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後場に注目すべき3つのポイント~不透明感強い米政治情勢に対し国内は…

2020/10/2 12:46 FISCO
*12:46JST 後場に注目すべき3つのポイント~不透明感強い米政治情勢に対し国内は… 2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅反発、不透明感強い米政治情勢に対し国内は… ・ドル・円は小じっかり、欧米株安観測でドル買い ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位がファーストリテ<9983> ■日経平均は小幅反発、不透明感強い米政治情勢に対し国内は… 日経平均は小幅反発。34.50円高の23219.62円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えている。 1日の東京株式市場は、東京証券取引所のシステム障害により終日売買停止。その晩、米株式市場でNYダウは小幅に続伸し、35ドル高となった。ムニューシン米財務長官と民主党のペロシ下院議長による追加経済対策を巡る協議で「主要項目を巡ってまだ隔たりがある」などと伝わり、今後の行方を見極めたいとのムードが強まった。ただ、主要ハイテク株を中心に買いが入り、ナスダック総合指数は1.4%の上昇。取引再開された本日の日経平均は、米国株が2日続けて上昇した流れを引き継ぎ109円高からスタートすると、朝方には23365.58円(180.46円高)まで上昇する場面があった。ただ、その後は時間外取引のNYダウ先物がやや軟調推移していることから伸び悩む展開となった。 個別では、ソフトバンクG<9984>やZHD<4689>が2%超上昇しており、NTT<9432>、ソフトバンク<9434>、ファーストリテ<9983>も堅調。9月30日に「5G(次世代通信規格)」携帯電話サービスを発表した楽天<4755>は5%の上昇となっている。9月既存店売上高に回復の兆しが見えてきた三越伊勢丹<3099>、高島屋<8233>などの百貨店各社や、決算が好感された西松屋チェ<7545>、キユーピー<2809>は急伸。また、米ファンドの支援受け入れを正式発表したレオパレス21<8848>は東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、富士通<6702>が東証システム障害を受けて2%超下落しているほか、任天堂<7974>、ソニー<6758>、キーエンス<6861>も軟調。また、ハイアス<6192>などが東証1部下落率上位に顔を出している。 セクターでは、海運業、銀行業、不動産業などが上昇率上位。半面、医薬品、電気・ガス業、陸運業などが下落率上位だった。 取引再開された東京株式市場は米国株の上昇を受けて堅調スタートとなったが、米株価指数先物が時間外取引でやや軟調とあって伸び悩んでいる。米経済対策を巡っては、ムニューシン氏が早期合意の可能性を示唆したことなどから期待が高まる場面もあったが、やはり大統領選を前に与野党の対立ムードは強く、一筋縄ではいかないだろう。前日の当欄で述べたとおり、好悪材料が入り混じる米国株に振らされる形で、日経平均も一進一退の展開が続きそうだ。 なお、米国では今晩、9月雇用統計の発表が予定されており、その内容を見極めたいとの思惑もあるかもしれない。直近の雇用関連統計を見るとまずまず堅調な内容が期待できるだろう。ただ、市場予想も非農業部門雇用者数が+90万人弱(8月は同137.1万人)、失業率が8.2%(同8.4%)、平均時給が+4.8%(同+4.7%)と期待をかなり織り込んだものとなっている。また、市場の目線は今後の経済対策の方に向いている印象もある。 一方、国内ではNTTによるNTTドコモ<9437>完全子会社化といった事業再編の動きが出てきたことに加え、足元発表が進んでいる5-8月期決算が「想定されたほど悪くない」など、ポジティブな材料がちらほらと見られてきた。これから5-8月期決算を発表する内需系企業には、値がさで日経平均への寄与が比較的大きい銘柄も少なくなく、予想1株利益(EPS)の減額傾向に歯止めがかかるのではといった期待が持てそうだ。 また、菅新政権のもと「Go To イート」キャンペーンが始まったり、「Go To トラベル」の対象に東京発着便が加わったりと、経済振興策が相次ぎ打たれている。大統領選を控えた米政治情勢が注目されがちだが、国内政治を巡る論点についてもいくつか触れておきたい。まず、一部の市場関係者が期待を寄せている「年内の衆院解散・総選挙」だが、連立を組む公明党の選挙準備等の期間を考慮すると難しいだろう。やはり自民党の二階俊博幹事長は年内解散に考えを示している。ただ、来年7月に東京都議会議員の任期満了が控えていることから、来年4月ごろまでに衆院解散する可能性は十分にあるとみられる。 また、経済政策的には楽天の三木谷浩史会長兼社長など、産学の「菅人脈」の影響が大きくなる可能性がある。個人的には三木谷氏が代表理事を務める経済団体「新経済連盟」に注目しており、その顔触れを見てもIT・インターネットの利活用が一段と進むことが見込まれる。米政治情勢に不透明感が強いだけに、国内の政策期待が高まる業種・銘柄に投資資金が向かう構図となりやすいかもしれない。 ■ドル・円は小じっかり、欧米株安観測でドル買い 2日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。中国などの休場で薄商いのなか、午前中は小幅に値を上げた。日経平均株価は小幅高に振れたが、欧米株式先物は軟調地合いとなり、ドルはリスクオフの買いが強まった。主要通貨は対ドルで弱含み、クロス円も値を下げている。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は105円51銭から105円63銭、ユーロ・円は123円73銭から124円01銭、ユーロ・ドルは1.1713ドルから1.1754ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ひろぎんホールディングス<7337>、桜井製作所<7255>など、13銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位がファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・フォンデアライエン欧州委員長 「トルコの単独行動回避を期待。そうでなければあらゆる手段を講じる」 ・中米中国大使 「中国は友好と誠実さをもって対米関係を発展させるのに前向き」 【経済指標】 ・日・8月有効求人倍率:1.04倍(予想:1.05倍、7月:1.08倍) ・日・8月失業率:3.0%(予想:3.0%、7月:2.9%) ・日・9月マネタリーベース:前年比+14.3%(8月:+11.5%) ・豪・8月小売売上高:前月比-4.0%(予想:-4.2%、7月:+3.2%) <国内> 特になし <海外> ・休場:中国(国慶節・中秋節)、香港 《HH》
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11/22 15:30
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時価総額 839,773百万円
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4689 東証プライム
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4755 東証プライム
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国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
97
1/29 15:00
±0(%)
時価総額 3,637百万円
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6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6758 東証プライム
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時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
65,660
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-20(%)
時価総額 15,969,037百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
7255 東証スタンダード
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時価総額 2,084百万円
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時価総額 358,758百万円
中国地方最大の地方銀行「広島銀行」を中核とする持株会社。ひろぎん証券、ひろぎんリース、ひろぎんITソリューションズなども傘下に収める。1878年創業。DXを中心とした成長投資の拡大などに取り組む。 記:2024/06/29
7545 東証プライム
2,262
11/22 15:30
+136(%)
時価総額 157,410百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。低価格PB商品の開発に注力。1120店舗展開。オンラインストアは売上堅調。海外向け卸売も拡大。IT化で効率化。 記:2024/10/04
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
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時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8233 東証プライム
1,201.5
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 393,677百万円
大手百貨店。日本橋、新宿、大阪、京都などに大型店を有す。海外はシンガポール、ベトナム、タイなどで店舗展開。商業開発業や建装業、金融業等も。27.2期営業利益600億円目標。事業ポートフォリオの最適化図る。 記:2024/10/24
8848 東証プライム
542
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 178,529百万円
単身者向けアパートの開発・賃貸等を行う賃貸事業が主力。管理戸数は55万戸超。介護施設「あずみ苑」の運営等を行うシルバー事業も展開。物件メンテナンスなどに積極投資。入居率、稼働家賃単価の向上を図る。 記:2024/07/07
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
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9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
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時価総額 9,235,495百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
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時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
9983 東証プライム
49,020
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時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17