がインフラ計画を巡る進展に楽観的な見解を示したことも材料視され堅調な展開に。シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円高の28655円。円相場は1ドル110円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。前日の上昇で節目の28500円を回復してきており、本日の上昇により同水準が支持線として意識される可能性が高そうだ。28500円を固めつつ、25日線辺りを意識したトレンドが期待されやすいところだ。ただし、昨日の東証1部の売買高は10億3000万株程度にとどまっており、ETFに絡んだ需給要因があった先週末の14億株台から大幅に減少している。また、10億株台の薄商いのなかで昨日は600円超の上昇を見せており、インデックスに絡んだ動き以外は模様眺めといったところか。 そのため、シカゴ先物にサヤ寄せする形から買いが先行するものの、買い一巡後は次第にこう着感を強めてくる可能性はある。また、米国では決算に対する先回り的な動きから金融株が物色されているが、ゴールドマンサックスやJPモルガンなどの決算を見極めたいとするムードも高まりやすいところ。そのためインデックスに絡んだ売買のほかは、個人主体による決算を手掛りとした個別物色が中心になりやすい。また、テーマ性のある銘柄での循環物色に向かうことになりそうだ。 なお、国内では新型コロナウイルス感染症の拡大のほか、政治面での不透明感がくすぶっている。東京五輪後に控えている衆院選への警戒感から積極的にポジションを取りに行く動きは限られると見られ、決算シーズンに入ることもあってより商いが細る可能性には注意しておきたいところであろう。 ■ホギメディ、1Q営業利益30.5%増 14.92億円、コンセンサスを若干上回る ホギメディ<3593>は2022年3月期第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比6.2%増の88.95億円、営業利益は同30.5%増の14.92億円だった。コンセンサス(14.20億円程度)を若上回る。医療従事者の感染防護に資するガウン製品をはじめとする不織布製品群が、前年同期において好調に推移した反動を受け減少した一方、手術用キットは手術件数の回復に伴い売上が拡大した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28569.02、+628.60) ・NYダウは上昇(34996.18、+126.02) ・ナスダック総合指数は上昇(14733.24、+31.32) ・シカゴ日経先物は上昇(28655、大阪比+155) ・1ドル110円30-40銭 ・SOX指数は上昇(3319.00、+40.61) ・VIX指数は低下(16.17、-0.01) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・ENEOS<5020>合成燃料量産、国内に大規模施設 ・日産自<7201>インドネシア縮小、販売金融を売却、再建急ぐ ・ブリヂストン<5108>国内4工場で再エネ電力購入、30年めど、他拠点も ・NEC<6701>スーパーシティ推進へ新組織、200都市に展開 ・ミネベアミツミ<6479>オムロンのMEMS工場買収、アナログ半導体増産 ・NTTデータ<9613>生体情報から食事提案、味の素と共同実証 ・NEC<6701>マスクしたまま本人確認、沖縄・宮古島でバス実証、システム提供 ・デンカ<4061>MS樹脂増産、シンガポール工場、年14万トンに倍増 ・三菱ケミHD<4188>スポーツ用義足の選手とパートナー契約 ・トプコン<7732>眼科用医療機器の伊社買収 ・三井化学<4183>廃プラ再生をブランディング、軟包材、実証開始 ・三洋化成<4471>難治性創傷治療に新材料、国内医療機関で試験 ・日ペHD<4612>衛生スプレーに参入、ウイルス・菌を短時間で不活化 ・三井化学<4183>MLCC製造工程用離型フィルム15%増強、休眠設備の運転再開 ・エア・ウォーター<4088>ケミカル関連で新会社、電子材料など伸ばす ・日本触媒<4114>紙おむつ社と交渉開始、バイオマス由来SAP採用 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・時間未定 中・6月輸出(前年比予想:+23.0%、5月:+27.9%) ・時間未定 中・6月輸入(前年比予想:+29.5%、5月:+51.1%) 《ST》
関連銘柄 15件
3593 東証プライム
4,605
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 103,774百万円
医療用不織布製品や滅菌包装材、各種医療用キット製品などの製造・販売を行う。手術用キット製品「プレミアムキット」が重要戦略製品。製品ポートフォリオの見直し図る。中計では27.3期売上高467億円目標。 記:2024/08/13
4061 東証プライム
2,131
11/22 15:30
+13.5(%)
時価総額 188,713百万円
1915年設立の総合化学メーカー。クロロプレンゴム、球状シリカと世界トップシェア。電子回路基板や半導体工程用材料、ワクチン、肥料、ABS樹脂等も手掛ける。アセチレンブラックの生産・販売体制の強化に注力。 記:2024/10/08
4088 東証プライム
1,877.5
11/22 15:30
+15.5(%)
時価総額 431,365百万円
大手産業ガスメーカー。産業ガスや機能材料の提供等を行うデジタル&インダストリー部門が柱。医療機器や消火設備の提供、冷凍食品や飲料の製造・販売等も。特殊ケミカル供給などエレクトロニクス関連事業の拡大に注力。 記:2024/08/29
4114 東証プライム
1,879
11/22 15:30
+29(%)
時価総額 293,124百万円
アクリル酸等の基礎化学品、高吸水性樹脂等の機能性化学品を手掛ける化学メーカー。高吸水性樹脂で世界トップシェア。自動車触媒、電池材料等も。エネルギー事業、エレクトロニクス事業等の成長事業にリソース投入。 記:2024/10/09
4183 東証プライム
3,582
11/22 15:30
+175(%)
時価総額 719,423百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4188 東証プライム
830.8
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4471 東証プライム
4,010
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 94,375百万円
機能化学品メーカー。高吸水性樹脂、界面活性剤等が主要製品。永久帯電防止剤、アルミ電解コンデンサ用電解液など高シェア製品多数。配当性向30%以上目処。中期経営計画では26.3期営業利益150億円目標。 記:2024/06/09
998.7
11/22 15:30
+4.7(%)
時価総額 2,367,430百万円
1881年創業の塗料世界大手。日本ペイントを中核とする持株会社。シンガポール塗料大手のウットラムグループ傘下。ブランド力などが強み。日本では製品値上げの浸透が進む。塗料周辺事業の強化などに取り組む。 記:2024/10/24
5020 東証プライム
812.9
11/22 15:30
+25.6(%)
時価総額 2,465,405百万円
ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
5108 東証プライム
5,395
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 3,850,401百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
6479 東証プライム
2,435.5
11/22 15:30
-44.5(%)
時価総額 1,040,156百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7732 東証プライム
1,567.5
11/22 15:30
+15.5(%)
時価総額 169,890百万円
総合精密光学機器メーカー。服部時計店精工舎の測量機部門を母体として1932年に設立。測量機器、ICT自動化施工システム、眼科用医療機器等を手掛ける。アイケア事業の収益力強化、低採算事業の整理等に取り組む。 記:2024/10/08
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10