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前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後は材料株などを中心に押し目狙いのスタンス~

2021/3/19 8:40 FISCO
*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後は材料株などを中心に押し目狙いのスタンス~ 19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:売り一巡後は材料株などを中心に押し目狙いのスタンス ■野村不HD、21/3上方修正 営業利益740億円←710億円 ■前場の注目材料:岩谷産業、関東に液化水素製造の新拠点、200億円投資、供給設備も増設 ■売り一巡後は材料株などを中心に押し目狙いのスタンス 19日の日本株市場は、米株安の流れを受けて売り優勢の相場展開になりそうだ。18日の米国市場ではNYダウが153ドル安、ナスダックは409ポイント安だった。米国とロシアの対立悪化、バイデン政権がより強硬な姿勢で臨むとされるアラスカ州での米中外交トップ会談を控えた地政学的リスクへの懸念が高まった。また、原油価格の下落や予想外に増加した週次新規失業保険申請件数で労働市場への懸念に加え、長期金利の上昇がハイテクの重しとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比325円安の29735円。円相場は1ドル108円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップダウンとなり、前日のリバウンド部分を帳消しにしてきそうである。特に長期金利の上昇を受けたハイテク株への売りの影響により、指数インパクトの大きい値がさ株の下落が警戒され、日経平均の重しになりそうである。ただし、日銀の金融政策決定会合を控えるなかでショートポジションを積み上げてくる流れは考えづらく、前日のポジション調整が一巡した後は次第に底堅さが意識されてくるであろう。日経平均の5日線が29900円辺りに位置していることもあり、この水準での底堅い値動きとなれば、3万円を挟んだ値動きも意識されてきそうである。 ナスダックは大幅下落となったが、25日線に抑えられる格好から75日線まで一気に下げてきている。75日線を明確に下放れてくるようだと、3月前半のボトム形成への見方は後退してくるため、ハイテク株などは手掛けづらくさせる。一方で、米長期金利は一時1.75%まで上昇してきており、金融など金利上昇メリット株への資金流入は意識されやすい。結果的にはNT倍率の低下に向かわせやすく、先物市場ではNTショートのポジションも積み上がりやすくなりそうだ。 また、前日の上昇で25日線を上放れてきたマザーズ指数だが、ナスダックの下落影響から売り先行となろう。ただし、年度末接近により次第に個人主体の売買が中心になりやすいことから、売り一巡後は材料株などを中心に押し目狙いのスタンスが意識されやすいだろう。まずはマザーズ指数の25日、75日線辺りでの底堅さを見極めたいところである。 ■野村不HD、21/3上方修正 営業利益740億円←710億円 野村不HD<3231>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は710億円から740億円に上方修正している。新型コロナウイルス感染症による業績への影響が1月時点の見通しより軽微であったことや、収益改善施策の効果により、売上高、営業利益、事業利益、経常利益、当期純利益のいずれも予想を上回る見通しとなった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(30216.75、+302.42) ・日銀のETF購入 ・首都圏緊急事態宣言の解除 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・岩谷産業<8088>関東に液化水素製造の新拠点、200億円投資、供給設備も増設 ・東芝<6502>旧村上系の株主提案可決、昨夏の決議再調査 ・富士フイルム<4901>米に顔料分散液工場、インク一貫製造体制 ・三菱商事<8058>加ガスファンド参画、環境技術の新興企業支援 ・住友ゴム<5110>ゴム破壊を高速撮影、東北大と新技術、0.01秒で3D画像 ・ワキタ<8125>急傾斜地をドローン測量、5方向同時撮影カメラ搭載 ・ダイヘン<6622>建築鉄骨に厚板溶接技術、性能証明取得 ・ソフトバンク<9434>ニコンと途切れない光無線通信、動く物同士で実証 ・新日本電工<5563>鹿島電気炉を再稼働 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(最終日) ・08:30 2月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.4%、1月:-0.6%) ・03:30 黒田日銀総裁会見 <海外> ・09:30 豪・2月小売売上高速報値(前月比予想:+0.6%、1月:+0.5%) 《ST》
関連銘柄 10件
4,482
5/2 9:34
+28(%)
時価総額 819,345百万円
野村HD系列の総合不動産。分譲マンションは「プラウド」ブランドで展開。海外展開に注力。住宅部門は伸長。住宅分譲事業の計上戸数の増加などが寄与。都市開発部門なども堅調。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/03/04
3,372
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時価総額 4,194,353百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
5110 東証プライム
1,879
5/2 9:34
-14(%)
時価総額 494,258百万円
大手タイヤメーカー。自動車やトラック等向けのタイヤの製造、販売に加え、ゴルフ用品やテニス用品、スポーツ事務の運営等も行う。23年12月期はタイヤの売上が1兆円超となった。スポーツの利益は過去最高となった。 記:2024/04/16
5563 東証プライム
308
5/2 9:29
-1(%)
時価総額 45,255百万円
合同鉄メーカー。機能材料や環境システムも。南アフリカにマンガン鉱山の権益保有。筆頭株主の日本製鉄向け売上比率が高い。23.12期通期は機能材料事業が堅調。リチウムイオン電池正極材、フェロボロン等が貢献。 記:2024/02/11
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6622 東証プライム
9,590
5/2 9:27
+10(%)
時価総額 259,918百万円
大手電源機器トメーカー。変圧器や配電用機器、産業用ロボット、クリーン搬送ロボット、溶接機、切断機等を提供する。配電機器、大形変圧器などは堅調。負ののれん発生益を計上。24.3期3Q累計は2桁最終増益。 記:2024/02/10
8058 東証プライム
3,678
5/2 9:29
+44(%)
時価総額 15,861,309百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
8088 東証プライム
8,909
5/2 9:29
-4(%)
時価総額 521,729百万円
ガス販売会社。LPガスやLNG、都市ガスの供給に加え、水素や酸素等の産業ガス、溶接機器やロボットも手掛ける。水素事業を育成。今期3Q累計は産業ガスや機械等の工業分野向けが堅調だった。過去最高益を更新した。 記:2024/02/08
8125 東証プライム
1,557
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-2(%)
時価総額 80,997百万円
建設機械商社。建設機械の商品開発から販売、リース・レンタルまでを手掛け、カラオケ設備販売や介護機器のレンタル、不動産賃貸や分譲住宅も事業領域。レンタル資産機の高水準投資効果が寄与し、3Q累計は増収確保。 記:2024/01/26
9434 東証プライム
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±0(%)
時価総額 9,105,150百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04