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前場に注目すべき3つのポイント~ワクチン接種進展による経済活動正常化への期待が下支え~

2021/5/24 8:48 FISCO
*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~ワクチン接種進展による経済活動正常化への期待が下支え~ 24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ワクチン接種進展による経済活動正常化への期待が下支え ■アスカネット、21/4上方修正 営業利益2.76億円←2.00億円 ■前場の注目材料:NTN、軸受寿命3倍、水素亀裂、ナノ技術で防ぐ ■ワクチン接種進展による経済活動正常化への期待が下支え 24日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。21日の米国市場はNYダウが123ドル高だった。5月製造業・サービス業PMI速報値が過去最高に達したことが材料視された。その後、中国政府が採掘取締りをあらためて表明したことを背景に、暗号通貨相場が再び急反落すると警戒感から一時上げ幅を縮めた。しかし、インフラ計画を巡りバイデン政権が引き続き共和党との超党派での合意求め妥協案を提示すると回復期待感からダウは終日堅調推移となった。一方、住宅価格の上昇を受けてインフレ懸念が再燃し、ハイテク株は下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の28380円。円相場は1ドル108円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から小動きで始まることになりそうだ。米国では景気敏感株への物色の流れから先週半ば以降に見直しの動きを見せていたハイテク株には利益確定の動きが先行しそうである。ただし、長期金利は落ち着いた動きを見せていることもあり、インフレ圧力に対する警戒感はそれ程高まっていないだろう。BofAによる5月のファンドマネジャー調査では、インフレ懸念が高まるなかハイテク株の比率を引き下げたようである。ハイテク株に対するオーバーウエートポジションを3年ぶりの低水準まで引き下げたと伝わっている。先週あたりの動きを見ると、ポジション引き下げも一巡してきたとも考えられるため、ハイテク見直しの動きが継続するかを見極めたいところであろう。 国内においては24日から東京と大阪で新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が始まるほか、宮城県や群馬県、愛知県でも始まる予定と伝わっており、今後ワクチン接種が大きく加速する見通しであることから、海外勢による日本株への見直し余地は大きいと考えられる。5月第2週の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で2週ぶりに売り越し、売越額は1兆1128億円だった。前週の買い越し額を大幅に上回る売り越しだったことから、修正余地はあると見ておきたい。 また、日経平均は5月13日安値をボトムに下値切り上げのトレンドを形成する一方で、上値は28500円辺りが抵抗線として意識されている。チャート形状としては三角もち合いを形成していることもあり、もち合い下放れよりは、上放れを意識したトレンド形成が期待されやすいだろう。米国市場の動きからマザーズ指数は弱含む可能性が高そうだが、上値抵抗の25日線に接近していることからいったんは強弱感が対立しやすい水準であり、押し目拾いのスタンスになりそうだ。 ■アスカネット、21/4上方修正 営業利益2.76億円←2.00億円 アスカネット<2438>は2021年4月期業績予想の修正を発表。営業利益は2.00億円から2.76億円に上方修正している。新型コロナウイルス感染拡大による厳しい経営環境は継続している中、エアリアルイメージング事業の売上は予想に届かなかったものの、パーソナルパブリッシングサービス事業の売上が予想を上回った。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28317.83、+219.58) ・NYダウは上昇(34207.84、+123.69) ・シカゴ日経225先物は上昇(28380、大阪比+30) ・1ドル108円90-00銭 ・VIX指数は低下(20.15、-0.52) ・米原油先物は上昇(63.58、+1.64) ・米長期金利は低下 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・NTN<6472>軸受寿命3倍、水素亀裂、ナノ技術で防ぐ ・TDK<6762>米に新ファンド、スタートアップ支援拡大 ・ソニーグループ<6758>川重と新会社設立、リモートロボット基盤事業 ・豊田織<6201>北米フォーク一部生産停止、エンジン認証遅れ ・ファインシンター<5994>新中計、売上高25年度400億円、CO2は4割削減 ・JVCケンウッド<6632>テレマティクスで攻勢、通信型ドラレコ活用 ・TSテック<7313>米工場増築、省エネ設備など導入 ・ヤマハ発<7272>欧米に大型スポーツ2輪、幅広い用途で乗りやすく ・牧野フライス<6135>工具参入、自社工作機械と親和性高く ・凸版印刷<7911>DX売上高5000億円、26年3月期目標 ・正興電<6653>EV充電に太陽光、蓄電システム組み合わせ ・日本ケミコン<6997>定格電圧2.7ボルトのEDLC開発、20%小型化 ・帝人<3401>テープ状炭素繊維中間材料にPPS樹脂使用、製造コスト削減 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・07:45 NZ・1-3月期小売売上高(前期比予想:-1.8%、10-12月期:-2.7%) 《ST》
関連銘柄 14件
2438 東証グロース
612
5/2 15:00
-8(%)
時価総額 10,688百万円
写真集をオンデマンドで作製。葬儀社向け遺影写真加工も。24.4期上期は遺影写真加工やスタジオ向け写真集が堅調。だが空中ディスプレイの先行投資継続。採用増・賃上げなども利益の重石に。Vライバー事務所を買収。 記:2024/02/08
3401 東証プライム
1,534
5/2 15:00
-8.5(%)
時価総額 303,661百万円
大手総合化学メーカー。自動車向け成形材料やアラミド繊維、炭素繊維等の高機能繊維や材料、繊維や、医薬品等を手掛ける。今期3Q累計の売上高は前年並みも、医薬品導入一時金や後発品参入等が利益に影響した。 記:2024/04/10
5994 東証スタンダード
1,066
5/2 15:00
-2(%)
時価総額 4,712百万円
冶金製品メーカー。自動車や鉄道車両、産業機械向け部品を主力に、油圧機器製品も展開。電動関連製品・非自動車事業の拡大に加え、昆虫食事業を含めた新規事業にも注力。自動車焼結事業の好調で、3Q累計は黒字転換。 記:2024/02/22
6135 東証プライム
6,440
5/2 15:00
+220(%)
時価総額 160,317百万円
工作機械大手。複合加工機、数値制御フライス盤を手掛け、金型・精密部品向けのマシニングセンタや放電加工機に強み。大型化マシニングセンタの新製品「DA500」を投入。インド向け好調もあり、3Q累計は営業増益。 記:2024/02/02
6201 東証プライム
15,040
5/2 15:00
-25(%)
時価総額 4,900,649百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。フォークリフトやカーエアコン用コンプレッサーで世界トップシェア。海上や空港向け物流機器や繊維機械も事業領域。産業車両・自動車事業の売上増や円安により、3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/02/04
6472 東証プライム
307.3
5/2 15:00
+0.1(%)
時価総額 163,626百万円
大手ベアリングメーカー。自動車向けのハブベアリングやドライブシャフトで世界シェアトップクラス。アフターマーケット向けにも強み。「H3ロケット」試験機2号機に軸受を供給。半導体不足解消し3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/22
6632 東証プライム
802
5/2 15:00
-20(%)
時価総額 131,528百万円
カーナビやカーオーディオなど車載機器を手掛ける電機メーカー。無線通信システムや業務用システム、セキュリティシステム、ヘッドホンなども展開。S&S無線システムの好調継続で、24.3期3Q累計はは増収確保。 記:2024/02/04
6653 東証プライム
1,447
5/2 15:00
+12(%)
時価総額 18,238百万円
制御機器メーカー。電力制御や受配電制御等の機器が主力事業。公共インフラや蓄電システム等の環境・エネルギー関連の制御システィムも提供する。23年12月期は電力や情報、電子制御機器部門が堅調に推移した。 記:2024/02/29
6758 東証プライム
13,060
5/2 15:00
-40(%)
時価総額 16,469,731百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6762 東証プライム
6,943
5/2 15:00
-218(%)
時価総額 2,699,244百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6997 東証プライム
1,588
5/2 15:00
-7(%)
時価総額 32,260百万円
大手コンデンサメーカー。アルミ電解コンデンサと材料のアルミニウム電極箔で世界トップシェア。チョークコイル等も。車載・産機関連の需要減などにより、コンデンサは足踏み。24.3期3Q累計は業績伸び悩む。 記:2024/02/22
7272 東証プライム
1,427
5/2 15:00
-17.5(%)
時価総額 1,499,280百万円
輸送機器大手。二輪で世界2位、船外機やウォータービークルでは世界トップ級。産業用ロボット、ゴルフカー、発電機なども事業領域。水素エンジン搭載ゴルフカーを開発。出荷増で23.12期営業利益は過去最高益更新。 記:2024/02/23
7313 東証プライム
1,922.5
5/2 15:00
+1.5(%)
時価総額 261,460百万円
ホンダ系自動車部品メーカー。四輪・二輪車シートが主力製品。車内空間全体にも事業領域を拡大。軽自動車用シートなどホンダ外拡販にも注力。増産効果や為替換算効果の発現で、24.3期3Q累計は増収・各利益急伸。 記:2024/03/22
7911 東証プライム
3,683
5/2 15:00
-19(%)
時価総額 1,287,967百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。今期3Q累計はDXや半導体関連が堅調も、海外のパッケージや建装材が足踏みとなった。 記:2024/03/11