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前場に注目すべき3つのポイント~米クオリティ株主導の上昇が安心感に~

2021/3/12 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~米クオリティ株主導の上昇が安心感に~ 12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:米クオリティ株主導の上昇が安心感に ■ドーム、21/1営業損失 赤字転換▲108億円 ■前場の注目材料:アステラス製薬、米バイオ企業と開発の尿路上皮がん治療薬を承認申請 ■米クオリティ株主導の上昇が安心感に 12日の日本株市場は、底堅い相場展開が見込まれよう。11日の米国市場ではNYダウが188ドル高となり、連日で最高値を更新したほか、ナスダックも大幅に上昇している。週次の新規失業保険申請件数が減少したほか、1月JOLT求人件数も予想外に増加するなど良好な雇用関連指標が好感された。その後、バイデン大統領が1.9兆ドル規模の追加経済対策法案に署名し成立すると回復期待が強まり、上げ幅を拡大している。長期金利の動向も混乱は沈静化していることもあり、マイクロソフト、アップル、フェイスブック、アマゾンなどクオリティ株が上昇を主導している。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比65円高の29105円だった。円相場は1ドル108円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行の展開が見込まれ、日経平均は先物とのスプレッドを考慮した場合、25日線辺りが意識されてきやすいだろう。足元では75日線が支持線として意識される一方で、25日線が上値抵抗として機能していることもあり、同線を捉えてくるようであればセンチメントの改善につながることも期待される。もっとも、SQに絡んだ商いは買い越しが想定されることから、SQ値が高くなる可能性がある。幻のSQとなるようだと年度末も近づいていることもあり、ポジションを圧縮している展開も想定しておく必要はあるだろう。そのため、心理的にはSQ値の突破を見極めたいところである。 物色の流れとしてはナスダックのリバウンドの流れを受けて、ハイテク株へは押し目買いの流れが意識されやすいところである。足元で弱いトレンドが続いているマザーズにおいても、SQ通過により需給が軽くなるとみられ、指数寄与度の大きい時価総額上位銘柄へは自律反発狙いの動きが出てきそうである。そのほか、来週にはFOMCなど経済イベントを控えて手掛けづらいところではあろうが、米国の追加経済対策の成立による景気回復期待のほか、ワクチン接種が進んでいることによる経済活動の正常化への期待も強く、押し目買い意欲は次第に高まってくるだろう。また、期末意識が高まってくることから、配当志向の物色も増えてくることが考えられる。 ■ドーム、21/1営業損失 赤字転換▲108億円 ドーム<9681>が発表した2021年1月期業績は、売上高が前期比56.6%減の397.56億円、営業損失は108.84億円の赤字(前期は117.28億円の黒字)だった。新型コロナ感染拡大による消費マインドの冷え込みや、大規模イベントの開催自粛要請や緊急事態宣言を受け、プロ野球の試合数減少や動員制限の実施、コンサートイベントのほとんどが中止や延期、無観客開催となったことにより、売上高、各利益それぞれ著しく減少した。なお、三井不<8801>の完全子会社となり、同社株式は上場廃止となる予定であるため、2022年1月期予想は出していない。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29211.64、+175.08) ・NYダウは上昇(32485.59、+188.57) ・シカゴ日経225先物は上昇(29105、大阪比+65) ・ナスダック総合指数は上昇(13398.67、+329.84) ・SOX指数は上昇(2997.13、+117.81) ・VIX指数は低下(21.91、-0.65) ・米原油先物は上昇(66.02、+1.58) ・日銀のETF購入 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・アステラス製薬<4503>米バイオ企業と開発の尿路上皮がん治療薬を承認申請 ・伊藤忠<8001>店長業務をAIが支援、エージェントシステムをファミマで促進 ・パイオラックス<5988>医療機器事業を育成、車部品に並ぶ柱に ・スズキ<7269>インド子会社、4輪累計輸出200万台達成 ・豊田自動織機<6201>物流向け「ロボ」サブスク、スタートアップと連携 ・クボタ<6326>インド生産拡充、多目的農機を追加投入 ・DMG森精機<6141>国内営業事務40人を3拠点に集約 ・ソニー<6758>1億2768万画素のCMOSイメージセンサー ・三菱ケミHD<4188>PMMAレジンなど20%値上げ、来月 ・KHネオケム<4189>プロピレングリコールモノメチルエーテルなど、キロ50円超値上げ ・住友化学<4005>プロピレンオキサイド、キロ30円値上げ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1-3月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断指数(10-12月期:11.6) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 13件
4005 東証プライム
344.6
7/2 15:00
-3(%)
時価総額 570,609百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4188 東証プライム
903.7
7/2 15:00
-14.2(%)
時価総額 1,361,232百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
4189 東証プライム
2,295
7/2 15:00
-7(%)
時価総額 85,257百万円
化学素材メーカー。冷凍機油原料等の機能性材料が主力。環境配慮型エアコン向け冷凍機油原料で世界トップシェア。電子材料、基礎化学品等も。機能性材料は売上順調。化粧品原料は東南アジア等でマーケティングを積極化。 記:2024/06/09
4503 東証プライム
1,588
7/2 15:00
-0.5(%)
時価総額 2,915,333百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
5988 東証プライム
2,362
7/2 15:00
+8(%)
時価総額 89,884百万円
自動車用ばね、工業用ファスナーが主力の部品サプライヤー。1933年創業。自動車関連部品が柱。日産自動車など自動車大手などが主要取引先。配当性向100%目標。非日系の取引先などグローバル拡販活動を継続。 記:2024/06/11
6141 東証プライム
4,351
7/2 15:00
+33(%)
時価総額 548,026百万円
日系4大工作機械メーカーの一角。NC旋盤・マシニングセンタでトップ級で、高生産性旋盤に定評。グローバル展開積極化。工作機械受注に占める自動化案件比率は37%。コスト構造改善効果で、23.12期は増収増益。 記:2024/02/22
6201 東証プライム
13,715
7/2 15:00
+15(%)
時価総額 4,468,909百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1926年設立のトヨタグループの母体。フォークリフト、カーエアコン用コンプレッサーで世界トップシェア。貴金属やコバルトを使用しないアルカリ水電解式水素製造装置向けの電極を開発。 記:2024/06/04
6326 東証プライム
2,252
7/2 15:00
+3(%)
時価総額 2,702,956百万円
農業機械で世界有数。ダクタイル鉄管や水処理システム、小型建機、芝刈り機、空調機器なども展開。フランスの農作業機器メーカーBCT社をグループ化。北米の住宅やインフラ開発需要を取入れ、23.12期は利益急伸。 記:2024/03/30
6758 東証プライム
13,960
7/2 15:00
+210(%)
時価総額 17,604,705百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
7269 東証プライム
1,820
7/2 15:00
-13.5(%)
時価総額 3,575,547百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
8001 東証プライム
8,010
7/2 15:00
+147(%)
時価総額 12,694,969百万円
大手総合商社。繊維や機械、金属、エネルギー、化学、食料、住生活など、8カンパニー制で事業展開。ビッグモーターの事業を継承。今期3Q累計はエネルギーや化学品、金属が足踏みも、食料が回復、住生活が堅調だった。 記:2024/03/31
8801 東証プライム
1,482
7/2 15:00
+8(%)
時価総額 4,165,360百万円
大手不動産会社。オフィスビルや商業施設の賃貸を主力に、マンションや住宅の分譲、不動産仲介、管理、ホテルやリゾート施設の運営も行う。今期3Q累計は売上高、利益ともに過去最高を更新した。賃貸と施設営業が増加。 記:2024/04/01
9681 東証1部
1,299
4/22 15:00
+1(%)
時価総額 124,518百万円
東京ドームシティの運営会社。東京ドームやスパ、アトラクション施設の運営が主力。コスメ店の運営、不動産賃貸等も行う。21.1期はコロナ禍によるスポーツやコンサート、イベント等の中止、延期、動員制限が響いた。 記:2021/03/22